本作は、千年を生きる鬼の志島弓生と戸倉聖、彼らに巻き込まれながら事件を追う三沢成樹や陰陽師一族を軸にした和風伝奇シリーズ。現代東京での怪異から始まり、鎌倉、遠野、大正期の帝都、信州、鹿島など各地へ舞台を移しつつ、怨霊、妖気、鬼女、天狗、神話上の存在が関わる災厄を扱う。鬼の力や封印、土地の結界、陰陽道の家系争いが物語の骨格となり、調査・救出・対決が積み重なる。序盤は都市部の異変と鬼たちの素性が中心だが、中盤以降は過去の因縁や一族の継承が前面に出て、終盤は本家の次期当主たちも加わって神と人の対立へ広がる。各巻ごとに土地固有の伝承や事件処理が挟まれ、個々の怪異が全体の災厄へつながっていく構成。本編28巻で一連の流れがまとまる。
構造レビュー
編集部判定 名作
短評・キャッチコピー
この項目をレビュー編集部
千年の腐れ縁で結ばれた鬼のコンビが恐るべき怪異に挑む伝奇ファンタジー
編集部
千年の歳月を生きる最強の鬼バディが、魑魅魍魎が蠢く怪奇事件をぶった斬る伝奇ファンタジー。
こんな人におすすめ
この項目をレビュー編集部
静と動、正反対の鬼バディの活躍に刮目したい人 妖怪や陰陽師がテーマのラノベを好む人 和風伝奇ファンタジーが好きな人 関西弁陽キャ男子とクールな眼鏡男子に惹かれる人
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AI分析(あらすじ)
現代怪異、陰陽師、鬼、天狗、神話由来の事件が連なる長編を追いたい人。
著者情報
この項目をレビュー編集部
霧島ケイは日本のラノベ作家。主に少女向けレーベルで活動してきた。代表作は以下。 * 「九十九字ふしぎ屋商い中」シリーズ * 「のっぺら」シリーズ * 「カラクリ荘の異人たち」シリーズ * 「空と月の王」シリーズ * 「カーマイン・レッド」シリーズ * 「琥珀のティトラ」シリーズ * 「那智&銀狼」シリーズ * 「モンスター・プロジェクト」シリーズ * 「赤い瞳のシェスタ」シリーズ * 「久麻里伝」シリーズ
イラストレーター情報
この項目をレビュー編集部
西炯子は日本の漫画家。ライトノベルの表紙・挿絵も数多く手掛ける。代表作は以下。 * 紅蓮のくちづけ 染模様恩愛御書(深山くのえ)(小学館パレット文庫スペシャル) * パラダイス・ボーイズシリーズ(西田俊也)(集英社コバルト文庫・全3巻) * 月は無邪気な夜の女王(島田理聡)(集英社コバルト文庫) * 泥棒なんてこわくない!(島田理聡)(集英社コバルト文庫) * 雪月の花嫁(樹川さとみ)(集英社コバルト文庫) * 彼女がいた夏(林瞳)(講談社X文庫ホワイトハート) * ドクターヘリ物語シリーズ(岩貞るみこ)(講談社青い鳥文庫)※にし けいこ名義 * フライトナース ハナ シリーズ(岩貞るみこ)(講談社青い鳥文庫)※にし けいこ名義 * 都会のトム&ソーヤシリーズ(はやみねかおる)(YA!ENTERTAINMENT・1巻 - 以下続刊、完全ガイド、ゲーム・ブック)※にし けいこ名義 * 富士見二丁目交響楽団シリーズ(秋月こお)(角川ルビー文庫・1巻 - 19巻)
メディアミックス状況
この項目をレビュー編集部
日本コロムビアとCYBERPHASEでドラマCD化されているが、声優は異なっている。
編集部
霜島ケイの代表作。故あって人に身を窶した鬼のコンビが、人の世の理を侵す悪鬼や妖怪を狩って回るシリーズ。和風ホラーや伝奇ファンタジーが好きなら絶対押さえてほしい。痛快なアクションも楽しめる。
作品Q&A
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読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 鬼・妖怪・陰陽師を軸にした和風伝奇で、同ジャンルの中でも読みやすく筋が通っている。
- 千年を超える鬼コンビの掛け合いや、策略めいた展開が「チェスのよう」と評される場面がある。
- 時代をまたぐ構成や、各地・各勢力が絡み合う大きな物語の広がりにワクワクする。
- シリアスな怪異譚の空気の中でも、人間味のある会話で全体は明るく感じられる。
- 挿絵が作品の雰囲気に合っている、読み進めやすい。
こんな人におすすめ
- 妖怪・陰陽師・怪異がテーマの伝奇ファンタジーが好きな人。
- 正反対の気質を持つ鬼バディの掛け合いや、長い付き合いを感じさせる関係性に惹かれる人。
- 和風の伝奇世界観や、身近に神や怪異があるような読後感を楽しみたい人。
- 個性派キャラが多く登場する群像劇や、長編シリーズをじっくり追いたい人。
- シリアスとコメディの落差、重いテーマと軽やかな空気の行き来も楽しめる人。
人を選ぶポイント
- 巻数が多く、レーベル変更や版の違いもあり、続刊の多さに踏み切れない。
- 上下編想定が中編まで続くなど、長編構成で区切りが分かりにくいと感じる声がある。
- 「鬼になる理由」など、重く考えさせられるテーマや、重い空気の章がある。
- シリアスな場面に明るいキャラが入ると、緊張感が崩れる・脱力するという感じ方をする声もある。
- 恋愛や家族、側近たちの想いなど、切ない・報われにくい感情描写で胸が痛。
テンポ・読後感
- 全体としては登場人物や会話の雰囲気で明るく読める一方、時折心に沈む言葉や重い空気が差し込。
- 雨や遠方の舞台など、重暗い章は読み進めにくいが、明るい存在が加わると一気に読みやすくなる。
