戦後昭和を舞台に、新人カメラマンの瑛吉と、大学生記者で拝み屋でもある飛鳥が、日本各地の辺境に残る奇祭や儀式、因習を取材する怪奇ミステリー。瑛吉は心霊写真のようなものしか撮れず仕事を失いかけていたが、オカルト雑誌『月刊奇怪倶楽部』の企画に関わる。雑誌の連載記事『本邦魔境紀行』では、国内の秘境や曰くつきの土地を追い、各地で聞き集めた伝承と現地の空気を写真と記事にまとめていく。写真に写る異常と土地ごとの由来が重なり、二人の取材は移動しながら展開する。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 昭和の地方村を舞台に、奇祭や因習、民俗学っぽい題材を軽めに読める。
- 拝み屋兼記者とカメラマンのバディで、オカルト雑誌の取材ものとして入りやすい。
- 心霊写真や妖怪、伝承の裏にある事情を追う流れが楽しい。
- 各話ごとに怪異の見せ方が変わり、短編集として気軽に読める。
- 本当にありそうな風習の空気感が不気味さにつながっている。
こんな人におすすめ
- 因習村、奇祭、伝承、民俗学風の怪奇譚が好きな人。
- 重すぎないホラーや伝奇ミステリをサクッと読みたい人。
- バディもの、取材もの、昭和レトロな雰囲気を楽しみたい人。
- 妖怪やオカルト要素を、怖すぎない範囲で味わいたい人。
- 連作短編で少しずつ読み進めたい人。
人を選ぶポイント
- かなりあっさりした作りで、掘り下げの薄さを感じやすい。
- オカルトや昭和描写、バディの掛け合いを濃く期待すると物足りない。
- 1話ごとの印象に差があり、途中でやや飽きる人もいる。
- キャラクターの個性やインパクトは控えめ。
- ホラー色は強烈ではなく、怖さを最優先にすると期待とずれる。
テンポ・読後感
- さくさく読める軽快なテンポ。
- 連作短編らしく、各話を気楽に消化しやすい。
- 怪異と人為の要素が混ざるが、全体は重厚すぎない。
- 昭和の空気と地方の閉鎖感がじわっと残る。
- バラエティはあるが、表面をなぞるような印象もある。
キャラクターへの評価
- 拝み屋兼記者の飛鳥は、術や知識を使う頼もしさが印象に残る。
- カメラマンの瑛吉は、心霊写真まわりの設定が面白い一方で反応の癖が気になる人もいる。
- 二人のバディ感はあるが、会話量や掛け合いをもっと見たかった。
- 途中参加の人物が加わると、話が少し動いて面白くなる。
- 登場人物全体は悪くないが、強い個性を求めると弱めに映る。
巻一覧
この巻のあらすじ
【戦後昭和、拝み屋兼記者&心霊写真を撮ってしまうカメラマンのコンビが”因習村”の真相を探る、怪奇ミステリー!】
戦後昭和、新人カメラマンの瑛吉は、いわゆる心霊写真のようなものしか撮れなくなってしまい困り果てていた。まともな写真が撮れず仕事も失っていたある日、胡散臭いオカルト雑誌から声が掛かる。 「月刊奇怪倶楽部」は怪しげな因習・風俗など何でも載せる下世話な雑誌で、目玉は国内の秘境をおどろおどろしく紹介する連載記事「本邦魔境紀行」。世界の秘境ブームに便乗した企画だが、取材費がないので場所を国内に絞り、曰くつきのスポットや儀式について書かれている。担当のライターは飛鳥という大学生のアルバイト記者だった。 飛鳥は瑛吉と近い年代の人当たりのいい青年であるが、実は拝み屋だという。瑛吉は不安に駆られながらも、日本全国の辺境で行われる奇祭や儀式に取材に行くことにーー!?
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