水神の加護を受けた王国エンフィールを舞台に、日銭暮らしの元騎士アルトと、右目に特別な力ウイッチクラフトを宿す少女ロザリンが行動をともにする物語。生き別れの母を探して王都へ来たロザリンを起点に、護衛、商業ギルドの依頼、貴族派と王族派の対立、暗殺事件、祭礼の騒動へと関わりが広がっていく。騎士団、商会、闇医者、異界ガーデン、女学園など舞台を変えながら、王都の表と裏の事情が積み重なっていく。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 正統派寄りのファンタジーとして読みやすい。
- 文章が達者で、字面のきれいさを評価する声がある。
- 旅や依頼を軸にした人情味のある流れが入りやすい。
- 戦闘や終盤の盛り上がりを楽しめる。
- アルトやロザリン、シリウス、ラヴィアンローズなどキャラの印象が強い。
こんな人におすすめ
- 王道ファンタジーを素直に楽しみたい人。
- キャラ同士の掛け合いや人情寄りの展開が好きな人。
- 文章の読みやすさや雰囲気重視で選ぶ人。
- 先の展開を見ながらシリーズを追いたい人。
- 多少の粗さより勢いや魅力を重視する人。
人を選ぶポイント
- 序盤は説明や顔見せが中心で、本筋の進みが遅く感じやすい。
- 設定の出し方やテンポに粗さがあり、読みにくさが出る場面がある。
- ヒロインや一部キャラの存在感が弱いと感じる読者がいる。
- 悪役や対立構図が単純に見えて物足りないことがある。
- 既視感の強さを気にする読者には引っかかりやすい。
テンポ・読後感
- 序盤はややもたつき、後半でペースが上がる構成。
- 章ごとの緩急があり、戦闘や終盤で勢いが出る。
- 全体はしっとりした人情味とファンタジー感が同居する。
- 作品の空気は落ち着きつつ、要所で熱さが入る。
- すっきり読める一方、厚みのわりに導入が長めに感じられる。
キャラクターへの評価
- アルトは普段は頼りなさがあるが、決める場面で格好よさが出る。
- ロザリンは感情の強さや心意気が印象に残る。
- ラヴィアンローズは濃いキャラとして目を引くが、好みが分かれやすい。
- シリウスは味のある存在として評価されている。
- 薔薇子やカトレアなど、脇役の印象が作品の楽しさを支えている。
巻一覧
この巻のあらすじ
水神の加護に抱かれた水と大河の国エンフィール王国。
その王都に暮らす青年アルトが、かつて騎士として戦場を駆けていたのも今は昔、
現在はその日暮らしの風来坊。
金なし地位なし甲斐性なし、仲間内からは野良犬騎士と呼ばれていた。
そんなある日、アルトがスラム街で誘拐されかけた少女ロザリンを助ける。
少女は右目に“ウイッチクラフト”と呼ばれる特別な力を宿し、
「小さな魔女」と呼ばれていた。
彼女は生き別れとなった母親を探す為に王都へやってきたのだった―――。
麻倉 英理也(アサクラエリヤ):茨城県在住。本作にてデビュー。
西出 ケンゴロー(ニシデケンゴロー):漫画家兼イラストレーター。ラノベや漫画など幅広く活躍中。
現在、漫画『ウメハラ FIGHTING GAMERS! 』連載中。
この巻のあらすじ
奇妙な共同生活を始めた野良犬騎士アルトと小さな魔女ロザリン。
大人と子供とはいえ二人が同じ部屋で暮らすのには問題がある。
かざはな亭の風紀を守る為、
またはカトレアの嫉妬心をこれ以上募らせないため、
アルトは新たな住まいとロリコン疑惑からの脱却を求めて、
能天気通りの顔役で冒険者ギルドの頭取を頼ることにした。
しかし、これが不運にもアルトの今後を左右する
厄の種となってしまうのだった。
新しい住居を提供する条件として、
アルトは頭取からある頼み事を依頼されるのだが―――。
麻倉 英理也(アサクラエリヤ):茨城県在住。本作にてデビュー。
西出 ケンゴロー(ニシデケンゴロー):漫画家兼イラストレーター。ラノベや漫画など幅広く活躍中。
現在、漫画『ウメハラ FIGHTING GAMERS! 』連載中。
この巻のあらすじ
野望の少女フランチェスカ=フランシール。
貴族派の筆頭として王族派と対立する影の実力者が、
その野望と野心を剥き出しにする時がやってきた。
太陽祭を一ヶ月後に控え、賑やかさを増す王都の裏側で
ひっそりと謀略が侵食していく。
強力な魔術兵装『久遠院』を使用して、水晶宮を破壊し
国家神である水神リューリカが眠る寝所へ
足を踏み入れようと企むフランチェスカ。
しかし、それを阻止せんとエンフィール王国騎士団最強にして
美しき戦乙女、英雄シリウス=M=アーレンが立ち上がるのだった。
麻倉 英理也(アサクラエリヤ):茨城県在住。本作にてデビュー。
西出 ケンゴロー(ニシデケンゴロー):漫画家兼イラストレーター。ラノベや漫画など幅広く活躍中。