- シリアスな怪異譚なのか、笑える話なのかと読者自身が揺れながら楽しむ、緩急のある作品だ。
- 男色の強いキャストやバトル要素から、ややハードボイルドな面も感じられる。
- 結界や土地の伝承など、現実の地名や怪談文化と重なる読み味で、身近に怪異がある気分になる。
キャラクターへの評価
- 関西弁で人懐っこい聖は、能天気さと人間好きの良さが紙一重で、重い空気を一変させる存在だ。
- クールで策略家タイプの弓生は、落ち着いた判断や長年の付き合いが伝わる反応が好評。
- 佐穂子は猪突猛進で自分に正直、聖への想いを認めつつもかっこいいと評される。
- 不器用だが誠実な千春と、感情豊かな佐穂子の対比が面白い、兄弟や側近の温度差も楽しめる。
- 三吾の悩みや決意、側近・昆など周囲の心配や切なさも、人間関係の厚みとして印象に残る。
巻一覧
この巻のあらすじ
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「こうみえても、オレは1000年も生きとるんや」と言う、戸倉聖と名乗るその男が現れてから、三沢成樹の周囲で次々と奇怪な事件が起き始める。時空を超えて現代に生きる「鬼」を描く怪奇幻想ワールドの傑作!!
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志島弓生と戸倉聖は、千年も生き続けている現代の鬼だ。それだけに2人には、さまざまな能力が備わっている。邪悪な怨霊を鎮めるのが、彼らの仕事だ。今回の仕事は、鎌倉が舞台。先行した霊鎮めの者が2人も殺された。
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2月。東京に深紅の雪が降った。赤い雪雨は過去に10回記録があると言われ、雪国では赤い雪が降ると雪女が現れるという伝説があり、妖魔の目覚めを意味する。そんな時、三沢成樹は、自分の内にいる四性の鬼の力が次第にコントロールできなくなりつつあった。
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この巻のあらすじ
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東京には、2月の紅雪が警告した妖気の影響が、次第に現れ始めていた。通り魔的な殺人事件や事故が続き、加えて局地的に生じる地震は、東京の竜脈(大地に流れる生気)に狂いが生じつつあることを示していた。
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この巻のあらすじ
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かつて、1000年の昔。弓生が師とも神とも崇めた安倍晴明を殺した蘆屋道満。九天地会の知徳こそ、道満が甦った姿だった。それと気づいた弓生だが、道満への怨みと「二度と怨鬼にはならぬ」という晴明との約束の板挟みで悩み続ける。
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この巻のあらすじ
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東京を守護していた風水が破られ、遂に、平将門の怨霊が復活した!! 苛烈な破壊活動を行う将門。一方、聖は単身蘆屋道満に戦いを挑むが、将門の怨霊を宿す良門によって倒されてしまう。果たして聖は死んだのか!?
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道満によって殺されたと思われた聖が生きていた!! しかし、それは術によって肉体が凍結され、魂が分離した状態であるという。怨鬼と化した弓生は、復讐のため道満の本拠を衝く。壮絶な戦いが開始されるが!?
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神島桐子の力によって死の淵から甦った聖は弓生、成樹と協力して蘆屋道満を滅すべく奥多摩山中へと向かう。一方、平将門を調伏するのは、陰陽道本家の当主達。本シリーズの登場人物たちが総登場のクライマックス!!
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話は、平安時代に遡る。大江山で鬼を率いる酒呑童子(聖)は、ある夜、都で盗みに入る家を物色している時、安倍晴明に出会う。晴明は、彼を「鬼同丸」と呼び、彼が不死の運命をもつ鬼であることを告げるのだが……。
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大正15年、冬。幼い少女ばかりを殺害する妖怪が帝都に出現した。弓生と聖は、神島の当主継承を目前にした神島桐子と共に事件の対処にあたるが…。天才術師と謳われた神島桐子の波乱に富んだ若き日の姿を描く感動物語。
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関東大震災直後の帝都東京。政府は帝都復興院を創設したが、わずか3か月で廃止。その裏には、とてつもない陰謀が…!?1000年もの時を生きた鬼…弓生と聖を供に、陰陽師家の当主たらんとする若き神島桐子が大活躍!!
