藤森高校ラグビー部主将の原田伊織と、クラスメイトの瀬尾小春を中心にした学園恋愛作品。伊織は高校三年間の集大成として全国大会出場を目指し、日々の練習に打ち込んでいる。そんな伊織に小春が弁当を持ちかけたことから、部活動と教室の日常が重なる関係が始まる。食事を通じて近づく二人のやり取りに、小春の料理が不味い理由という事情が絡み、学校生活の中で相手を知っていく流れが物語の軸になる。舞台は現代の高校で、教室、昼休み、グラウンドといった限られた空間の導線が、そのまま人物同士の接点として機能している。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- ラグビー部主将のまっすぐさと大食漢ぶりが印象に残る。
- 天才ピアニストのヒロインとの弁当交流が、恋愛だけでなく青春の軸として機能している。
- メシマズ設定に理由があり、単なるネタで終わらない作りになっている。
- 部活、友情、恋愛、音楽を詰め込みつつも一冊でまとまっている。
- まっすぐ言葉を返す主人公と、周囲の支えで変わっていく関係性が熱い。
こんな人におすすめ
- スポ根とラブコメの両方を楽しみたい人。
- 直球で不器用な主人公が成長する話が好きな人。
- 弁当や料理をきっかけに距離が縮まる学園ものを読みたい人。
- ラグビーやピアノなど、少し珍しい題材に惹かれる人。
- 友情や部活の熱さも重視したい人。
人を選ぶポイント
- 恋愛要素は控えめで、部活パートの比重が高い。
- ヒロイン側の掘り下げはやや薄く感じやすい。
- ラグビー描写は熱量重視で、競技の細部は追いにくい。
- メシマズ描写が強めで、食べ物の扱いに引っかかる場面がある。
- 1冊完結のため、恋愛や音楽面をもっと読みたいと物足りなさが残る。
テンポ・読後感
- 序盤から弁当と部活が同時に動き、軽快に読み進めやすい。
- 中盤はすれ違いと対話を重ねる、じわじわ熱を上げる展開。
- 終盤は試合や気持ちの決着で一気に盛り上がる。
- 全体は爽やかで温かく、読後感が良い。
- まっすぐで健全、でも不器用さがにじむ青春感が強い。
キャラクターへの評価
- 伊織は愚直で正直、思ったことをはっきり言う姿が好印象。
- 小春は美少女・天才設定に加え、抱えている事情が気になる存在。
- 小春は感情移入しやすいタイプではないが、背景が見えるほど印象が変わる。
- 高峰美優はサブヒロインとして存在感があり、好意をまっすぐ出す可愛さがある。
- ラグビー部や友人たちも含めて、脇役まで魅力的に受け止められている。
巻一覧
君と一緒にごはんが食べたい
この巻のあらすじ
藤森高校ラグビー部主将の原田伊織。高校三年間の集大成として全国大会出場を目指し練習に励んでいたが、クラスメイトで藤森高校でも有名な美少女・瀬尾小春とふとした拍子に目が合うことに気がつく。母親からもゴリラと言われるような伊織と接点はなく、不思議に思っていた伊織だが、ある日小春に呼び止められる。 「あ、あのね原田くん。……わたしと一緒にお弁当……食べない?」 とまどいながらも浮かれる伊織だが、いざ小春の作ったお弁当を食べてみると――衝撃的に不味かった。だけど、小春の作る料理が不味いのにはある理由があって――? 第10回講談社ラノベ文庫新人賞<佳作>受賞作、登場!
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