石炭資源を軸に産業が発達した別世界の日本皇国で、石油や原子力が十分に使われないまま文明が停滞し、妖が残る東亰府を舞台にした和風伝奇シリーズ。神の姫巫女・香具夜は都が血に染まって崩壊する神託を受け、その理由を探る中で下町のなんでも屋・久坂草平と相棒の妖狐・六本木に出会う。草平は護衛兼案内役として都の異変を追い、背後で進む計画へ近づいていく。物語は都市の中枢と下町、神託、妖退治、神話の遺物、水害の予兆をつなぎ、草平の変化を経て都の危機と探索の範囲を広げていく。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 昭和の空気を残した架空東京と、妖がいる和風ファンタジーの組み合わせが印象に残る。
- スチームパンクや大正ロマン寄りの薄暗い世界観、荒廃した街の雰囲気が好まれている。
- ボーイミーツガールの軸と、キャラクター同士の掛け合いが読みやすさにつながっている。
- 藤ちょこさんのイラストへの満足度が高く、ビジュアル面も大きな魅力になっている。
- 1冊でまとまる構成や、最後まで一気に読めるテンポの良さが評価されている。
こんな人におすすめ
- 昭和レトロや大正ロマン風の和風ファンタジーが好きな人。
- 妖や半妖、巫女などの要素がある物語を読みたい人。
- キャラ重視で、軽快に読めるボーイミーツガールものを探している人。
- イラスト込みで作品世界を楽しみたい人。
- 長編よりも、まずは1冊で雰囲気を味わいたい人。
人を選ぶポイント
- 物語の進み方はあっさりめで、じっくりした掘り下げを求めると物足りない。
- 中盤までのドラマやバトルは控えめで、派手な盛り上がりを期待すると弱く感じる。
- 終盤は展開が急に感じられ、情報量の多さに追いつきにくい。
- 世界観の設定が多く、好みが分かれやすい。
- 1冊完結のため、もっと続きや余韻がほしいと感じる読者もいる。
テンポ・読後感
- 全体はテンポよく進み、最後まで一気に読める軽快さがある。
- 雰囲気は薄暗く、少し息苦しさのある荒廃した東京像が印象的。
- 展開は比較的あっさりしていて、重厚さより読みやすさが前に出る。
- 後半は駆け足気味で、終盤に向けて急加速する印象がある。
- 王道感はあるが、設定の独自性で個性を出している。
キャラクターへの評価
- 主人公とヒロインの組み合わせが見やすく、関係性を楽しみやすい。
- 六本木や香具夜など、見た目や役割が立ったキャラが印象に残る。
- 好感の持てる人物が多く、安心して読める空気がある。
- キャラの魅力は強いが、ドラマの厚みはもう少し欲しいと受け止められている。
- 続編を期待したくなる余地のある人物配置になっている。
巻一覧
この巻のあらすじ
日本皇国首都・東亰府――昭和89年夏。 石炭資源によって発生した産業革命は瞬く間に世界中に広がったものの、石油燃料の効果的な活用も原子力開発も出来なかった、まったく別の世界。石炭資源の枯渇から文明は停滞し、文化は妖を闇から駆逐できないまま現代に繋がり、世界は終わりに向かってゆっくりと進みはじめていた。東亰府が血に染まり崩壊する神託を受けた斎都宮――神の姫巫女である香具夜は、その理由を突き止めようとした矢先に暗殺者が放った妖に襲われ、摩天楼から転落する。香具夜が空から落ちてくるのを目撃した下町のなんでも屋の少年・久坂草平は、相棒の妖狐である尾裂き狐の六本木と共に彼女を助け、彼女の護衛兼案内役の仕事を得る。崩壊しつつある世界の状況を目の当たりにする二人は、崩壊の実感と共にその裏に隠されて進行しつつあるひとつの計画を突き止めるのだが――。
この巻のあらすじ
魔洸に曝されすぎたことにより妖となって現世に帰還した草平は、六本木と二人で人間としての生活を送ろうとしていた。一方、長雨による水害が続発する皇国では、香具夜が神託により皇都東京府に迫る水没の危機を察知する。そして、側付きの女房として入内した幸を連れて、稲荷長屋にこもる草平の元を訪れると、心苦しい思いを抱きつつも神託内容の確認と東京府水没阻止を草平に依頼するのであった。香具夜の依頼を受けた草平は、腕比べをするためにやってきた、西の腕利き妖退治屋を自称する札都木亜駒人と共に、謎の老人・伴野詳斎の哄笑が響く東京府を救うべく、埼玉県行田市、そして千葉県袖ケ浦へと奔走する。神話に残された弟橘姫の遺物を巡り、草平たちの妖し冒険譚が再びはじまる。
星評価・感想
構造レビューと同じ星評価・感想欄に保存されます。平均・中央値は上の「構造レビュー」欄に表示されます。 構造レビューを書く
感想を投稿するにはログインしてください。
まだ感想はありません。
