『屍』シリーズは、屍体に強い執着を持つ樺根鏡一郎と、転校生の灰中圭を中心に進む物語で、病院経営者の家に生まれた鏡一郎が、圭から漂う死の気配をきっかけに周囲の異変へ近づいていく。舞台は現代の高校とその周辺だが、そこへ物質界のエクソシストや人類総ゾンビー化計画といった要素が入り込み、日常の会話や学校行事の裏で対立が進む。人物の正体探りと退魔の衝突が軸になり、学校内の小さな違和感が、世界の扱いをめぐる争点へつながっていく。全2巻で、導入の謎から組織的な対立へ輪郭が広がる。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 死体愛好という強烈な設定を、ゾンビや死霊の知識と組み合わせて押し切る発想が目を引く。
- 破天荒な題材でも土台の作り込みがあり、オカルトや神話ネタが作品の芯を支えている。
- 変態性とラブコメ、ホラー、コメディが同居する独特の空気が刺さる。
- ぶっ飛んだ主人公や狂気寄りのキャラ配置が、普通のラノベと違う読後感を生。
- 挿絵やキャラ造形の印象が強く、ビジュアル込みで楽しめる。
こんな人におすすめ
- ゾンビもの、アンデッドもの、クトゥルフ系の雰囲気が好きな人。
- 変態主人公や常識外れのラブコメを受け入れられる人。
- ホラー寄りの素材を軽妙に読めるラノベを探している人。
- 多少の粗さよりも、設定の勢いとキャラの濃さを楽しみたい人。
人を選ぶポイント
- ルビの多さや振り方が読みにくさにつながる。
- 物語が進むほど、最初の尖った変態性やおかしさが薄まると感じやすい。
- バトルはあっさりめで、派手さや緊張感を求めると物足りない。
- ハーレム寄りや一般的なラノベ展開に寄ると、期待とのズレが出やすい。
- キャラの掘り下げや活躍の配分に、弱さを感じる場面がある。
テンポ・読後感
- 序盤から設定の異様さで引き込むが、展開自体は手堅くまとまっている。
- 読みやすさはある一方で、勢い任せの破天荒さを期待するとやや抑えめ。
- ホラーの不穏さより、変態性と軽妙さが前に出る。
- 物語のテンポは比較的スムーズだが、山場の盛り上がりは控えめ。
- 独特の世界観を楽しむタイプで、じわじわ面白さが乗る。
キャラクターへの評価
- 主人公は常軌を逸した死体愛好家で、共感しにくいが印象は強い。
- ぶっ飛んだ言動が魅力で、変態性を貫くほどキャラとして立つ。
- ヒロインや家族側は設定の面白さがある一方、性格や存在感はやや弱めに見られる。
- 双子や神父、エクソシストなど脇役は濃く、場をかき回す役割が大きい。
- キャラ同士の対立や関係性は面白いが、活躍の配分には物足りなさが残る。
巻一覧
この巻のあらすじ
樺根鏡一郎。別名屍狂一郎。 総合病院を経営する理事長の三男坊であり成績も優秀、容姿もそこそこ。一見すると女性にとってオイシイ男のはずなのだが、自他ともに認める屍体好きというド変態。 そんな彼が通う高校に、美少女の灰中圭が転校してきた。たとえ美女であっても生者にはまったく興味のない彼が、なぜか彼女から甘く芳しき死臭を感じ取ってしまう。彼女はいったい何者なのか? 俄然興味がわいた鏡一郞は、彼女の調査に乗り出すが……。
この巻のあらすじ
すべての世界を救うために「人類総ゾンビー化計画」を推し進める屍狂一郎こと樺根鏡一郎は、その計画を阻止すべく立ち向かってくる物質界のエクソシストたちをことごとく討ち倒していた。 そして鏡一郎たちは束の間の平和を味わうべく都内公立高校に転入するが、エクソシストによる新たな抹殺計画として学園祭を間近に控えた学校に最凶の刺客が差し向けられる。不敵に笑う白ゴス美少女の正体は!?
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