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東北の民話の里遠野で異変発生!野坂三吾の実家・御景家の陰陽師4人が、地元の陰陽師を殺して行方を断った。異様さを感じた三吾は遠野へ飛ぶ。続いて千年鬼志島弓生も後を追うが…。大人気シリーズ、新構想で再開!
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遠野での殺人事件に、三吾と弓生は現地へ飛んだ。しかしそこは謎だらけの土地。弓生は三吾を助けるために傷を負う。だが、その傷によって、弓生は見知らぬ異界へと誘い込まれる。そして、そここそが「マヨイガ」。
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遠野殺人事件は、実行者である御景家の術者4名が何者かによって操られていたもよう。それは一体誰なのか。千年鬼弓生と聖が戦いを挑む。だが、その裏には凶星の存在があり問題は更に大きく、複雑な様相を呈して…!
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時は平安。人の影を喰らい、食われた人間は3日もたたずに死ぬという「影喰らい」が世を騒がせていた。安倍家の使役鬼、鬼同丸と雷電は、影喰らい退治に乗り出すが、その正体は、いったい何者か?意外な事実が…!?
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国土安定の願いを込めて、古の人々が建立した各地の寺社。それらの中の諏訪大社と鹿島神宮が何者かの策略によって骨抜きにされようとしている。2人の鬼、弓生と聖は、その新たなる敵に挑戦。戦いが再び始まる!!
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鹿島神宮、諏訪大社と、たて続けに起こった異変に、佐穂子は諏訪に乗り込んだ。が、佐穂子の周りには、不思議がいっぱい!!いったい何が善で、何が悪か。千年も生き続けた鬼、弓生と聖の活躍が、再び開始される!!
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信州・鬼無里の鬼女が目覚める…。凶星を巡る天狗との戦いの中で、ついに場は信州へと移った。信州へ乗り込む2人の鬼、弓生と聖は、そこで奇妙な一族《柵》を知る。天狗、鬼、柵一族。三つ巴の戦いが、ついに開始!
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信州・鬼無里に鬼女が出現。担当陰陽師である秋川佐穂子が現地に飛んだが、そこには鬼女を守る柵一族がいた。現代に生きる天狗も介入。混乱を極める。歴史の闇の中、もつれた糸が、ほぐれだしたかに見えたが…!?
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凶星出現の危機が刻々と迫るなか、暗躍する天狗はついに「本家」の主家たる神島への攻撃を開始。1000年もの長い年月、神島本家の使役鬼であった弓生と聖は迎え討とうとするが…。大人気の伝奇シリーズ、新章突入!!
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中央に乞われ、鹿島神宮に赴いた弓生と聖はそこで起こった怪異を目の当たりにする。そしてついに、かつて抹殺された神が人々の前に姿を現わした!怨念こもる茨城の地で、2人の鬼を待ちうけていた過酷な運命とは…?
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夜刀の神に取り憑かれ、人を殺してしまった聖。ついに人間から追われる身となった聖と弓生に、果たして活路はあるのか。そして、すべての鍵を握る柿色の衣をまとう鬼の正体とは?いよいよ佳境に入る人気シリーズ。
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物の怪に取りつかれていたとは言え、人1人殺してしまった鬼の1匹、聖。追及の手は厳しく、2匹の鬼、弓生と聖を次第に追いつめてゆく。聖を愛する佐穂子は、彼等を助けるべく動き出すが…。好評シリーズ第23弾!
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天狗の仕掛けにはまり、魔都と化した新宿に迷い込んだ成樹。彼を救い出そうと、聖と弓生の2人の鬼が動き出す。身の内に宿る四天鬼を操る成樹。すさまじいバトルの中、新宿はいったい…!?好評シリーズ第24弾!!
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地上に破滅をもたらす凶星との戦いを目前にして、鬼つかいの神島家当主、隆仁の最後の命令が降った。死の床にあって、隆仁がとった決断とは!?鬼つかいの死は果たして人々に何をもたらすのか?いよいよ最終決戦!!
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凶星との戦いが、思いもかけず神との戦いへと発展。それに臨むべく結束した陰陽師「本家」の次期当主達と2人の鬼。1000年の時を生き抜いた2人の鬼を中心とした彼らに、果たして、勝算はあるのか!遂に決戦の時、迫る。
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災厄の源、凶星の出現は、2人の鬼と陰陽師「本家」の若き次期当主たちの結束を強めた。凶星を利用する天狗との戦いは、やがて日本各地に広がり、悪神との戦いに発展。それは、世に混乱と破滅を招くかに見えたが…!
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弓生と聖は天狗によって囚われてしまう。四天鬼を使って二人を救出しようと試みる成樹。だが天津甕星の出現は、刻々とせまっていた…。それぞれの決意を胸に、戦いの場に臨む『本家』の次期当主たち。星神を封じるべく、果たして二人の鬼たちは、神剣を鹿島へ運ぶことができるのか。そして、神と人間との壮絶な戦いの結末は…!? 11年に及ぶロングシリーズ、ついに感動のフィナーレ。
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