東京を舞台に、なりたての刑事・常泉崇志と、日本文化新聞社会部の記者・八木澤克が、同じ事件を別々の立場から追う現代ミステリーシリーズ。常泉は捜査の現場から、八木澤は取材の現場から情報を集め、事件の見え方が少しずつずれていく。大学時代に同じゼミだった2人の関係が、職務上の競合と協力を通して動いていくのも軸になる。新宿駅南口の殺人や浅草寺での死体発見など、東京の事件現場と報道現場が交差しながら物語が進む。各巻では、状況証拠、目撃情報、取材ルートといった手がかりの集め方が対照的に描かれ、警察の捜査手順と新聞記事の裏側が並ぶ。事件のたびに、2人がどこまで情報を共有するか、どこで競い合うかが変わり、刑事と記者の関係が積み重なっていく。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 刑事と新聞記者が同じ事件を別の立場から追い、情報を突き合わせていく構図が読みどころ。
- 仕事優先で動く二人のやり取りに、対立しすぎないライバル感と相性の良さがある。
- 事件ものとしての組み立てが堅実で、展開に無理が少なく読みやすい。
- 脇役やシリーズ内のつながりが見えてくる点を楽しむ声がある。
- ライトノベル寄りの見た目でも、中身は本格寄りのミステリとして受け止められている。
こんな人におすすめ
- 刑事もの・記者ものの捜査劇が好きな人。
- 恋愛よりも事件解決や人物の駆け引きを読みたい人。
- 仕事に没頭する大人のキャラクターが好みの人。
- シリーズものの関係性や積み重ねを追うのが好きな人。
- ラノベの棚でもミステリ寄りの作品を探している人。
人を選ぶポイント
- 事件の謎解きよりも二人の関係性に比重を感じる巻がある。
- 作品の終了が早く、もっと続きが読みたかった。
- 物語の都合で二人の接触が少なく、会話不足に物足りなさが残ることがある。
- 一部の人物像や言動に強い違和感を覚える読者がいる。
- ラノベらしい軽さや華やかさを期待すると、地味に感じやすい。
テンポ・読後感
- さくさく読める軽快さがあり、事件の流れも追いやすい。
- 派手さよりも、じわじわ真相に近づく落ち着いた進行。
- 仕事の緊張感が続くため、日常の余白は少なめ。
- 事件慣れした空気と、都会的で少し乾いた雰囲気がある。
キャラクターへの評価
- 常泉は食えない曲者として見られつつ、主役としての存在感が強い。
- 八木澤は仕事に割り切った姿勢が好印象で、真相へ迫る動きが評価されている。
- 二人とも依存しすぎず、かといって真正面からぶつかりすぎない関係が魅力。
- 脇役では須田や監察医、山科夫妻などの印象が残りやすい。
- 一部の人物は行動が読みにくく、感情移入しにくい。
巻一覧
この巻のあらすじ
常泉崇志、ナンパな性格ながら、なりたてほやほやの刑事、27歳! 八木澤克(まさる)、日本文化新聞社会部の記者。唯我独尊の自信家、27歳! 大学卒業後、それぞれの道を歩んでいた2人が、ばったり出会った! 刑事と記者、同じ事件をめぐるライバルか? それとも友人なのか? 東京を舞台に熱く繰り広げられるシリーズ、スタート(講談社X文庫ホワイトハート)。
この巻のあらすじ
新宿駅南口の高層ホテルの一室で、結婚式を挙げたばかりの新婚女性が殺された。凶器は包丁――。夫が自首し、逮捕されたが、状況証拠があがらず謎は深まるばかり。大学時代、同じゼミ生だった八木澤と常泉は、それぞれ記者と刑事となって、この事件を追う。犯人をあげるのはどちらか(講談社X文庫ホワイトハート)。
この巻のあらすじ
徹夜で捜査の処理をしていた常泉は、捜査一課で新年を迎えた。同じく八木澤も、記者クラブで年を越す。元旦、エレベータで顔を合わせた2人は、ひょんなことから浅草寺へ初詣に向かう。混雑した仲見世で、ふいに悲鳴が聞こえた。「この人……死んでる」。第一発見者は高校生らしき少年。事故か自殺か他殺か。謎だらけの事件に、常泉と八木澤が奔走する。刑事 vs.記者の情報戦、第3弾(講談社X文庫ホワイトハート)。
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