『キマイラ』は、己の内に幻獣「キマイラ」を秘めた少年たちを中心に、伝奇、格闘、幻想、冒険、恋愛の要素を横断して進む長編シリーズです。舞台は学園から新宿、チベット、西域、日本各地へと広がり、キマイラ化の謎やその抑制法、関連する人物や組織の思惑が物語の軸になります。大鳳吼と久鬼麗一、彼らを支える真壁雲斎や九十九三蔵らが、出生の秘密や「キマイラの腕」をめぐる手がかりを追いながら、各地で異能者や教団、研究者と対峙します。シリーズ全体では、個人の身体変化の謎と、それを取り巻く伝承・宗教・格闘の系譜が、複数の人物視点で連なっていきます。続編的な巻が中心で、途中に外伝や短編のまとまりは確認できません。続きものとして長く展開する構成です。

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  • AI分析(あらすじ)

    - 幻獣や身体変化を扱う伝奇作品に関心がある人 - 学園発の物語が各地へ広がる長編を追いたい人 - 異能、宗教、伝承、格闘が交差する構成を読みたい人

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読者レビューをもとに AI が要約した内容です。

作品の魅力

  • 伝奇アクションの熱量が落ちず、長期シリーズでも勢いで読ませる。
  • 過去編や回想が単なる埋め草にならず、人物の厚みや伏線の回収につながる。
  • 菊池、龍王院弘、九十九、大鳳などの見せ場が強く、戦闘や覚醒の場面が印象に残る。
  • 作品世界に歴史・宗教・秘教・学園要素が混ざり、スケールの広がりを楽しめる。
  • 旧来の読者ほど、シリーズ全体の積み重ねや作者の“背骨”としての強さを感じやすい。

こんな人におすすめ

  • 長期シリーズを途中からでも追い続けるのが苦にならない読者。
  • 昭和系の伝奇・冒険活劇の空気感が好きな読者。
  • キャラクターの成長や再登場、因縁の再戦を楽しみたい読者。
  • 物語の完結よりも、途中の熱量や寄り道の面白さを重視する読者。
  • 夢枕獏作品の他シリーズも含めて読んでいる読者。

人を選ぶポイント

  • 巻ごとの進行がゆっくりで、前巻から話が大きく進まないことがある。
  • 過去編やサブエピソードが増え、収束感より拡張感が強い巻がある。
  • 既刊をかなり空けて読むと、人物関係や前巻の流れを思い出しにくい。
  • 時代設定や技術描写に、刊行時期とのズレを気にすると引っかかる。
  • 物語の着地を急いでほしい人には、引き延ばしに感じられやすい。

テンポ・読後感

  • じわじわ進む本筋の合間に、過去編や別視点が挟まる構成。
  • 伝奇、学園、アクション、秘教が混ざった濃い読後感。
  • 戦闘場面は一気に熱を上げるが、全体は長大なサーガらしい余白を残す。
  • 懐かしさと高揚感が同居し、昔からの読者ほど感情が乗りやすい。
  • 収束へ向かう気配と、まだ続きそうな余韻が同時にある。

キャラクターへの評価

  • 大鳳は勢いで飛び込む主人公像が強く、危うさと行動力が目立つ。
  • 菊池は負け癖や停滞からの変化が大きく、覚醒後の存在感が増している。
  • 龍王院弘は再登場や戦闘での見せ場が強く、読者の支持が厚い。
  • 九十九は相棒役としての信頼感があり、動き出すと物語が締まる。
  • 敵側や周辺人物も含めて、再戦や因縁の積み重ねが楽しみどころになっている。

巻一覧

キマイラ 1 幻獣少年・朧変
2008年6月 ISBN 9784022738301
この巻のあらすじ

伝奇、格闘技、幻想、冒険、恋愛など、今日の人気作家を構成するあらゆる要素が入った、著者自身が「生涯小説」と呼ぶ力作。実質のデビュー作ではあるが、現在も執筆継続中の現役の小説である。第1巻目は、己のうちに幻獣・キマイラを秘めた二人の少年、大鳳吼と学園を支配する上級生、久鬼麗一の運命の出会いから始まる。それは、恐ろしい目覚めの序章であった。

