1915年に血を欲する奇病が流行し、吸血種と呼ばれる存在が生まれた世界を起点に、百年後の人類再生教団の戦いへつながる対吸血伝奇です。中心には、最果ての東へ派遣された使徒先遣隊のリアン・ハートと、吸血種への復讐を誓って戦ってきた鳴海が置かれます。人類側の教団組織、前線部隊、吸血種との対立が重なり、血をめぐる戦争と個人の動機が並行して進みます。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 吸血鬼ものの王道要素を押さえつつ、退廃的で混沌とした世界観が強い。
- 人間側と吸血種側の対立だけでなく、共存や権謀術数が絡む構図が面白い。
- キャラクターの掛け合いが軽快で、重い題材でも読み口が重くなりすぎない。
- 戦闘や心理描写に勢いがあり、緊張感や切迫感が伝わる。
- THORES柴本のイラストと作品世界の相性を高く評価する声が目立つ。
こんな人におすすめ
- 吸血鬼バトルやダークファンタジーが好きな人。
- 個性的で癖の強いキャラクター同士の会話を楽しみたい人。
- シリアス一辺倒より、少しギャグや軽妙さも欲しい人。
- 設定や伏線を追いながら先の展開を待つタイプの読者。
- 十文字青作品やTHORES柴本の絵柄に惹かれる人。
人を選ぶポイント
- 1巻は世界観説明や人物紹介の比重が大きく、立ち上がりはゆっくり。
- すっきりした区切りより、続巻前提の引きが強い。
- 物語の規模感や芯の見え方に物足りなさを感じる人もいる。
- 暴力描写、残酷さ、重い過去の要素が多く、気軽な読書向きではない。
- 主人公の活躍を早く求めると、序盤はやや歯がゆい。
テンポ・読後感
- 序盤はキャラ紹介と空気づくりが中心で、徐々に加速していく。
- 会話は軽めだが、裏では陰謀や衝突が進む二層構造。
- 戦闘は詰め込んだ文体で勢いがあり、緊迫感が強い。
- 退廃感、混沌、ハードさの中に、どこかコミカルさも混ざる。
- 先が気になる引きが多く、続き待ちの熱量が高い。
キャラクターへの評価
- 主人公は素直さや真面目さがある一方、弱さや危うさも抱えている。
- 鳴海は追い込まれるほど印象が強く、壊れ方や葛藤に注目が集まる。
- リアンは地味めでも、迷いや成長の余地が気になる存在として見られている。
- ジョニーは頼りなさと渋さを併せ持つ、印象に残る脇役として人気が高い。
- 変人揃いでアクの強い人物が多く、掛け合いの面白さにつながっている。
巻一覧
最果ての東 1st end 鼓動も止まる弾丸のスピードで
この巻のあらすじ
1915年。罹患者が発熱し血液を欲するという奇病が爆発的に流行した。死をまぬがれた五億五千万人は快復せず、自傷したり他者を傷つけてまで血を啜ろうとするその存在を、人々は畏怖を込めて“吸血種”と呼んだ。吸血種と戦うため、人類は人類再生教団を結成、徐々にその力で人類側を勝利に導いた。それから約百年。第七十六使徒先遣隊の第四教僕隊としてリアン・ハートは“最果ての東”と呼ばれる地に降り立つ。
最果ての東 2nd end 迷える狼たちよ踊れその罪と共に
この巻のあらすじ
吸血種(ヴァンパイア)たちに対抗するため人類が「人類再生教団」を結成してから約百年。幼い頃両親を殺された鳴海は生涯をかけて吸血種への復讐を誓う。やがて彼は第七十六使徒先遣隊の第四教僕隊の特攻隊長として吸血種を殺すことを生き甲斐としていたが、激戦の果てに命を堕とす。しかし数日後。死んだはずの鳴海は復活した。あろうことか吸血種の手によって。「我、狼を狩る狼たらん!」
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