本作は、現代社会の裏側で呪術師たちが取引を行う世界を舞台にした和風伝奇。滅びた名家・櫻木家の生き残りである深凪は、自身をオークションに出し、家を滅ぼした怨霊の調伏を求める。応じたのは、術師殺しの一族・錦野家を継ぐ祀鶴だった。呪術師たちが集う会場、名家の断絶、怨霊調伏の依頼が重なり、契約を起点に二人が旧い因縁へ踏み込んでいく。現代の街並みの下にある呪術界の秩序、家同士の立場、調伏に必要な対価が物語の軸で、深凪の過去と祀鶴の一族の背景が順に示される。人の身分をオークションで売買する仕組みも含め、取引そのものが物語を動かす構造になっている。
構造レビュー
編集部判定 判定なし
短評・キャッチコピー
この項目をレビュー編集部
亡国のダークエルフがオークの策士と組んで逆襲に転じる
編集部
民族浄化の名目で同朋を虐殺されたダークエルフが、オークの策士と組んで仇に逆襲するダークファンタジー。カルロ・ゼン「幼女戦記」を彷彿とさせる骨太な作風の架空戦記。
こんな人におすすめ
この項目をレビュー編集部
「幼女戦記」「ドリフターズ」のファン 骨太な架空戦記が好きな人 オーク×ダークエルフのアダルティーなカップルに萌えたい人 知略に長けた軍人が好きな人 近現代の世界史に興味がある人 銃火器マニア
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AI分析(あらすじ)
現代和風の呪術もの、怨霊、名家の因縁、裏社会のオークション設定を追いたい人。
イラストレーター情報
この項目をレビュー編集部
THORES柴本は日本のイラストレーター。ゴシックで美麗な絵が特徴。イラストを手掛けたラノベは以下。 * 天涯のパシュルーナ(著者:前田栄 ウィングス文庫) * 『オペラ』シリーズ(著者:栗原ちひろ ビーンズ文庫) * オーラバトラー戦記 第7巻 東京上空(著者:富野由悠季 角川スニーカー文庫) * 新バイオニック・ソルジャーシリーズ 新・魔界行1 - 3(著者:菊地秀行 祥伝社ノン・ノベル) * デビルメイクライ4(著者:森橋ビンゴ、安井健太郎 角川スニーカー文庫) * S RED-ザ・スニーカー100号記念アンソロジー(著者:吉田直、ほか 角川スニーカー文庫) * ヴァンパイアハンター・リンカーン(著者:セス・グレアム=スミス(訳者:赤尾秀子)角川書店) * バチカン奇跡調査官(著者:藤木稟 角川ホラー文庫・角川書店) * 『六使徒』シリーズ(著者:栗原ちひろ F-Clan文庫) * 黎明の書(著者:篠田真由美 トクマ・ノベルズ) * 進撃の巨人 Before the fall(著者:涼風涼 講談社ラノベ文庫) * 探偵・朱雀十五の事件簿(著者:藤木稟 角川ホラー文庫) * ミレニアムの翼〜320階の守護者と三人の家出人〜(著者:縞田 理理 ウィングス文庫) * 最果ての東(著者:十文字青 講談社ラノベ文庫) * 悪魔交渉人(著者:栗原ちひろ 富士見L文庫) * 迷子と迷子のアクセサリー店 家なき少年と彷徨う国(著者:高里椎奈 ビーズログ文庫) * 『死神』シリーズ(著者:榎田ユウリ 新潮文庫nex) * イロニーの魔術師(著者:黒川裕子 C★NOVELSファンタジア) * 羽衣幻視(著者:星野亮 朝日エアロ文庫) * 華族探偵と書生助手(著者:野々宮ちさ 講談社X文庫ホワイトハート・講談社) * からくり同心 景 (著者:谷津矢車 角川文庫) * 謳えカナリア(著者:諸口正巳 KADOKAWA/エンターブレイン) * 『薔薇十字叢書』シリーズ(原作:京極夏彦・著者:佐々木禎子 富士見L文庫) * カスミとオボロ(著者:丸木文華 集英社オレンジ文庫) * 刑事と怪物(著者:佐野しなの メディアワークス文庫) * 妖獣都市 邪体曼荼羅(著作:菊地秀行、μNOVEL) * ある小説家をめぐる一冊(著者:栗原ちひろ 富士見L文庫) * 王立探偵シオンの過ち(著者:我鳥彩子 コバルト文庫) * 無限回廊案内人(著者:千年、小学館文庫キャラブン!) * 獣の巫女は祈らない(著者:中村ふみ、講談社X文庫ホワイトハート) * ヴァンパイア探偵 --禁断の運命の血--(著者:喜多喜久、小学館文庫キャラブン!) * 骨王Ⅰアンダーテイカ(著者:野村佳 角川スニーカー文庫) * シェイクスピア警察 マクベスは世界の王になれるか(著者:菅野彰、集英社オレンジ文庫) * トリニティ・ブラッド(著者:吉田直 角川スニーカー文庫)
