あの世とこの世の境にある温泉郷・高天原を舞台に、人間の女性・凛子が狗神の夫とされ、湯屋で働きながら元の世界へ戻る方法を探す異類婚姻譚です。湯屋にはさまざまなあやかしが訪れ、凛子以外にも現世から迷い込んだ人間がいるため、日々の仕事と来訪者の事情が物語を動かします。シリーズは、離縁のための手切れ金をめぐる生活から、京之介との関係や湯屋の存続、迷い込んだ人々の行方へと広がっていきます。| 300〜500字のシリーズ紹介。事実ベース。年表・巻順・評価語禁止。
構造レビュー
編集部判定 良作
短評・キャッチコピー
この項目をレビュー編集部
異世界の温泉郷で、あやかしの花嫁になってしまった主人公が、元の世界に戻るために頑張る姿が見られる作品。
編集部
過去に大きな犬を助けたことで、あやかしを見れるようになった主人公が、就職できずに温泉旅行に行って、異世界の温泉郷へ連れていかれる話。またその温泉宿を営んでいるあやかしと結婚することにもなってしまい、元の世界へ戻るための日々を送る物語。
こんな人におすすめ
この項目をレビュー編集部
・温泉が好きな人 ・あやかしが登場する話が好きな人 ・あやかしと結婚してみたい人 ・温泉宿で働く姿を見てみたい人 ・あやかしから溺愛されたい人
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AI分析(あらすじ)
- 和風ファンタジーやあやかしものが好きな人 - 異類婚姻譚を軸にした物語を探している人 - 温泉郷や湯屋を舞台にした作品に関心がある人
著者情報
この項目をレビュー編集部
高山ちあき(たかやま・ちあき) 2009年ノベル大賞読書大賞を受賞。 ≪代表作≫ ・橘屋本店閻魔帳シリーズ ・異世界温泉郷シリーズ ・藤丸物産のごはん話シリーズ ・冥府の花嫁シリーズ ・おひれさま 人魚の島の瑠璃の婚礼
イラストレーター情報
この項目をレビュー編集部
細居美恵子
受賞歴
この項目をレビュー編集部
2009年ノベル大賞読者大賞を受賞
編集部
あやかしと結婚してしまう話は多いが、異世界の温泉郷で働き、離縁するために頑張る主人公の姿はよかったと感じる。異世界としなくても、十分だったかもしれない。また異世界に行く前からあやかしが見え、一緒に過ごしてきた主人公の姿も悪くない。離縁したい気持ちと、あやかしから愛されることの両方があるのは、今後どのようになるのか、と期待をさせる感じもよかった。
作品Q&A
合わない人・注意点は? ストーリー
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文体はどんな感じ? ストーリー
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世界観の作り込みは? 世界観
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評価されるポイントは? ストーリー
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この作品の特徴は? ストーリー
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どんなテーマ・ジャンル? ストーリー
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読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 就職に悩む主人公が、離縁のための手切れ金を稼ぎながらあやかしの湯屋で働くという、異世界×温泉×婚姻譚の設定に惹かれる。
- ハーブや漢方の知識を活かした入浴描写や、バリエーション豊かなお風呂の情景が、読後に温泉に行きたくなるきっかけになる。
- 当初は戸惑いながらも、湯屋の暮らしの中で居場所を見つけていくほっこり感を楽しめる。
- あやかしとの共同生活や、巻を追うほど見えてくる人間関係・世界観の広がりにも魅力を感じる。
- サブキャラの可愛さや、事件を通じて主人公の評価が高まっていく流れに読み応えを感じる。
こんな人におすすめ
