引きこもりでベースを弾くことだけが支えだった鈴谷陸が、明るく強引なボーカル・カズに「バンドのメンバーになって、俺と駆け落ちしてくれ」と誘われ、初めてできた仲間と音を合わせながら動き出す現代青春音楽小説。舞台は現代日本のバンド活動で、練習、演奏、関係づくりを重ねつつ、夏ロックフェス出場という目標へ向かう。陸はそれまで知らなかった外の世界へ踏み出し、カズの勢いに巻き込まれながら、音楽を通じて人との距離を変えていく。バンド仲間との会話や役割分担、フェスに向けた準備が物語の軸になり、一人で閉じていた日常が少しずつ外へ広がっていく。途中では、フェスを目指す一行にトラブルの予感も示される。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 音に敏感な主人公を軸に、バンドとの出会いが物語の入口になっている。
- 友情寄りの関係性が中心で、BL的な空気を含みつつも読み味は友情ものとして受け止められている。
- ストーリーへの引き込みが強く、場面ごとの高揚感や鳥肌が立つ感覚が印象に残っている。
- 登場人物それぞれの個性が立っていて、関係性の見え方まで楽しめる。
- 読みやすい文章で、試し読みから購入につながる入りやすさがある。
こんな人におすすめ
- 友情ものやバンドものが好きで、関係性の熱量を楽しみたい人。
- BL要素を匂わせつつも、あくまで友情寄りの作品を求める人。
- キャラクターの個性や掛け合いを重視して読む人。
- 物語の勢いと読みやすさを両立した作品を探している人。
人を選ぶポイント
- かなり好みが分かれそうな熱量のため、静かな作風を求めると温度差がある。
- グラスハート級の濃さを期待すると、熱さはやや控えめに感じられる。
- 展開への期待は高い一方、現時点では続き待ちの印象が残る。
- ラジオドラマや試し読み経由で入る人もいて、事前の接点があると入りやすい。
テンポ・読後感
- 文章は読みやすく、テンポよく進む印象がある。
- 物語は序盤から引き込みがあり、読後に熱が残るタイプ。
- 感情の盛り上がりがあり、鳥肌が立つような瞬間がある。
- 全体の手触りは熱めだが、過剰に重くはなく親しみやすい。
キャラクターへの評価
- 主人公の繊細さや音への過敏さが印象に残る。
- 主人公のお母さんが好意的に受け止められている。
- バンド側のメンバーはキャラがしっかりしていて覚えやすい。
- 友情としての距離感が心地よく、関係性の見せ方が魅力になっている。
- 個々の人物像が立っているため、群像的な楽しさもある。
巻一覧
音風シンドローム 鳴らせ、運命のイントロダクション
この巻のあらすじ
「バンドのメンバーになって、俺と駆け落ちしてくれ!」 引きこもりでベースを弾くことだけが支えだった僕、鈴谷陸の日常は、明るくて強引なボーカル・カズの言葉で一変した。 まるで熱風にさらわれるように、彼や初めてできたバンド仲間と奏でる音楽は、僕をまだ知らなかった新しい世界に連れていくけれど…… 夏ロックフェス出場を目指す僕らに、トラブルの予感!? 第17回角川ビーンズ小説賞〈奨励賞〉&〈読者賞〉W受賞作! 巻末にはイラストレーター・縞氏のキャラクターラフを電子書籍限定で特別収録!
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