シュヴァルツェスマーケン
- 著者
- 内田弘樹
- イラスト
- CARNELIAN
- レーベル
- エイベックス・ピクチャーズ(株)、ファミ通文庫
- 刊行年
- 2011-2016
- 巻数
- 11巻
- アニメ化
- —
1983年の東ドイツを舞台に、異星起源種BETAとの消耗戦と国家保安省による統制が同時に進む軍事SFシリーズ。主人公テオドールは、最強と呼ばれる戦術機中隊「黒の宣告」の衛士でありながら、国や他人を信じず生き残りを優先して戦う。彼は戦場で孤立した西ドイツ軍の少女カティアを助けたことをきっかけに、妹リィズの身元をめぐる疑念や、反体制派のアイリスディーナ、国家保安省の動きに巻き込まれていく。前線の対BETA戦、部隊内の不信、東西ドイツ分裂下の政治対立が重なり、作戦の成否が国内の粛清や反乱にも波及する。『マブラヴ オルタネイティヴ』より18年前の欧州戦線を描く。
構造レビュー
こんな人におすすめ
-
AI分析(あらすじ)
BETAとの戦争、戦術機、国家保安省と反体制派の対立を追う物語を読みたい人。
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 東ドイツの最前線を舞台にした、BETA戦と政治抗争が同時進行する重厚な世界観。
- 泥臭い撤退戦・包囲戦・地上戦の描写が濃く、戦場の絶望感と緊張感が強い。
- 主要人物の過去や関係性が少しずつ見えていく構成で、再読したくなる仕掛けがある。
- シルヴィア、リィズ、カティア、テオドールなど、各巻ごとの人物掘り下げが印象に残る。
- 短編集も本編補完として評価が高く、日常パートとの落差が効いている。
こんな人におすすめ
- マブラヴ本編やTEを読んでいて、さらに東ドイツ側の視点を掘り下げたい人。
- 戦争ものの中でも、政治・思想統制・組織内対立まで含めて読みたい人。
- 先の見えない重い展開や、救いの少ない物語を受け止められる人。
- キャラクターの過去話や関係性の変化をじっくり追いたい人。
- 短編集まで含めてシリーズを通しで楽しみたい人。
人を選ぶポイント
- かなり重く、読後感が沈みやすい巻が多い。
- 物語の前提や用語が多く、初見だと状況把握に手間取る。
- 戦場と政治の場面転換が多く、巻によってはやや追いにくい。
- 既に先の展開を知っている前提の切なさが強く、気軽な爽快感は少ない。
- 短編でも精神的にきつい話があり、明るさだけを求める人には向きにくい。
テンポ・読後感
- 序盤は会話や関係性の整理が中心だが、途中から一気に戦場の圧が増す。
- ラブコメ寄りの軽さが入っても、すぐに泥と血の戦場へ引き戻される。
- 展開は持ち上げてから落とす流れが多く、緩急が強い。
- 絶望感が基調だが、決意や連帯が入る場面では熱さも出る。
- 全体として重苦しいが、読み進める推進力は高い。
キャラクターへの評価
- テオドールは、諦観と責任感の間で揺れながら成長していく主人公として見られている。
- カティアは、まっすぐさと可愛さが癒しになりつつ、理想の強さが物語を動かす存在として印象が強い。
- リィズは、危うさと切なさを抱えた台風の目として強く記憶されている。
- シルヴィアは、過去を知ることで印象が大きく変わる人物として受け止められている。
- ベアトリクス、アイリスディーナ、グレーテル、クルトなども、短編や過去話で好感や痛みを残している。
巻一覧
この巻のあらすじ
1983年。異星起源種BETAの侵略を受ける東ドイツは血みどろの消耗戦を続けていた。テオドールは、最強と謳われる戦術機中隊「黒の宣告」の一員でありながら国も人も信じず、己が生き残るためだけに戦う衛士であった。そんな彼が、戦場で孤立した西ドイツ軍の衛士の少女を助け……。大人気PCゲーム『マブラヴ オルタネイティヴ』の物語より遡ること18年前――欧州の苛烈な戦争に身を置く若き衛士たちの、生死を賭けた戦いがいま語られる!!
この巻のあらすじ
カティアは、かつて英雄と呼ばれながらも歴史上から抹消された東ドイツ将軍の娘だった。その秘密を知ったテオドールは国家保安省による追求に恐怖するも、自分に信頼を寄せるカティアの保護を決意する。だが、部隊の隊員すら信用せずにふたりだけが生き残ることを優先するテオドールにカティアは反発し、それが発端となって事態は思わぬ展開に……。大人気PCゲーム『マブラヴ オルタネイティヴ』の物語より18年前。欧州大戦を描く物語、第2弾!!
この巻のあらすじ
家族を殺した国家保安省への恐怖を振り払い、彼らの謀略を阻止したテオドールはカティアを救出し、彼女を守り抜くために反体制派であるアイリスディーナと共に戦うと心に誓う。そんな折に666戦術機中隊へ新たな衛士――死んだはずの妹、リィズが編入された。妹は国家保安省のスパイなのか!? 疑心渦巻く中、中隊に国連軍共同作戦参加の命が下る――!! 大人気PCゲーム『マブラヴ オルタネイティヴ』の物語より18年前。欧州大戦を描く物語、第3弾!!
