本作は、同じ「鍵と糸」のトリックを出発点に、複数の作家がそれぞれ独立した密室ミステリを描く競作アンソロジーです。舞台は現代のさまざまな生活空間で、事件の中心には鍵のかかった部屋と、そこに隠された秘密があります。各編では犯人側の事情や、密室が成立した経緯を手がかりに謎が組み立てられ、日常の謎から意外性のある展開まで幅があります。シリーズ全体としては、共通トリックを軸に、異なる筆致と構成で密室の見せ方を並べる形になっています。続編・外伝・短編の区分はなく、単巻のアンソロジーとしてまとまっています。」「short_comment":"同一トリックから生まれた5編の密室ミステリ競作アンソロジー。

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  • AI分析(あらすじ)

    - 密室トリック中心のミステリーを読みたい人 - 複数作家の短編をまとめて読みたい人 - 事件の成立条件や謎解きの構成に関心がある人

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読者レビューをもとに AI が要約した内容です。

作品の魅力

  • 同じ密室トリックを前提にしながら、作家ごとの発想でまったく違う短編に化ける構成が新鮮。
  • トリックの使い方そのものを見せ場にしていて、ミステリの仕掛けを読み比べる楽しさがある。
  • 日常寄りの話から、ひねりの効いた展開、しっとりした余韻まで幅が広い。
  • 似鳥鶏、友井羊、綾瀬まる、芦沢央、島田荘司それぞれの色がはっきり出ている。
  • 古典的な密室ネタでも、発想次第でまだ面白くできると感じさせる企画性が強い。

こんな人におすすめ

  • 密室トリックや本格ミステリの仕掛けを読み比べたい人。
  • アンソロジーの作家別の個性を楽しみたい人。
  • ひとつの縛りから生まれる発想の違いに興味がある人。
  • 重すぎない短編で、気軽にミステリを味わいたい人。
  • 友井羊、綾瀬まる、芦沢央、島田荘司の作品をまとめて試したい人。

人を選ぶポイント

  • トリック先行の企画なので、王道の謎解き快感を最優先に求めると少し変化球に感じる。
  • アンソロジーのため、作品ごとの好みが分かれやすい。
  • ルールの解釈や適用の仕方に、やや気になる部分を覚える読者もいる。
  • 既読作家がいる場合は、収録作の当たり外れを強く意識しやすい。
  • 密室や物理トリックが苦手だと、企画の面白さを拾いにくい。

テンポ・読後感

  • 短編ごとに空気が変わり、軽快なものからしんみりしたものまで振れ幅が大きい。
  • 同じお題でも展開が単調にならず、テンポよく読み進めやすい。
  • トリックの説明を起点にしつつ、物語の着地は各作家の持ち味で変化する。
  • どの話も読みやすく、アンソロジーとしてのまとまりより多彩さが前に出る。
  • 企画の面白さが先に立ち、読後は「こう来たか」という驚きが残りやすい。

キャラクターへの評価

  • 似鳥鶏はルールに沿った組み立ての安定感が目立つ。
  • 友井羊はノスタルジックさや温かさが印象に残りやすい。
  • 綾瀬まるは発想の飛び方やユニークさで目を引く。
  • 芦沢央は仄暗さや意外な落とし方が強く印象に残る。
  • 島田荘司は読み応えや本格感で締め役として存在感がある。

巻一覧

鍵のかかった部屋 5つの密室
2018年9月 ISBN 9784101801360
この巻のあらすじ

これが、トリックです。本来ネタバレ厳禁の作中トリックを先に公開してミステリを書くという難題に、超豪華作家陣が挑戦! 鍵と糸――同じトリックから誕生したのは、びっくりするほど多彩多様な作品たち。日常の謎あり、驚愕のどんでん返しあり、あたたかな感涙あり、胸を締め付ける切なさあり……。5人の犯人が鍵をかけて隠した5つの“秘密”を解き明かす、競作アンソロジー。

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