現在、漫画『ウメハラ FIGHTING GAMERS! 』連載中。
この巻のあらすじ
フランチェスカとの対立を終えたアルトのもとに、北街の情報屋ルン=シュオンが訪れる。毎年西街で行われる商業ギルド主催のオークションの責任者が、短期間で次々に殺害されているのだという。事前には必ず犯行声明文が出されており、そこに書かれている名前は「暗殺者ハウンド」--王都で知らない者はいない伝説の暗殺者だった。そこでルンはアルトに、オークションの次の責任者になったラサラ商会の社長、ラサラ=ハーウェイの護衛を持ちかけてくる。天楼への借金のこともあり、とりあえず話だけでも聞くことにしたアルトだったがーー「どの程度役に立つかはわかりませんけど、貴方にボクを守るという栄誉を与えます」ラサラはかなりクセの強い性格の少女だった。
この巻のあらすじ
炎神の呪いが解けたミューレリアは意識を取り戻したが、
炎神の焔の影響で、記憶を失ってしまっていた。
友人を救いたいラサラは、
体に埋め込まれた結晶を取り除けないかと縋るのだが、
現代の技術では不可能だと、医者から告げられてしまう。
しかし同時に、不可能を可能にする闇医者の存在を教えてもらう。
早速その闇医者に会いに行こうとするアルトたちの前に立ちはだかったのは、
一連の事件の黒幕、ボルドだった。
婚約者としてミューレリアの身柄を押さえようとするボルドに対抗し、
ラサラはオークションの準備と称して、
敵陣であるクロフォード家への逗留を申し出るのだった――。
麻倉 英理也(アサクラエリヤ):茨城県在住。本作にてデビュー。
西出 ケンゴロー(ニシデケンゴロー):漫画家兼イラストレーター。ラノベや漫画など幅広く活躍中。
現在、漫画『ウメハラ FIGHTING GAMERS! 』連載中。
この巻のあらすじ
ついに開幕する太陽祭。盛り上がる王都の人々とは裏腹に、手に入れた大金を借金の返済で失ったアルトは気晴らしにロザリンと出掛ける。太陽祭にはしゃぐロザリンにつられ、アルトの気分も晴れてきた。だが、フレアと名乗る騎士の少女が現れ、アルトに対して敵意ムキ出し。更には防毒マスクで顔を隠した奇妙な騎士ワイズマンも現れ、アルト達は理由もわからず騎士団総団長ゲオルグに水晶宮へ出頭するよう要請される。王都の北街では、天楼がひた隠しにしていた牙を突き立てようと画策していた。狙いは王国を守護する水神リューリカが座する寝所。天楼のシドは自らが抱く野望と復讐を果たす為、自らと同胞の血でリュリオン湖を赤く染める。対するのは王国の絶対たる守護者・エンフィール十二騎士団の団長達。誰も知らない王都の裏側で、アルトとロザリンは騎士団と共に天楼との決戦に挑むことになるのだったーーーーー。
この巻のあらすじ
目覚めるとアルトは少女に、ロザリンは大人の体になっていた。どうすれば良いのか頭を悩ます二人の前に現れたのは、ガーデンと呼ばれる場所からやってきたクルルギと名乗る戦闘メイド。彼女に導かれ愛の女神マドエルが作り出した異界の国家ガーデンを訪れた二人に、元の姿に戻る方法として課せられたのは、外敵因子と呼ばれる存在を見つけ出し排除すること。断ることも出来ない状況でアルトは仕方なく、女学生としてアルストロメリア女学園に編入することになってしまった。女学園と聞けば男子なら鼻の下を伸ばしたくなるが、残念ながら、そこは癖と腕っぷしが強い生徒ばかりだった。
この巻のあらすじ
「戦う乙女達の庭園」という呼び名に偽りはなかった。生徒会役員の一人、アントワネットの凶行を退けたのも束の間、今度は風紀委員を名乗る連中がアルトとテイタニアの前に現れた。学園の治安を守る名目で一戦交えると思っていたが、風紀委員長のニィナは生徒会長のウツロと対立する立場で、彼女をその座から引きずり下ろす為に囚われたアントワネットの対話を、悪事を暴いたアルト達に対する筋道を通す為に現れたのだ。学園内の権力闘争には興味は無いが、ウツロには外敵因子と関わりの疑惑があり、何よりも負けっ放しなのは癪に障るので、とある条件をつけたのだがーーーー。
この巻のあらすじ
魔剣レイナ=ネクロノムスとの死闘を越え乙女の花園での戦いは最終局面を迎える。生徒会長ウツロの一撃により外部からラス共和国の騎士達の侵入を許してしまい、ガーデン内の空気は一気にきな臭くなり始めていた。激怒したクルルギが釘を刺しに行くが、風変わりで強気な騎士隊長アフロディーテは引かず、ガーデンと騎士隊はいつ衝突してもおかしくない状況下に置かれていた。一方、学園内にも不穏な気配が忍び寄る。共和国の騎士達の乱入に危機感を覚えたアカシャとハイネスは、自らの目的を果たす為にウツロの襲撃を決意、それを阻もうとするオルフェウスと激突する。
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