微生物研究を扱う特任教授・坂口信が、都内で起きた異常な遺体損壊事件と新種アメーバの拡散を追う、現代日本を舞台にしたホラー要素の強いシリーズです。坂口は毒舌刑事の海谷、助教の二階堂とともに、人体の細胞を食い荒らして増殖する微生物の正体や弱点を探ります。事件は研究室内の知見だけでなく、目撃される「蝉人間」や身近な人物への感染へと広がり、研究と捜査が交差する形で進みます。微生物災害を軸に、科学的な視点と怪異の気配が同居する構成です。シリーズはこの研究室と捜査班を中心に、感染事件の拡大と関連現象の解明へ広がっていきます。続編・外伝・短編の情報は現時点では確認できません。 なお、提示情報では本巻のみが確認できます。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 微生物やアメーバ、ウイルスを軸にしたバイオホラーとしての怖さが強い。
- 人体が溶ける、液体化するなどのグロテスクな描写が強烈で印象に残る。
- 現実の感染症や永久凍土の融解を連想させる設定が、フィクションでも身近な怖さにつながる。
- 坂口教授を中心に、海谷・二階堂・チャラら周辺人物の掛け合いや人間味が読みどころになっている。
- 薄めの冊数でも展開をまとめ切るテンポの良さと、一気読みしやすさが評価されている。
こんな人におすすめ
- 微生物・感染症・パンデミック系のホラーやサスペンスが好きな人。
- グロテスクな描写や人体変異の不気味さを楽しめる人。
- 科学ネタを使った現実味のある恐怖を読みたい人。
- シリーズもののレギュラー陣や人間関係を追うのが好きな人。
- 内藤了作品の雰囲気が合う読者、または作者買いする読者。
人を選ぶポイント
- 冒頭から強いグロ描写があり、人体損壊のイメージがかなり生々しい。
- 展開が急で、設定や事件を盛り込みすぎに感じる部分がある。
- 前作の内容や登場人物を覚えていないと、解決の流れがつかみにくい。
- 科学理論や微生物の説明は専門的で、細部を追うより雰囲気で読む場面がある。
- シリーズの今後が気になる終わり方で、単巻完結感を求めると落ち着かない。
テンポ・読後感
- 序盤から不穏で、事件の発端が強烈に提示される。
- 中盤以降は情報量が増え、ハラハラしながら一気に読ませる流れ。
- 短めのページ数でも密度が高く、スピード感がある。
- ホラー色が強い一方で、登場人物の責任感や連帯感が温度を持たせている。
- 全体は重めだが、読み味は比較的軽快でテンポよく進。
キャラクターへの評価
- 坂口教授は、地味でも誠実で、知識と人脈を使って動く姿が好印象。
- 海谷、二階堂、チャラは、それぞれの役割が立っていてシリーズの魅力を支えている。
- チャラ夫妻やケルベロスなど、脇役の人間味が物語の緊張を和らげている。
- 年配の人物が現場で活躍する構図が新鮮で、頼もしさがある。
- 登場人物全体に責任感や家族愛が感じられ、冷たいパニックものに寄りすぎていない。
巻一覧
この巻のあらすじ
ドロドロに液体化した男性の遺体の一部が都内で発見された。 死亡したのは坂口の友人・古屋教授。 現場からは人体の細胞を食い荒らして増殖する新種のアメーバが見つかり、その被害者は増加の一途を辿る。 凶悪な微生物の弱点は何なのか、そして目撃の相次ぐ奇妙な「蝉人間」との関連はーー。 毒舌刑事の海谷、助教の二階堂と共に事件を追う坂口。 しかし、感染は身近な人物にも及び……。
「微生物研究×ホラー」シリーズ、待望の第2弾! プロローグ Chapter 1 坂口家の平和 Chapter 2 蝉人間 Chapter 3 ミクロの捕食者 Chapter 4 災禍の足音 Chapter 5 アポピスの進軍 Chapter 6 大蛇を刺す杖 エピローグ
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