警察庁特捜地域潜入班・鳴瀬清花は、警察庁の潜入班が各地で起きた未解決事件や失踪事件を追う連作シリーズ。舞台は廃村、都市の住宅街、再捜査の現場など現代日本で、清花たちは現場に潜り込み、事件の痕跡や証言を集めて真相へ近づく。中心人物は鳴瀬清花と潜入班の面々で、毎回異なる依頼や怪事件を通じて、地域に残る伝承、過去の事件、ネット上の仕掛けなどが結びついていく。シリーズ全体では、個別事件の調査を軸に、土地や人間関係の裏側にある事情を掘り下げる構成になっている。各巻は独立した事件として読める形で、舞台や事件の種類を変えながら展開する。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 事件の謎解きがしっかり組まれていて、フーダニットの面白さを評価する声が目立つ。
- 土着の風習や伝承、廃村や村の因習を絡めた不気味さが強い。
- 都市の裏側、闇バイト、パパ活、オンラインゲームなど現代的な犯罪要素が効いている。
- 潜入班のチーム感が育っていく流れや、班としての活躍に乗っていける。
- 清花や土井を含む班の面々が、重い事件の中で読後の支えになっている。
こんな人におすすめ
- 民俗ホラー寄りの警察小説や、因習ものの不穏さが好きな人。
- 猟奇事件でも、単なるショック描写より捜査の積み上げを楽しみたい人。
- チーム捜査ものとして、班の連携や成長を追いたい人。
- 現代犯罪と土地の伝承が交差するタイプのミステリーを読みたい人。
- シリーズを追うほど登場人物への愛着が増す作品を求める人。
人を選ぶポイント
- 血抜き、遺体の保存、失踪、虐待を思わせる設定など、かなり胸が痛む題材が多い。
- 人間の悪意や狂気が前面に出るため、後味の重さが残りやすい。
- 村の因習や伝承の不気味さは強いが、作品によってはホラー感より人怖寄りに感じられる。
- 舞台が都内中心の巻では、潜入捜査らしさが薄く感じられることがある。
- 一部で展開が読める、真相に至るまでやや退屈と受け取られる場面もある。
テンポ・読後感
- 序盤は状況説明と違和感の積み上げで、じわじわ不穏さを高める。
- 中盤から終盤にかけて一気に真相へ近づき、重苦しい事実が明かされる。
- 村潜入回は霧や案山子などの視覚的な怖さが強く、都内回は現代の闇の生々しさが際立つ。
- 事件の暗さに対して、班のやり取りやメンバーの存在が読み味の救いになっている。
- 読後感は爽快というより、怖さとやりきれなさ、少しの安堵が混ざる。
キャラクターへの評価
- 清花は当初は苦手でも、巻を追うごとに応援したくなる存在として受け止められている。
- 土井は過去の事件を引きずる姿が切なく、班の中心として信頼されている。
- 班全体はまとまりが増し、活躍が認められていく流れが好意的に見られている。
- 桃ちゃんや裕真など、周辺人物がシリーズの親しみやすさを支えている。
- 一部では清花の恋愛要素や夫婦関係より、捜査や民俗的謎に集中してほしい。
巻一覧
この巻のあらすじ
潜入班に届いた複数の失踪事件調査依頼。 それらはいずれも『案山子に山の神が依る』との伝承がある中部地方の廃村「ソメ村」での事件だった。 村では昭和の半ばから幾度となく女性が失踪、未解決のまま現在に至る。 大規模な工場の建設が決まり、今が行方不明者捜索の最後のチャンスだと言うのだ。 清花たちは案山子が乱立する不気味な村に潜入。 消えた女性たちの生きた証を追う中で、おぞましい村の秘密に気づくーー。
大人気シリーズ、戦慄の第5弾! プロローグ 第一章 凍らせないでというメール 第二章 消えていく村 第三章 ネバーランドと甘いおにぎり 第四章 田の神迎えと送りの儀式 第五章 幽霊騒ぎ 第六章 山から来る神の群れ 第七章 DOLL エピローグ
この巻のあらすじ
都内で便利屋として働き出した元「スノーホワイト」こと江口裕真から、潜入班に連絡が入る。 東京都大田区の住宅街の地下室で、不審な「棺桶」が発見されたというのだ。 裕真の近況確認を兼ねて現場に向かった清花たちは、 棺桶の中から、血液をすべて抜かれホルマリン漬けにされた少女の遺体を発見する。 首筋に遺された奇妙な痕跡。それは20年前、土井が追っていた連続変死事件の特徴と酷似していたーー。
謎の少女は一体誰なのか。彼女の叫びは、なぜ誰にも届かなかったのか。 煌びやかな巨大都市・東京。 時を経て再発した連続変死事件の真相を追う清花たちは、その「裏側」へと潜入する。 プロローグ 第一章 ゲリラ豪雨と箱詰め少女 第二章 反魂の黒魔術 第三章 血のない遺体 第四章 少女の名前 第五章 キラー・バンパイア 第六章 BLOOD エピローグ
この巻のあらすじ
潜入班の許に、元警視庁所属の鑑識官による再捜査依頼が舞い込む。 それは、妊婦を狙った猟奇殺人の現場から、遥か以前に亡くなった人物の指紋が見つかった未解決事件だった。 鑑識による重大なミスとして片付けられた、不可解な指紋の混入事案…… それと同じ現象が、捜査中の中学生男児死亡事案の現場で発生したという。 「殺人事件の被害者が、次の殺人現場に指紋を残す」--あまりに奇妙な法則を持った怪事件。 死者の指紋が意味するものとは? 複数の未解決事件を遡り共通点を見いだしていく中で、清花はネット上で行われているある「ゲーム」の存在を知ることに……
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