編集部
民族浄化の名を借りた虐殺・侵略を繰り返すエルフの国に、彼等に滅ぼされたダークエルフの残党+多種族から成るオークの国が反旗を翻すダークファンタジー。架空戦記が好きなら読んで損はない。
作品Q&A
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読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 無能力と見なされていた主人公が、自らを差し出す一歩から少しずつ成長していく姿に好意的な声が多い。
- 典型的な「溺愛ラブ」より、血のつながりはないものの家族的な温かさが心地よい。
- 呪術系のアクションと人間関係の変化が両立している。
- 終盤は凝縮された展開で、時間が止まったように引き込まれる読み心地だった。
- 未解決の謎や今後の展開への期待が残り、続編が出れば読みたい。
こんな人におすすめ
- 呪術・オカルト系のファンタジーが好きな読者。
- 恋愛よりも、受け入れてもらえる居場所や絆の形成に惹かれる読者。
- 力のないと思われていた主人公の成長物語が好きな人。
- 一巻完結しつつも、大きな物語の入口として楽しめる作品を探している人。
人を選ぶポイント
- あらすじやイラストから想像しやすい「力なし少女×溺愛」路線ではなく、距離感のある関係性だった、という驚きの声がある。
- 後半のページ配分から、終わり方が急に感じるのではと心配する読者もいた(ただしラストは上手くまとまった、という反論もある)。
- 家系の争いや能力の全貌など、まだ語り切られていない要素が多い。
- 評価は概ね好意的だが、星2の低評価も含まれており、好みが分かれる可能性がある。
テンポ・読後感
- 迫害されていた日常が一夜で変わる、落差の大きい導入から始まる。
- 全体としては主人公の成長を追う、じわじわ進む読み味との印象が多い。
- 終盤にかけて精神世界などの場面が増え、密度が高まる展開だった。
- 今回の事件は一区切りつく一方、より大きな物語はこれから始まる、という余韻を残す読後感。
キャラクターへの評価
- 深凪は最初から弱さだけではなく、自らを取引材料にする強さがあったのでは、という見方が多い。
- オドオドしつつも、喜怒哀楽を示せるようになるまでの変化が可愛らしく、応援したくなる。
- 相手役は「溺愛」より「おもしれえ女」系の距離感で、恋人ではなく家族のような関係になっていく。
- 祀鶴の年齢設定や当主としての立場に、意外さを感じた。
巻一覧
この巻のあらすじ
現代社会の裏側、呪術師たちのオークションへ、深凪は自身を売りに出した。その価値は、一夜にして滅んだ呪術界の名家・櫻木家の唯一の生き残りであること。対価に望むのは、櫻木家を滅ぼした怨霊『黒の御方』の調伏。会場の誰もが躊躇うなか、一人の青年・祀鶴が名乗りを上げる。彼こそ呪術師たちに忌み嫌われる術師殺しの一族・錦野家の現当主だった。 「その覚悟に敬意を表して、お前を買ってやる」そんな祀鶴の手を取る深凪。調伏を望む『黒の御方』が、自分を虐げてきた義母の、怨霊と化した姿だと知ってーー。 目次
【序】 【壱】 【弐】 【参】 【肆】 【伍】 【陸】 【終】
あとがき
星評価・感想
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