いただきますは、ふたりで。 ─恋と食のある10の風景─
基本情報
- イラスト
- —
- レーベル
- 新潮文庫nex
- 刊行年
- 2025
- 巻数
- 1巻
- アニメ化
- —
『いただきますは、ふたりで。』は、食と恋を手がかりに人と人の距離を描くアンソロジーで、小説とエッセイを合わせた10本の物語を1冊に収める。舞台は、食卓や台所、外食の場面が自然にある現代の生活圏で、睦まじく見える関係の裏にある秘密、初対面の緊張、どうしても忘れられない相手への記憶などが、料理の一皿ごとに立ち上がる。各編の人物や状況は独立しており、食べることを通じて感情や関係の輪郭を見せていく。複数の書き手と食のエキスパートが参加し、10品の風景として並ぶ。物語は一つの長い筋を追うのではなく、料理ごとに異なる人物関係を切り取る形式で進み、恋愛、秘密、記憶、未練といった要素が食の描写と結びつく。甘い場面だけでなく、関係の温度差や言葉にしにくい感情も扱い、ひとつひとつの短い風景が並んで全体を形づくる。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 恋愛と食を軸にしつつ、甘さだけで終わらない重みや切なさがある。
- 短編ごとに作風の違いがはっきりしていて、アンソロジーとしての読み比べが楽しい。
- 日常のごはんや記憶に残る食の場面が、物語の感情をさりげなく支える。
- 一穂ミチ、古内一絵、原田ひ香など、目当ての作家から読み進めやすい。
- エッセイ編も含めて、読後にじんわり残る話と軽やかに読める話が混在する。
こんな人におすすめ
- 恋愛ものでも、ほっこり一辺倒より苦さや余韻のある話を読みたい人。
- 食べ物の描写をきっかけに、人間関係や人生の機微を味わいたい人。
- 好きな作家の短編をつまみ読みしながら、新しい作家にも触れたい人。
- 1冊で複数の温度感を楽しみたい、短編集・アンソロジー好き。
- ホラーや霊的な要素が少し混ざっても気にならない人。
人を選ぶポイント
- タイトルの印象ほど料理やグルメ描写が前面に出ない。
- ふんわりした恋愛短編集を想像すると、重めでしんどい話が多く感じる。
- 霊的な要素や不穏さが入る話があり、完全に軽い読後感ではない。
- 作品によって当たり外れの感じ方が分かれやすい。
- エッセイ編は活字が細かく、読みづらさを感じる人もいる。
テンポ・読後感
- 1編ごとに空気が変わり、しっとり、切ない、少しホラー寄りなど振れ幅が大きい。
- 全体のテンポは短編らしく読みやすいが、内容は軽快というよりじっくり噛みしめるタイプ。
- 日常の会話や食事場面から、感情の深いところへ入っていく流れが多い。
- 読後はすっきりよりも、苦さや余韻が残る話が印象に残りやすい。
- 途中に入るエッセイが、重い流れの中で少し息をつける役割になっている。
キャラクターへの評価
- ふたりの関係は、恋人同士だけでなく、腐れ縁、年の差、片思い、家族に近い距離感まで幅広い。
- どの話も人物の感情が表に出すぎず、内側にある揺れや未練がにじ。
- 強気で迷いの少ない人物や、動じない人物が印象に残りやすい。
- 推し活をする人、食事を作る人、世間体に揺れる人など、生活感のある人物像が目立つ。
- 一部の作品では、幽霊や不在の相手が関係性を際立たせる要素になっている。
巻一覧
星評価・感想
構造レビューと同じ星評価・感想欄に保存されます。平均・中央値は上の「構造レビュー」欄に表示されます。 構造レビューを書く
感想を投稿するにはログインしてください。
まだ感想はありません。
