霊能者の家に生まれた大道寺竜憲と、幼なじみの沙弥子を中心に、霊や魔物が引き起こす異変へ対処する伝奇アクションシリーズ。舞台は飛鳥の都を含む和風の霊的世界で、陰陽の頭である父・忠利や魑魅魍魎の存在が物語を支える。基本は、封印や憑依、破魔の術をめぐる事件を追う構成で、霊感探偵倶楽部という枠組みのもと、怪異と対峙する展開が続く。全36巻の長編として、霊的事件と人物関係を軸に物語が広がる。続編・外伝・短編の情報は提示されていない。 霊や魔物を扱う事件譚が中心で、和風伝奇と探偵要素が重なるシリーズである。 霊能者の家系、幼なじみ、陰陽術、憑依、封印解除、破魔の術といった要素が物語の基礎になっている。 霊的事件を追う構成の長編伝奇アクションとしてまとまっている。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 霊や怪異、呪い、封印などのオカルト要素が前面に出ていて、毎巻ちがう事件の不気味さを楽しめる。
- 事故死や異常現象の描写が強めで、ホラー寄りの刺激を求める読者に刺さりやすい。
- 竜憲と大輔の関係性や距離感を追う楽しみが大きく、シリーズを通しての推しポイントになっている。
- 事件の解決そのものより、雰囲気やキャラの掛け合い、じれったい空気感を味わう読み方と相性がいい。
- 途中からでもキャラの印象が立ちやすく、再読で細部の解釈を楽しむ読み方にも向く。
こんな人におすすめ
- オカルト、怪談、陰陽・霊感ものが好きで、怖さと不思議さをまとめて味わいたい人。
- キャラ同士の関係性をじっくり追うのが好きで、事件解決の速さより空気感を重視する人。
- BL的なじれったさや、恋愛未満の距離感を楽しめる人。
- 長期シリーズを少しずつ読み進めるのが苦にならず、積み重ね型の作品に向く人。
- 90年代ラノベらしい文体やノリも含めて、当時の雰囲気を楽しみたい人。
人を選ぶポイント
- 1冊ごとの事件は完結しても、シリーズ全体の進展はかなりゆっくり。
- 探偵ものとしての謎解き期待は外れやすく、調査や推理の比重は高くない。
- 事件の説明や因果関係がさらっと流れることがあり、細かい理屈を求めると物足りない。
- 挿絵や文章のノリが漫画的・時代的に感じられ、今読むと古さが気になる場合がある。
- グロい死に方や気味の悪い怪異描写があるため、軽いホラーを想定すると重めに感じる。
テンポ・読後感
- 各巻は事件発生から怪異の気配が強く、導入は引きがある。
- ただし物語の本筋は大きく進まず、全体としてはじれじれした停滞感が残りやすい。
- 不気味さとユーモラスな感想が同居し、怖さ一辺倒ではない。
- キャラの感情や関係の変化が見どころで、アクションや謎解きの疾走感は控えめ。
- 長く読むほど既視感やループ感を覚える一方、続きが気になる引きは保たれる。
キャラクターへの評価
- 竜憲は美しさや不思議な強さが印象に残り、無欲さや人助け気質が目立つ。
- 大輔は感情が表に出やすく、怒りや焦りを力に変えるタイプとして受け取られている。
- 二人の関係は近いのに決定打がなく、もどかしさが強い。
- 九鬼や大神、中沢など周辺人物は、強さや不穏さ、掴みどころのなさで印象を残す。
- キャラの正体や背景が少しずつ見えてくる過程に、読者が引っかかりを感じながら追っている。
巻一覧
この巻のあらすじ
霊能者を父に持つ大道寺竜憲(だいどうじりょうけん)に、幼なじみの沙弥子からSOS。倉に棲む霊の封印を解いたのだという。しかし、駆けつけた竜憲は、飛鳥の都を恐怖に陥れた、邪悪な魔物に取り憑かれてしまった。竜憲の身体を寝床とし、血に集い肉を喰らおうと襲いかかる魑魅魍魎(ちみもうりょう)。陰陽(おんみょう)の頭(かみ)である父・忠利は、破魔の術で、霊を引き剥がそうとするのだが……。殺るか殺られるか──壮絶な戦いが始まる!!
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