『妖しいご縁がありまして』シリーズは、現代の金沢や能登を舞台に、女子高生の八重子が妖狐や神様、町に残るあやかしと関わりながら、失われた記憶と土地に結びついた縁をたどる和風ファンタジー。祖母との記憶を手がかりに始まり、記憶は個人だけでなく町や過去の因縁にもつながっていく。各巻で追う対象や舞台を少しずつ広げながら、八重子と二紫名、周囲のあやかしたちの関係を掘り下げる。祖母の記憶、町の記憶、二紫名との過去が同じ縁の延長として重なり、妖狐との出会い、神様との約束、黒幕の不明さなどを通して、土地に残る事情をたどっていく。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 能登の田舎町を舞台に、神社や妖たちが自然に溶け込む空気感がある。
- 祖母との記憶や家族のつながりをたどる展開が、懐かしさと温かさを呼ぶ。
- 記憶を取り戻す過程に、探し物や人との会話が絡んで読み進めやすい。
- 八重子が周囲に支えられながら前に進む姿に、成長物語としての手応えがある。
- ほっこりだけでなく、少しダークな影や切なさも混ざって印象に残る。
こんな人におすすめ
- 祖父母との思い出や家族の記憶をテーマにした物語が好きな人。
- 妖怪ものよりも、人情やご縁の物語を読みたい人。
- 田舎の風景や方言、地域の祭りなどの描写を楽しみたい人。
- じんわり泣ける話や、読後にあたたかさが残る作品を求める人。
- シリーズを追って、人物関係の変化や続きの気配を楽しみたい人。
人を選ぶポイント
- 妖怪ファンタジーとしては派手さより人情寄りで、刺激の強さは控えめ。
- 舞台の能登の空気感は、土地勘がないとやや伝わりにくいと感じる場合がある。
- 物語の進み方が穏やかで、展開の薄さや物足りなさを覚える読み手もいる。
- 主人公の行動が前のめりに見えて、好みが分かれる場面がある。
- 主要な関係や謎は続巻へ持ち越される部分があり、すっきり完結を求めると気になる。
テンポ・読後感
- 文章は読みやすく、比較的サクサク進。
- 事件や記憶の手がかりを追う流れで、先が気になって一気読みしやすい。
- 全体の空気はのどかで、じんわり温まる読後感が強い。
- ところどころ切なさやダークさが差し込まれ、単調になりにくい。
- ラストは余韻を残し、続きが気になる形で終わる。
キャラクターへの評価
- 八重子は、記憶を失った状態から周囲の縁に触れて変わっていく主人公として見られている。
- まっすぐで行動力がある一方、突っ走りがちで心配される面もある。
- 二紫名は一途で印象に残りやすく、最後の一言まで含めて存在感が強い。
- 狛犬姉妹や鴉天狗、神社の人々など脇役も親しみやすく、町の温度を支えている。
- 祖母や家族、友人との関係が人物像を深め、誰かを思う気持ちが軸になっている。
巻一覧
妖しいご縁がありまして お狐さまと記憶の欠片
この巻のあらすじ
「決して手を離してはいけないよ」そう言われたのにーー。失った祖母との記憶を巡り、女子高生と妖狐が金沢を舞台に贈る記憶の物語。
妖しいご縁がありまして わがまま神様とあの日の約束
この巻のあらすじ
ちょっと不思議な能登を舞台とした記憶とあやかしの物語第2弾。祖母との記憶を取り戻した八重子の次なる記憶探しはー!?
妖しいご縁がありまして 常夜の里と兄弟の絆
この巻のあらすじ
町の記憶を取り戻したものの黒幕が分からない八重子たち。平穏を取り戻した日常にまたもや事件が!?二紫名との過去に迫る第3巻!
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