『むかさり~ホラー短編集~』は、日常の延長にある違和感や人間関係のもつれを題材にしたホラー短編集。舞台は高校生の香織と病弱な幼馴染・崇宏をめぐる現代の生活圏で、見舞いを続けてきた関係の中に積み重なった感情が、死後の四十九日をきっかけに揺れ始める。表題作では、交わらなかった想いとその後に残る気配が描かれ、ほかの収録作でも何気ない日常に潜む恐れが扱われる。シリーズとしては単巻の短編集で、個々の話が独立した形でまとまっている。短編ごとに異なる場面を通して、青春、情念、死者との距離感を軸にした物語が展開する。短編・特別編として1冊に収録された作品で、続編や外伝の広がりは示されていない。

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    - 現代を舞台にしたホラー短編が気になる人 - 青春期の人間関係と死別を扱う話に関心がある人 - 幼馴染を軸にした物語を探している人

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読者レビューをもとに AI が要約した内容です。

作品の魅力

  • 5編それぞれで恐怖の種類が変わり、冥婚、憑依、虫、乗っ取り、異界のつながりまで幅がある。
  • じわじわ怖いより、読後に嫌な余韻が残るタイプの話が中心。
  • 表題作の閉塞感や、現実にありそうな風習・土地の空気が印象に残る。
  • 1編ごとに短く読めて、サクッと進む読みやすさがある。
  • 怖さだけでなく、切なさや妙な笑いが混じる話もあり、単調になりにくい。

こんな人におすすめ

  • 後味の悪いホラーや救いのない展開が好きな人。
  • 短編でテンポよく読めるホラーを探している人。
  • 虫や憑依、閉鎖的な人間関係の不穏さに惹かれる人。
  • じっとりした怖さより、嫌な余韻や気持ち悪さを楽しみたい人。
  • ホラー初心者でも読みやすい作品を試したい人。

人を選ぶポイント

  • どの話も明るい着地ではなく、重く苦い読後感が強い。
  • 虫が絡む話は不快感が強めで、苦手だとかなりきつい。
  • びっくり系の強烈な恐怖より、救いのなさや気味悪さが前に出る。
  • 作品によっては怖さより軽さやオチの印象が勝つため、濃密な恐怖を期待すると物足りない。
  • 既読感を覚える人もいて、設定の新鮮さは話ごとに差がある。

テンポ・読後感

  • 短編集らしく1編ごとの区切りがよく、読み進めやすい。
  • 全体は軽快というより淡々としていて、すっと読めるぶん余韻が残る。
  • 途中で強く引っかかる不穏さがあり、気分よく終わるタイプではない。
  • 作品ごとに、切なさ・不気味さ・気持ち悪さ・少しの笑いが入れ替わる。
  • じわじわ染みる怖さより、読んだあとに引きずる感触が強い。

キャラクターへの評価

  • 主人公たちは報われにくく、救われない立場に置かれがち。
  • 感情の流れが生々しく、恐怖から怒りや諦めへ移る描写が印象に残る。
  • 閉塞した場所や人間関係に巻き込まれる人物像が目立つ。
  • 恋心や家族感情が悲しさを強める話がある。
  • 視点人物の置き方が面白い作品があり、人物の見せ方に変化がある。

巻一覧

むかさり 〜ホラー短編集〜
2018年11月 ISBN 9784576181738
この巻のあらすじ

母親同士が知り合いの縁で、病弱な崇宏の見舞いを続けていた高校生の香織。人生の大半をベッドで過ごす幼馴染に同情しながらも、年を経て向けられ始めた強い情念と傲慢な要求に香織は嫌悪を覚えていてーその崇宏が亡くなった。明日は四十九日。気乗りがしないまま、香織は崇宏の家に向かうのだが…。交わらなかった哀しき想いを描く表題作ほか、何気ない日常で起こる、切なくも恐ろしい青春ホラー短編集。

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