この巻のあらすじ
BETAに包囲された街へ幼馴染と共に赴任したシルヴィアが見た地獄とは――ポーランド撤退戦の悲劇が明かされる『死の都にて』。親友のイングヒルトに恋文が! それを知ったアネットは……『焦土の花、幸せの理由』。戦車兵クルトが「黒の宣告」の忌まわしさを新兵のアンナに教えると……『鋼鉄の墓標 シュルトヴェンベルク一九八一』他「海王星」作戦後の一時を描いた書下ろしを含む『マブラヴ オルタネイティヴ』世界の欧州大戦の一幕を綴る短編集!!
この巻のあらすじ
「海王星」作戦の戦功で、西側諸国へ東ドイツの戦闘技術の高さを知らしめた第666戦術機中隊。そして義妹リィズのスパイ容疑も一旦落ち着き、隊の結束も強まる中、未来に希望を抱くテオドールだったが、BETAの大攻勢と本国での反体制派粛清の報せが! 更に帰国した彼らを迎えた国家保安省少佐・アクスマンにより、リィズのスパイ疑惑が再燃し――。大人気PCゲーム『マブラヴ オルタネイティヴ』の物語より18年前。欧州大戦を描く物語第4弾!!
この巻のあらすじ
アイリスディーナの大義を叶え、「黒の宣告」を守り、リィズを国家保安省から解放する――。テオドール自身の心を偽り、リィズへお前の傍にいると騙ってまで願った未来は、重光線級の出現で失われようとしていた。圧し掛かる死の予感。それでも全てを守ろうとテオドールは無謀な戦いに挑む。そしてBETAが迫る首都では国家保安省ベルリン派が蜂起し……。大人気PCゲーム『マブラヴ オルタネイティヴ』の物語より18年前。欧州大戦を描く物語第5弾!!
この巻のあらすじ
社会主義の理想を愛するグレーテルが、反革命的な少年カレルに知らされたのは――『帰れないふたりのために』。亡命に失敗後テオドールを救うため国家保安省の犬となったリィズ――その苛烈な3年間が明かされる『どうか、あの幸せな日々を』。仲間からの迫害に疲れ果てた范氏蘭の前に現れた人は――『笑顔の価値は』。他「黒の宣告」がグダンスクを去る前夜を描く『キルケの災厄』を含む『マブラヴ オルタネイティヴ』欧州大戦の一幕を綴る短編集第2弾!!
この巻のあらすじ
リィズの裏切りで第666戦術機中隊は壊滅した。逃亡したテオドールとカティアは反体制派と合流し、国家保安省を倒すべくハイム少将に協力を仰ぐ。だが、反国家保安省の象徴となるアイリスディーナが捕われた今、国民を味方にする術は無かった……。と、誰もが絶望したそのとき、カティアの決意が最後の希望を点す! そして反体制派による反撃が開始されるが――。大人気ゲーム『マブラヴ オルタネイティヴ』の物語より18年前。欧州大戦を描く第6弾!
この巻のあらすじ
首都東ベルリン。東西ドイツ分裂の象徴で、アイリスディーナが囚われている国家保安省【シュタージ】本部があるその街へ“順調に”進撃する第666戦術機中隊。だがそれはベアトリクスの罠――リィズにアイリスディーナの偽情報を流してテオドールたちを誘導し、反乱軍中枢を襲う作戦だった! 一転して壊滅の危機に陥る反乱軍……だが、逆転の切り札、カティアが首都に辿り着く――! 『マブラヴ オルタネイティヴ』の物語より18年前。欧州大戦を描く物語、激動の最終巻!
すべての巻を見る(全12巻)
この巻のあらすじ
遺言――そう、これは俺の遺言だ。ドイツ民主共和国・国家人民軍将校、ユルゲン・ベルンハルトが遺す最期の言葉だ――。『シュヴァルツェスマーケン』本編となる1983年から遡ること11年。まだ世界がBETAの危機に晒されていない1972年のベルリンを舞台に、今まで語られることのなかった、アイリスの兄、ユルゲンについて、そして物語の中核を担うアイリスディーナとベアトリクス、刻々と変わる世界で二人を搦める運命の幕がいま開かれる!
この巻のあらすじ
一九七四年――。ユルゲンが空軍士官学校に入学して2年余。だがその2年余で世界は一変した。異星起源種BETAが地球に降下、侵攻を開始。更に対BETA戦で投じられた大量の核により世界に「核の冬」が到来していた。戦術機パイロット養成のためソ連へと留学したユルゲンは、初めてBETAの脅威を目の当たりにし、彼は世界を、愛する者を守るため、戦術機の必要性を国に説く決意をするのだが――。シュヴァルツェスマーケンへと繋がる物語、第二幕。
星評価・感想
構造レビューと同じ星評価・感想欄に保存されます。平均・中央値は上の「構造レビュー」欄に表示されます。
感想を投稿するにはログインしてください。
-
ブクログ 5 -
ブクログ 5 -
ブクログ 4 -
ブクログ 3 -
ブクログ 5 -
ブクログ 5 -
ブクログ 5 -
ブクログ 4 -
ブクログ 5 -
ブクログ 5 -
ブクログ 4 -
ブクログ 5 -
ブクログ 4 -
ブクログ 5 -
ブクログ 3 -
ブクログ 4 -
ブクログ 5 -
ブクログ 5 -
ブクログ 4 -
ブクログ 4 -
ブクログ 3 -
ブクログ 5 -
ブクログ 4 -
ブクログ 4 -
ブクログ 5 -
ブクログ 4 -
ブクログ 5 -
ブクログ 5 -
ブクログ 3 -
ブクログ 4 -
ブクログ 4 -
ブクログ 5 -
ブクログ 4 -
ブクログ 5 -
ブクログ 3 -
ブクログ 4 -
ブクログ 5 -
ブクログ 5 -
ブクログ 4 -
ブクログ 4
