不思議絵師 蓮十
判定なし
基本情報
- 著者
- かたやま和華
- イラスト
- —
- レーベル
- メディアワークス文庫
- 刊行年
- 2012-2013
- 巻数
- 2巻
- アニメ化
- —
- 読み放題状況
- Kindle Unlimited: 1巻まで
文化文政期の江戸を舞台に、描いたものへ命を吹き込む力を持つ駆け出しの浮世絵師・石蕗蓮十が、町で起こる不思議な事件に関わる物語。蓮十の秘密を知る者はごくわずかで、地本問屋の娘・小夜や悪友の歌川国芳がそばにいる。浮世絵師の仕事や江戸の町の風俗の中に、絵と怪異が入り込む構成で、各話ごとに異なる騒動が展開される。蓮十の筆の力を起点に、町の出来事と人間関係が結びついていく。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 描いた絵が動き出すという発想が強く、江戸の浮世絵や戯画を題材にした見せ場が印象に残る。
- 兎・蛙・亀や猫又など、絵から飛び出すキャラクターが愛嬌たっぷりで、掛け合いが楽しい。
- 江戸の町並みや人情を背景にした短編連作として、気軽さと雰囲気の良さが両立している。
- 蓮十の絵師としての成長や、周囲に支えられていく流れが読みどころになっている。
- 小夜や国芳とのやり取りが作品の温度を上げ、ほっこり感と微笑ましさを支えている。
こんな人におすすめ
- 江戸もの、浮世絵、絵師を題材にした物語が好きな人。
- 事件の重さよりも、キャラ同士の掛け合いや雰囲気を楽しみたい人。
- ライトノベル寄りの時代物から入りたい人。
- かわいい動物キャラや、少し甘めの恋愛要素がある作品を読みたい人。
- さらっと読める短編連作を求めている人。
人を選ぶポイント
- 事件や人間関係には思ったより重さがあり、軽い時代劇を期待すると印象がずれる。
- 蓮十の過去や恋愛のもどかしさが繰り返し描かれ、展開の進み方がゆっくりに感じられる。
- 小夜のキャラクターや会話のノリは好みが分かれやすい。
- 文章や言葉遣い、時代感の混ざり方が気になる人もいる。
- 2巻以降は基本の型が見えてくるため、強い変化を求めると物足りない。
テンポ・読後感
- さらりと読める軽快さがありつつ、話の芯にはしんみりした影がある。
- ほっこり、微笑ましい、やきもきする空気が同居している。
- 短編ごとに事件がまとまり、テンポは読みやすい。
- 絵が動く場面や動物キャラの会話で、にぎやかさが出る。
- 恋愛面はじれったく、全体としては穏やかな進行。
キャラクターへの評価
- 蓮十は優しくて不器用、鈍感で野暮天な面が目立つが、絵師としての腕と誠実さは好意的に受け取られている。
- 小夜はやきもちや距離感の近さが印象的で、物語の甘さと賑やかさを担っている。
- 国芳は破天荒さや猫好きな面が魅力で、場を動かす存在として好まれている。
- 兎・蛙・亀や猫又は、かわいさとおしゃべりの楽しさで強く印象に残る。
- 蓮十の過去は気になる要素として繰り返し挙がり、人物像に奥行きを与えている。
巻一覧
不思議絵師 蓮十 江戸異聞譚
この巻のあらすじ
時は文化文政期の江戸。幕末なんてどこ吹く風の太平楽な町の片隅に、駆け出しの浮世絵師がひとり。女性と見紛うばかりの美貌に、優れた才を持つ。名は石蕗蓮十という。 蓮十の筆には不思議な力が宿っている。描くものに命が吹き込まれるのだ。でも、それは内緒。知っているのはごくわずか。 蓮十の周りはいつも賑やかだ。蓮十の世話を焼きたがる地本問屋のお嬢さん小夜に、悪友の歌川国芳。彼らとともに蓮十は、今日もふしぎな筆の力で町で起こる事件を解決することになり?
不思議絵師 蓮十 <ニ> 江戸異聞譚
この巻のあらすじ
今日も花のお江戸には不思議な事件があふれている。描くものに命を吹き込む不思議絵師、蓮十の周りではおかしな事ばかり。 蓮十にいつもやきもきの地本問屋のお嬢さん小夜。いなせで破天荒な悪友の歌川国芳。二人も加わり、江戸の町をいったりきたり。 十軒店の雛市で、鼠除けの絵から猫股が抜けだしたって? そりゃ大変だ! 実は蓮十が描いた絵で。放っておけないとばかりに、蓮十と国芳は猫股をふん捕まえようといさむのだが?
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