現代日本の警視庁本部の地下には、怪異事件を表沙汰にせず「処理」する秘部署がある。霊視のできる青年・安田怜は、首無し幽霊の警視正や三婆ズを含む班員と組み、祓い、捜査、証拠の隠蔽まで担うことになる。麹町のボロアパート、歌舞伎町の異形殺人、永田町の異変死、上野の変屍体、都市伝説「#呼ぶ声」など、普通の警察手続きでは扱えない事件が続き、事件のたびに班の来歴や怜の過去に触れる手掛かりが差し込まれる。山岳密教の修行僧の言葉や、病に冒された少女との関わりも入り、捜査の外側にある私的な事情も重なっていく。怪異そのものを解くのではなく、現場を片づける役目を軸に、警察組織の裏側と怪異の接点が段階的に広がるシリーズ。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 警察組織の裏方として怪異を処理する設定が、ホラーとミステリーの両方を支えている。
- 拷問具や悪霊、異界の要素が強く、残虐さと不気味さが印象に残る。
- ミカヅチ班の連携や結束が巻を追うごとに深まり、チームものとしての面白さがある。
- 怜の成長と、周囲を変えていく存在感が物語の軸として強い。
- 事件だけでなく、登場人物の背景や因縁が少しずつ明かされる構成が引き込。
こんな人におすすめ
- 怪異事件を扱う警察ものやダーク寄りのラノベが好きな人。
- チームの信頼関係や群像劇を楽しみたい人。
- ホラーの不穏さに加えて、キャラ同士の絆や人情も読みたい人。
- 残虐描写やグロめの怪異表現に耐性がある人。
- シリーズを追いながら伏線や背景の変化を味わいたい人。
人を選ぶポイント
- 拷問具、腐乱死体、切断などのグロテスクな描写がかなり強い。
- 事件の仕組みや怪異の理屈が複雑で、巻によっては追いにくい。
- 終盤に向けて不穏さが増し、誰かが欠けそうな緊張感が続く。
- 怜や赤バッジ周辺の出生や運命に関わる話が進み、重めの展開が多い。
- 物語のまとまりや展開の散らかりを気にする読者もいる。
テンポ・読後感
- 事件ごとに一気に展開が動き、情報量も多くてせわしない。
- ホラーの不穏さと、チームの軽妙なやり取りが同居している。
- シリアスで緊迫感がある一方、班の結束が強まる場面は温かい。
- 先が気になる引きが強く、次巻への持ち越し感が大きい。
- 読後感は爽快というより、緊張と余韻が残るタイプ。
キャラクターへの評価
- 怜は視えるだけの未熟さから、判断して動ける存在へ変わっていく。
- 赤バッジは人間離れした存在感が増し、心配や注目を集めている。
- 広目や極意は関係性の濃さが印象的で、班の空気を支える役回りとして見られている。
- 三婆ズは手際の良さと頼もしさで高評価が目立つ。
- 新顔や候補メンバーも含め、誰が味方で誰が危ういのかを見極める楽しさがある。
巻一覧
この巻のあらすじ
彼らは、事件を解決せず救わず、 ただ「処理」する。
内藤了待望の新シリーズは、 警視庁の底に棲むやつらを描く、 前代未聞の警察×怪異の物語!
☆☆☆
ヤクザに追われ、アルバイト先も失った霊視の青年・安田怜は、 路上で眠っていたところ、サラリーマン風の男に声をかけられる。 曰く 「すこし危険な、でも条件のいい仕事を紹介しよう」 「場所は警視庁本部ーー」
警視正は首無し幽霊、同僚も捜査一課も癖の強いやつばかり。 彼らは人も怪異も救わない。仕事は、人知れず処理することーー。
桜の代紋いただく警視庁の底の底、彼らはそこにいる。
この巻のあらすじ
怖い!……でも目が離せない!!
麹町・怪死が相次ぐボロアパート 歌舞伎町・路地の異形殺人 「猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子」著者 人気沸騰の最新シリーズ
※※
人呼びの204号室に誘われるな。這入ったが最後、命は無い。
警視庁の秘された部署・異能処理班。霊視の青年・安田怜は、 麹町のアパートで祓いの依頼を受ける。 当日、住人は遺体で発見されたが警視正の指示はなぜか「なにもしないこと」。 三婆ズとともに現地を訪れた怜が出会ったモノとはーー。
事件を解かず、隠蔽せよ。 恐ろしくてやめられない、大人気警察×怪異ミステリー!
この巻のあらすじ
日常の裏側を、のぞくな
十文字の割腹自殺、 永田町・総理の異変死、 理由は隠されたままーー。
怪異を隠蔽する警察チーム、最大の危機。 いつまで、隠蔽できるだろうか
ーーー マグロ包丁の人斬り、滝に流れ着く首々。日本列島異変あり。
警視庁の秘された部署・異能処理班。 霊視の青年・安田怜の仕事は、怪異事件を隠蔽すること。 首抜けの死者からの警告を受けた彼は、 幽霊上司の折原警視正と”忌み地”の掃除に乗り出す。
さらに三ツ首の犬が議員を襲う事態が勃発。 異能処理班の面々の生い立ちが徐々に明かされる、 大人気警察×怪異ミステリー第三弾!
この巻のあらすじ
おたのみします おたのみします
異常不審火が連続発生。 手がかりは、顔の見えない遊女。 ミカヅチ班、立つ。
続々重版シリーズ最新作!
☆☆☆
顔なき女は燃やす。人を家を男を。その悪意、出処知らず。 霊視の青年・安田怜は悩んでいた。 怪異事件を隠蔽する警察・異能処理班刑事の極意を待つ過酷な運命。 それを防ぐため、夏休みを使って安田はひとりで捜査を開始する。
呪い殺されたかのような不審火が頻発するなか、 安田は隠蔽でも解決でもない第三の道へたどり着く。 チームの絆深まる警察×怪異ミステリー第四弾!
この巻のあらすじ
警視庁の仲間を守りたい。
全身穴だらけの死体が上野で発見。原因不明。 安田怜の願いに立ちふさがるは、蒼ざめた馬の騎士。
異常な事件を処理する大人気警察シリーズ第六弾!
ーーー 上野恩賜公園で通報。全身六十一ヵ所に穴が空いた変屍体あり。 霊視の青年・安田怜と病に冒された少女・真理明が紡いだ絆は、 冷徹な異能処理班を変えつつあった。 だが、彼らの雪解けと裏腹に怪異事件は加速する。
穴あき屍体に続いて発見されたのは蒸し焼き屍体。 手がかりは、蒼馬に跨る異界の騎士。 だが、この怪異には、動機が存在しなかったーー。
この巻のあらすじ
美しい声が 地獄から呼びかける。
都市伝説「#呼ぶ声」は死を招く。 死がより身近になる街で、 警察はまたひとつ決断を下す。
続々重版! 大人気ホラーミステリシリーズ!
☆☆☆ 見知らぬ着信から響く美しき声。応答すれば、生きる術なし。
警視庁の秘された部署・異能処理班に持ち込まれた怪異「呼ぶ声」。 行方不明や死を招くその声は、刑事・極意のものとよく似ていた。 同じ頃、行き倒れた山岳密教の修行僧が、怜に告げたのは思いもよらない彼の過去でーー。 怜は広目とともに過去を知るための旅に出る。
警察×怪異ミステリー第七弾、物語は急転する。
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