- 異世界×あやかし×湯屋という舞台設定を好む読者。
- 温泉や入浴、薬草風呂などの描写を楽しみたい読者。
- 就職難など現代女性の悩みに共感しやすい主人公の物語を求める読者。
- 最初は拒否感があっても、少しずつ距離が縮む「まだるっこしい」関係性の変化を好む読者。
- ほっこり系のあやかしお仕事ものや、溺愛系の読み心地を求める読者。
人を選ぶポイント
- 有名作品や類似シリーズを連想させる既視感を感じる。
- 一巻では登場人物の厚みや物語の起伏が薄く、単体では物足りないと感じる。
- 恋愛要素より、家族関係・因縁・事件解決側に比重が移る展開があり、甘い関係性を前面に求める読者には合わない可能性がある。
- 巻によってハーブネタの比重に差があり、入浴・薬草描写の好みが分かれそうだ。
- 終盤の締め方や、物語の区切り方について物足りなさを感じる。
テンポ・読後感
- 全体的には落ち着いた筆致で、湯屋での日常と事件が交互に進む読み心地だ。
- 一部では起伏が少なく退屈に感じる、急な展開や区切り方に戸惑う。
- 巻を重ねるほど、主人公の心境変化や周囲との関係性の変化が見え、続きが気になる展開になる。
- 後味の悪さは少なく、気軽に読めるライト文芸として楽しめる。
- 事件や過去の説明が増える巻では、日常パートより物語全体の密度が高まる印象を持つ。
キャラクターへの評価
- 凛子は、就職に悩む設定への共感や、相手を想う優しさ、薬草の知識を活かして湯屋で認められていく姿が好意的。
- 京之介は、イケメン狗神として信頼できる優しさがある一方、距離感の詰め方や恋人としての積極性について意見が分かれる。
- オサキや七緒など、サブキャラの可愛さ・魅力を挙げる感想が見られる。
- 沙世のように、現実側の友人キャラに感情移入しやすい。
- 後半巻では、京之介の過去や弟・天月、周囲のあやかしたちが物語の中心になりやすい。
巻一覧
この巻のあらすじ
あの世とこの世の境にある湯屋・高天原。いつのまにか狗神と結婚させられてしまった凛子が元の世界に戻るには…? ふしぎな温泉郷が舞台の異類婚姻譚! いやなことがあっても、お風呂に入ると癒されるーー。そんな思いで一人、温泉旅行をしていた凛子。ところが気づいたときには、不思議な温泉街で狗神と婚礼をあげたことになっていた! 元の世界に戻るには手切れ金を貯めて離縁しなければならないと言われ、夫である狗神・京之介が営む湯屋で下働きをすることに。様々なあやかしが訪れる湯屋・高天原には凛子のほかにもう一人「生きている人間」沙世がいて、彼女も元の世界に戻るために働いているというのだが…?
この巻のあらすじ
あやかし達が訪れる温泉郷が舞台の、ちょっと不思議な異類婚姻譚! 箱根で温泉を満喫していた凛子。ところが狗神・京之介の窮地に、凛子の力が必要だといわれ、またしても不思議な温泉郷に連れてこられてしまった。以前知らないうちに結んでしまった京之介と婚姻関係も、こちらの世界では継続している模様。凛子は離縁に必要な手切れ金を貯めるために再び下働きを始めたが、京之介の過去について気になることがあった。いつも布が巻かれている彼の首にあるのはもしかして…? たまたまこの世界に迷い込んでしまった子供・翔太を元の世界に帰すために奔走する凛子は、こっそり自分も一緒に戻ろうと思う一方、京之介と別れることに抵抗を感じ始めてーー。
この巻のあらすじ
異世界の湯屋・高天原に連れてこられたまま、下働きを続けている凛子。 この湯屋の主である狗神の京之介との婚姻関係も継続中ということになる。 はじめは離縁するつもりで手切れ金を貯めていた凛子だが、この世界での暮らしは心地良く、元の世界に戻らなければならない理由もそういえばないのだった。 何より、夫である京之介への気持ちが恋なのか、自分でもよくわからなくて…。 そんな凛子のところに、人間の娘だという七緒が預けられた。彼女は死んだ恋人の子を身ごもっているのだが、それ以外の記憶をなぜか失っていて…? 行方知れずだった京之介の弟の登場により、湯屋・高天原に存続の危機が!? 凛子はこの世界に残るかどうか、決断を迫られることにーー!
星評価・感想
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