警視庁捜査一課の地下に置かれた「特殊能力係」を舞台に、一度見た顔を忘れない新人刑事・麻生瞬が、見当たり捜査で指名手配犯や事件関係者を追う警察小説シリーズ。相棒の徳永は努力で捜査を積み上げる上司で、二人の捜査は過去の事件や因縁と結びついていく。物語は、記憶能力を手がかりにした捜査、警察内部の人間関係、未解決事件の再検証を軸に展開する。シリーズが進むと、映像記憶を持つ大原海や詐欺師の藤岡大也など、立場の異なる人物も捜査線上に関わり、特能係の人員や行動範囲が広がっていく。完結巻では沖縄を舞台に、係の外へ広がった人間関係と過去の事件が結び直される。特能係の事件記録として全9巻で構成される。なお、短編的な各巻は独立事件として読めるが、人物関係と過去の因縁は通底している。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 一度見た顔を忘れない能力を軸に、見当たり捜査が事件解決へつながる流れが読みやすい。
- 警察だけでなく情報屋、ライター、バーのママなど周辺人物が動き、捜査網の広がりがある。
- 徳永と瞬のバディ感、上司と部下の距離感の変化を追う楽しさがある。
- 詐欺師や元警官など、事件ごとに印象の強い人物が登場し、シリーズの顔になっている。
- 2時間サスペンス風のわかりやすさで、さくさく読める軽快さがある。
こんな人におすすめ
- 警察小説でも重厚な本格派より、テンポ重視で読みたい人。
- バディものや上司×部下の関係性を楽しみたい人。
- 特殊能力を使った捜査や、顔を覚える設定に惹かれる人。
- シリーズを通して同じ人物たちの関係の変化を追いたい人。
- 難解すぎないミステリーを短時間で読みたい人。
人を選ぶポイント
- 捜査の中心が警察内部だけで完結せず、情報屋頼みの印象が強い。
- 謎解きや真相の詰めがあっさりしていて、物足りなさが残る巻がある。
- 事件の後味が重い題材や、認知症などつらいテーマを扱う巻がある。
- 瞬の大声や未熟さが目立ち、主人公像に好みが分かれる。
- BL的な距離感や身内感の強さが気になる読者もいる。
テンポ・読後感
- 文章は読みやすく、展開は速めで一気読みしやすい。
- 事件の構造はシンプル寄りで、サスペンスの入口として入りやすい。
- 巻によっては中盤までの勢いに対して、解決が急ぎ足に感じられる。
- シリアスな題材でも、会話や掛け合いで軽さが保たれている。
- シリーズが進むほど、関係性の安定感とマンネリ感の両方が出てくる。
キャラクターへの評価
- 瞬は大声で落ち着きがなく、子どもっぽいが、能力を捜査に活かす素直さがある。
- 徳永はキレ者で面倒見がよく、瞬を見守る立場として印象が強い。
- 佐生は同居人として存在感があり、甘えや距離感の近さが話題になりやすい。
- 藤岡のような犯罪者側の人物にも、憎めなさや仁義が感じられる。
- 脇役まで含めて顔ぶれが固定化し、シリーズの安心感につながっている。
巻一覧
この巻のあらすじ
一度見た人間の顔は忘れないーー 「特殊」な能力を持つ新米刑事と「努力型」のエリート上司の事件ファイル!
警察学校を卒業したばかりの麻生瞬。 憧れの警視庁刑事部捜査一課に配属されたのだが、彼のデスクがあったのは地下二階、上司が一人いるだけの「特殊能力係」だった。 業務内容は指名手配犯の顔を覚えて街中で見つけ出す「見当たり捜査」と呼ばれるもの。 なぜこの係に配属されたかわからない瞬だったが、上司の徳永に言われて気がついた。 一度でも見たことのある顔なら必ずわかる、というのはどうやら普通ではないらしい......?
翌日からすぐに成果をあげはじめた瞬だったが、なぜか命を狙われるようになりーー。
15年前の代議士死亡事故との関係とは!?
この巻のあらすじ
忘れることができる人が、うらやましいーー。 「忘れることができない」刑事・麻生瞬が、その能力で5年前の事件の謎に迫る!
一度見た人物の顔は絶対忘れない、新人刑事の麻生瞬。 年を経て容貌が変わってしまった人物でも見逃すことはない。 その能力を買われた瞬は、尊敬する上司の徳永とともに指名手配犯を見つけ出す「見当たり捜査」をおこなっている。 そんなある日、浦井という殺人未遂犯が刑期を終えて出所した。 浦井は殺せなかった相手を再び狙う可能性があるーー徳永の懸念を知り、瞬は協力を申し出る。 浦井をそそのかしたのは誰なのか…。 瞬の「特殊能力」によって、思いがけない形で5年前の事件の真相が明らかに!?
この巻のあらすじ
何年経とうと、許せないことがあるーー。 特殊能力を持つ新人刑事が不可解な事件の謎を追う!
指名手配犯の顔写真を記憶し、街中から探し出す「見当たり捜査」に携わる新人刑事の麻生瞬。 仕事にも慣れてきた時期に思わぬ事件が起きた。 同じ捜査一課の小池が何者かに襲撃され、重傷を負ったのだ。 幸い命は助かったものの、今度は瞬の直属の上司である徳永あてに、爆弾の小包が届いた。 三年前までコンビを組んでいた徳永と小池に対し、逆恨みを募らせている人物がいるのでは…? でもなぜ、今さらなのか。 思い当たる人物をしらみつぶしに確認していくも、該当者がわからない。 一度見た顔は絶対に忘れない瞬は、現在、徳永の周囲にいるはずの犯人を見つけ出そうとするがーー?