キマイラ 2 餓狼変・魔王変
2008年6月 ISBN 9784022738318
この巻のあらすじ

己の内に「獣」を秘めた青年を描く、著者渾身の大河伝奇小説。舞台は、小田原から中国・西域まで広がり、詩人から格闘技家まで、さまざまな人物が物語を織り成す。第2巻は、宿命を負った少年を救わんとする幻道師・真壁雲斎の旅と、大鳳を思いやる好漢・九十九三蔵の苦悩、その前に立ちはだかる異能の格闘家・龍王院弘、そして「気」を操るフリードリッヒ・ボックとの死闘を描く。

キマイラ 3 菩薩変・如来変
2008年7月 ISBN 9784022738332
この巻のあらすじ

己の内に「幻獣・キマイラ」を秘めた2人の青年、彼らをキマイラ化から救おうとする心優しき友、一方、キマイラ化の謎を我が物にしようと企む人々が織り成す大河伝奇小説。ノベルス版第3巻では、苦悩する2人の放浪と新宿での再会から、その出生の真相に迫る。

キマイラ 4 涅槃変・鳳凰変
2008年8月 ISBN 9784022738349
この巻のあらすじ

己の内に「獣」を秘めた二人の青年を描く、著者渾身の大河伝奇小説。ノベルス第4巻では、二人の新宿・高層ホテルでの劇的な再会からはじまり、ついにキマイラ化の謎が明らかにされる。それは、人類の、いや生きとし生けるものの進化にかかわる重大事であった。二人の身を案じる玄道師、二人を捕らえんとする格闘家たち、心優しきホームレス詩人らが波乱万丈の物語を展開する。

キマイラ 5 狂仏変・独覚変
2008年12月 ISBN 9784022738387
この巻のあらすじ

己の内に「獣」を秘めた二人の青年を描く、著者渾身の大河伝奇小説。ノベルス第5巻では、2人の主人公の出生が明らかになる。そして、心優しい人々の、「キマイラ化」を阻止する壮絶な闘いが始まった。まずは、古代よりチベットより伝わる、第八のチャクラにかかわる謎を解かねばならないのだが……。

キマイラ 6 胎蔵変・金剛変
2009年1月 ISBN 9784022738400
この巻のあらすじ

己の内に「獣」を秘めた2人の青年を描く、著者自ら、生涯小説と呼ぶ大河伝奇。ノベルス第6巻は、心優しい周囲の人々の懸念と尽力も空しく、ついに主人公の2人が完全に幻獣と化す。その息詰まる展開のち、本巻終盤に、舞台は、「キマイラ」が実際に出現したという、明治期の中国・西域へと広がる。

キマイラ 7 梵天変・縁生変
2009年4月 ISBN 9784022738448
この巻のあらすじ

己の内に「獣」を秘めた2人の青年を描く大河伝奇小説。そもそも「キマイラ化」とは何か。その謎を解かずして、2人は救えない。その鍵となる「キマイラの腕」は日本にあり、なんと明治時代、遠く中国・西域から持ち込まれていていた。

キマイラ 8 群狼変・昇月変
2009年5月 ISBN 9784022738462
この巻のあらすじ

己の内に「幻獣・キマイラ」を秘めた2人の青年を描く著者渾身の大河伝奇小説。2人を救うためには、まず、キマイラ化とは何かを知らねばならない。なんと明治時代、中国は西域でそのキマイラと対峙し、腕を切り落とした青年がいた。その腕と、その秘密を明かす曼陀羅絵を巡る熾烈な争奪戦の末に、それらは、ようやく日本に持ち込まれることになる。

キマイラ青龍変 〈キマイラ〉別巻
2009年6月 ISBN 9784022738479
この巻のあらすじ

己の内に「獣」を秘めた2人の青年を描く、著者入魂の大河伝奇小説「キマイラ」。その中の重要な登場人物である龍王院弘が、卑屈な少年から、いかにして非情にして美貌の格闘家になったかを描く、読み切りのアナザー・ストーリー。

