亡者の街『東凶』を舞台に、死者を地獄へ引き渡す荒事屋のミソギと、死者を狩る聖職者のアッシュが動くダークアクションです。二人は互いに相容れない立場を持ちながら、「魂」に効く薬の捜索や、街に持ち込まれた危険な亡霊兵器を追っていきます。地獄の閻魔、聖なる銃、死者と聖職者の対立が同じ空間に置かれ、事件のたびに東凶の内側にある異常な秩序が見えていく構成です。中心はこの二人の行動ですが、舞台の死者社会と宗教側の役割が重なり、街全体を巻き込む騒動へ広がっていきます。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 死者があふれる都市を舞台にした、地獄感と末世感の強い世界観が刺さる。
- 亡者専門の荒事屋と聖職者の凸凹バディが、口ゲンカしつつ戦闘では噛み合う。
- 銃火器、変形する義肢、趣味全開の武器など、外連味のあるアクションが派手。
- B級映画っぽい勢いと厨二感を、軽快な文体で押し切る読み味が楽しい。
- 東凶や罪宿などの当て字・地名のセンスや、言葉遊びのノリが印象に残る。
こんな人におすすめ
- バディアクションやガンアクションを最優先で楽しみたい人。
- 厨二感、B級感、やりすぎ気味の派手さが好きな人。
- 犬猿の仲から信頼関係が育つ関係性を追いたい人。
- シリアスな世界観でも、勢いとノリの良さを重視する人。
- 続刊前提のシリーズものを気長に追える人。
人を選ぶポイント
- 物語は戦闘と騒動の連続で、静かな会話劇や緻密な心理劇を求めると合わない。
- ノリや当て字、厨二的な言い回しが強く、好みが分かれやすい。
- 中盤以降に詰め込み感や失速感を覚える読み手もいる。
- 単巻でまとまりはあるが、続きが前提の余韻が強く、完結感だけを求めると物足りない。
- 世界観や設定の勢いが先行するため、細部の整合性より熱量重視の作風。
テンポ・読後感
- 冒頭から終盤までドンパチが途切れず、全体のテンポはかなり速い。
- 口調は軽妙で、シリアスな設定でも読後感は意外と爽快。
- 血煙や硝煙の濃いカオスな空気の中に、妙なユーモアが混ざる。
- ぶつかり合いながら進むバディの掛け合いが、作品の勢いをそのまま牽引する。
- 物量で押すタイプだが、だらだら長引かせず適度なボリュームで収めている。
キャラクターへの評価
- ミソギは粗野でチンピラっぽいのに、根は真っ直ぐで頼れる。
- アッシュは歪みや危うさを抱えつつ、戦闘では非常に有能で相棒として映える。
- 二人は仲良しというより、罵り合いながら背中を預ける関係として魅力が強い。
- フィリスは振り回されつつも存在感が増していき、見守り役としても印象的。
- 敵側も単純な悪役ではなく、それぞれの目的やエゴが立っていて厚みがある。
巻一覧
この巻のあらすじ
イカしたDJが今回のお話を大紹介ダ! ミソギ、死者。嫌いなものは聖職者。犯罪亡者をぶっ飛ばし、地獄の閻魔に引き渡す荒事屋にして……シスコン(妹)! アッシュ、聖職者。嫌いなものは死者。聖なる銃をぶっ放し、死者を殺しまくる某機関の最終兵器にして……シスコン(姉)!! こんなチョイとオカしな二人が、何の因果か亡者の街『東凶』で、「魂」に効くヤバーいおくすりを大捜索! 聖職者嫌いの死者と死者嫌いの神父が!? ハッ、まったく上手くいく気がしてこないね! しっかーし! 困ったことにこいつら実力は折り紙付き。おいおい頼むから『東凶』を壊滅させちまったりすんなよ!? 電撃小説大賞《大賞》受賞作家・九岡望が贈る、ダークヒーロー・アクション!
この巻のあらすじ
みなさーん! 今日も元気に死んでますかー!? 亡者の街『東凶』より、DJフルソマがお送りいたします。 さて相変わらず悪人亡者を狩りまくる『死神』ミソギですが、なんと彼の前に 『本物の死神』が現れたというじゃありませんか。しかも超美人。いいなぁ! 更に『人喰い鴉』のアッシュが、なんでも食べちゃう最悪の『亡霊兵器』を追いかけてきたというから、この街はまたかなり物騒なことになりそうです。 ……というかこれ、東凶壊滅のフラグビンビンでは? じゃ、じゃあDJはお先に逃げるので、みなさん代わりに世界の終わりを見届けてくださいね! グッバイ!! ……え? 逃げ場、無いの!?
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