この巻のあらすじ
「増員!? 『特能』にですか!?」 一度見た人の顔を忘れない“特殊能力"を持つ麻生瞬は、その力を武器に配属された『特殊能力係』で見当たり捜査を行っている。 そんな瞬と上司の徳永のふたりきりだった『特能』の活躍が認められ、増員の知らせが舞い込んだ。 やってきたのは、驚異的な映像記憶能力を持つ関西弁男・大原海。 パリピなムードメーカーの大原をチームに迎え、新たな絆を深める特能だが、配属初日から目覚ましい成果を上げる大原に対し瞬は焦りを感じる。 そんな時、捜査中の大原が不穏な動きを見せ始めたのに気づいてしまい……?
この巻のあらすじ
一度見た人の顔は絶対に忘れない能力を持ち、捜査一課特殊能力係・通称『特能』に所属する新人刑事、麻生瞬。 膨大な指名手配犯の顔を記憶し街中で張り込む『見当たり捜査』中、詐欺容疑で見覚えのある男を取り逃がしてしまう。 結婚詐欺など数多の被害を出しながら、幾度となく逮捕を免れていることで警察内でも有名な詐欺師の名は藤岡大也。 落ち込む瞬だったが、その矢先、藤岡に新たな殺人事件の容疑がかかる。 だが上司の徳永は、『奴は殺人を犯すような男ではない』と断言する。 徳永と藤岡との間にある因縁とは…?
この巻のあらすじ
一度見た顔は忘れない男・麻生瞬が『特殊能力係』、通称『特能』に配属されて一年。 上司の徳永の背を見て学び、刑事として成長できていることを嬉しく思う瞬。 一方合コンで惨敗した同居人の佐生はマッチングアプリに手を出すことに。 そんな折、瞬と徳永のもとに、かつての同僚・大原海から近況報告が届く。 いまは沖縄でサトウキビ農家の手伝いをしているといい、新天地で充実した様子の大原だったが、数日後、東京で起きた大学生傷害事件の容疑者に彼の名が浮上する。 状況が分からず心配する瞬。 その夜自宅のインターホンが鳴り、そこに立っていたのは逃亡の末に憔悴した大原で……。 人気シリーズ、緊迫の第六弾!
この巻のあらすじ
膨大な指名手配犯の顔を覚え、街角で地道な『見当たり捜査』を行う警視庁捜査一課の専門部署『特殊能力係』。 上司の徳永と新人の麻生瞬、二人きりの部署へ、ある日謎の美女が訪れる。 徳永に「美貴子さん」と呼ばれ親しげな彼女は一体何者なのか。気になって仕方がない瞬は、見当たり捜査中、指名手配犯リストに載っている男に声をかけられる。 警戒する瞬に道を尋ねてきた男は、病により既に自分の犯した罪も名前さえも忘れていた。 忘れてしまった罪は、なかったことになるのか。 特能バディの事件ファイル、シリーズ第7作!
この巻のあらすじ
警視庁のイメージアップのため、特能係の存在が世に明かされることになった。 テレビで特集が組まれた反響は大きく、街では「エセ見当たり捜査」が流行る事態に。 捜査に支障が生じ困惑する瞬と徳永だったが、更には伏せられていたはずの見当たり捜査官の素性について、週刊誌が徳永の顔写真つきで報じてしまう。 徳永は情報をリークした人物に心当たりがあるようだが、なぜか瞬には明かそうとしない。 当面の間内勤を命じられた徳永に代わり、瞬は独自調査に動くが……。 特能係、存続の危機!? 緊迫のシリーズ第八巻。
この巻のあらすじ
徳永に恨みを持ち、特能係をスクープしたルポライター、小柳朋子が突如姿を消した。 彼女を拉致した可能性があるという男ーー『沖縄の聖人』・仲村聖の情報を得た瞬と徳永は、一路沖縄へ飛ぶ。 管轄外のため思うように捜査できない瞬たちは仲村との接触に苦戦するが、美形詐欺師の藤岡大也や元刑事の大原海の協力を得て、仲村邸への潜入を試みる。 瞬の「一度見た顔を忘れない」能力により明らかになる『沖縄の聖人』の正体、そして40年前の未解決事件の真相とは……? 警視庁特殊能力係の事件ファイル、ここに完結!
星評価・感想
構造レビューと同じ星評価・感想欄に保存されます。平均・中央値は上の「構造レビュー」欄に表示されます。 構造レビューを書く
感想を投稿するにはログインしてください。
最新 50 件を表示(全 67 件・感想付きを優先)
-
ブクログ 4 -
ブクログ 4 -
ブクログ 4 -
ブクログ 3 -
ブクログ 5 -
ブクログ 4 -
ブクログ 5 -
ブクログ 4 -
ブクログ 4 -
ブクログ 5 -
ブクログ 5 -
ブクログ 4 -
ブクログ 4 -
ブクログ 3 -
ブクログ 3 -
ブクログ 5 -
ブクログ 4 -
ブクログ 3 -
ブクログ 4 -
ブクログ 3 -
ブクログ 2 -
ブクログ 4 -
ブクログ 4 -
ブクログ 3 -
ブクログ 3 -
ブクログ 4 -
ブクログ 4 -
ブクログ 4 -
ブクログ 4 -
ブクログ 4 -
ブクログ 3 -
ブクログ 4 -
ブクログ 3 -
ブクログ 5 -
ブクログ 4 -
ブクログ 4 -
ブクログ 4 -
ブクログ 3 -
ブクログ 4 -
ブクログ 5 -
ブクログ 4 -
ブクログ 3 -
ブクログ 4 -
ブクログ 3 -
ブクログ 4 -
ブクログ 4 -
ブクログ 4 -
ブクログ 4 -
ブクログ 3 -
ブクログ 5