キマイラ 9 玄象変
2010年8月 ISBN 9784022738547
この巻のあらすじ

己の内に「獣」を秘めた二人の青年を描く、大河伝奇小説。もはや、作家・夢枕獏の「生涯小説」となった、第9巻目は待望の書き下ろし! 前半は、雲南で幻獣に出会い、狂仏となった求法僧の数奇な体験を、後半は舞台を日本に移し、西域探検隊が持ち込んだ「キマイラの腕」を巡る、格闘家たちの熾烈な争奪戦を描き、幻獣化の謎に迫る。

すべての巻を見る(全18巻)
キマイラ 10 鬼骨変
2014年9月 ISBN 9784022760142
この巻のあらすじ

明らかになった恐るべき過去を背負い、南アルプスの山麓でキマイラ化した久鬼麗一と対峙する久鬼玄造と九十九三蔵。それを見守る宇名月典善、菊地良二――。そして、一敗地にまみれたあの龍王院弘の姿もあった。人か、獣か、それとも神か。キマイラにおのれの運命を狂わされた男たちの執念が渦巻く、驚天動地の第10巻!

キマイラ 11 明王変
2015年11月 ISBN 9784022760203
この巻のあらすじ

大鳳吼と久鬼麗一のキマイラ化を抑えるべく奔走する真壁雲斎。亜室健之から恐るべき秘密を聞いた雲斎は、それを九十九三蔵に語り始める。一方、スチュワート・ボックに拉致された織部深雪を助けるべく単身戦いを挑んだ菊地良二は、久鬼にそっくりな謎の少年と対峙するが……。

キマイラ 12 曼陀羅変
2017年1月 ISBN 9784022760227
この巻のあらすじ

久鬼麗一と大鳳吼がキマイラとなる前の物語。まだ中学生だった久鬼と九十九三蔵は、円空山で運命的な出会いを果たす。そして、ともに進学した西城学園で、学園を支配する組織「もののかい」の手が、ふたりに伸びてくる……。

キマイラ 13 堕天使変
2018年3月 ISBN 9784022760234
この巻のあらすじ

織部深雪を拉致したのはルシフェル教団だった。「彼女と交換に久鬼麗一と大鳳吼を、無理ならばいずれか一方の身柄を」という教団側の要求を耳にした大鳳は、自らの手で深雪を助け出すことを決意する。著者渾身の大河シリーズ!

キマイラ 14 望郷変
2019年5月 ISBN 9784022760241
この巻のあらすじ

【文学/日本文学小説】大鳳吼は九十九三蔵の協力を得て、織部深雪を拉致したルシフェル教団のもとへ。深雪の無事を確かめるが、庭で番犬と化した菊地に出会う。一方、九十九を追ってきた龍王院弘は、森で宿敵ボックに出くわす。著者渾身の大河シリーズ「キマイラ」待望の最新刊!

キマイラ 15 魔宮変
2020年8月 ISBN 9784022760258
この巻のあらすじ

「おまえはおれが守る……」囚われた織部深雪を救うべく、ルシフェル教団のアジトがある伊豆の森を訪れた大鳳吼と九十九三蔵。闇に光が差したかに思われたが……息をのむ格闘シーンや雪道のカーチェイスなど、渾身の伝奇大河シリーズ「キマイラ」待望の最新刊!

キマイラ聖獣変
2025年5月 ISBN 9784022760289
キマイラ16 呪殺変
2026年6月 ISBN 9784022760296
この巻のあらすじ

伊豆山中。グリフィン、猛宗元を相手に死闘を繰り広げる大鳳吼と九十九三蔵。超人的な異能の老人らの意外な正体も明らかに。ルシフェル教団に続き、中国政府プロジェクト関係者も「キマイラ」の謎を追って伊豆へ。絢爛たる伝奇大河シリーズ「呪殺変」が幕を開ける。

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