侯爵家の次女は姿を隠す 〜家族に忘れられた元令嬢は、薬師となってスローライフを謳歌する〜
- 著者
- 中村猫
- イラスト
- コユコム
- レーベル
- オーバーラップノベルス
- 刊行年
- 2023-2026
- 巻数
- 7巻
- アニメ化
- —
- 読み放題状況
- Kindle Unlimited: 2巻まで
侯爵家の次女セレスティーナは、異世界の知識を持つ「ウィンダリアの雪月花」として生まれたが、家族に忘れられたまま育ち、正体を隠して平民の薬師として暮らす。薬師ギルドで薬屋と薬草園を任され、薬の開発や香水づくり、花街の病への対応を重ねながら、周囲の人々と関わっていく。旅先の温泉街や公爵領、花街、神殿での出来事を通じて、過去の薬に関する騒動、聖女としての記憶、女神に結びつく薬草、王都側の動きが少しずつつながっていく。薬学の実務と身分をめぐる事情が並行して広がるシリーズ。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 家族に忘れられた侯爵家の次女が、薬師として自分の居場所を作っていく筋立てが読みやすい。
- 異世界知識はあるが、強すぎる能力で押し切らない主人公像が親しみやすい。
- 薬師の師匠や保護者役の大人たちが濃く、主人公以上に周囲の動きが面白い。
- 花や薬、風土病対策などの要素が入り、スローライフ寄りの空気とミステリー要素が両立している。
- 10年前の事件や王族まわりの事情が少しずつ見えてきて、先が気になる構成になっている。
こんな人におすすめ
- 追放・虐げられ系でも、重すぎず穏やかに読める話を探している人。
- 薬師、薬学、花や香りを扱う設定が好きな人。
- 主人公の恋愛より、周囲の大人たちの事情や裏側を楽しみたい人。
- スローライフと宮廷の不穏さが同時に進む物語が好みの人。
- 主人公が目立ちすぎない群像寄りのライトノベルを読みたい人。
人を選ぶポイント
- 主人公の活躍を強く期待すると、周囲の人物の物語が前に出るため物足りなさがある。
- 10年前の事件や王族の事情が長く引っ張られ、すぐに大きく進まない。
- 登場人物が多く、関係性も複雑で把握に少し手間がかかる。
- 恋愛要素は控えめで、進展もゆっくり。
- 家族の扱いの描写にモヤモヤが残る読み味がある。
テンポ・読後感
- 生活描写はのんびりしていて、薬師としての手仕事や観察が心地よい。
- 事件の核心は少しずつ開示され、静かな場面の裏で不穏さが積み重なる。
- 主人公はマイペースだが、周囲はかなり騒がしく動く。
- ほんわかした癒しと、宮廷・王族まわりのきな臭さが同居している。
- 読後感は軽すぎず重すぎず、続きが気になる引きが強い。
キャラクターへの評価
- セレスは穏やかで知的、でも意外と行動的で、薬師としての自立心が強い。
- 恋愛にはまだ疎く、そこが微笑ましく見られている。
- 師匠や養父、保護者役の大人たちは過保護で癖が強く、物語の見どころになっている。
- リドは警護役として気になる存在で、正体や立ち位置に驚きがある。
- 王子や王妃などは厄介さや執着の強さが目立ち、主人公の自由を脅かす存在として印象に残る。
巻一覧
この巻のあらすじ
異世界の知識で薬を作って、街の人々のお悩み解決!!
侯爵家の次女として生まれたセレスティーナにはある秘密がある。 それは異世界のあらゆる知識をもつ「ウィンダリアの雪月花」であることだった。 彼女は、癇癪持ちの姉にかかりきりな両親からいつしか存在を忘れられていたが、周囲の人に愛情深く育てられる。 そんな彼女は幼少期から、苦しんでいる人を救うため、薬学の知識を役立てたいと願っていたーー。 薬師ライフを楽しむ計画をしていたセレスだったが、彼女に執着する第二王子に婚約を迫られる。 自由が奪われると予感したセレスは、正体を隠し平民として暮らしていく!! 薬師ギルドで働くことになったセレスが任されたのは、薬屋と薬草園の管理。 新生活の中で、セレスは異世界の知識を活かして薬を開発しながら、スローライフを謳歌し始める!! そんなある日、ギルドに呼ばれたセレスが出会ったのは謎の冒険者リドだった。 リドを護衛として一緒に薬草探しへ出かけることになるが……? これは家族から忘れられた少女が幸せになる物語。
この巻のあらすじ
異世界の知識で、人々を流行病から救う!!
「ウィンダリアの雪月花」として生まれた侯爵家次女のセレスティーナは念願のスローライフを悠々自適に送っていた。 薬師ギルドの一員として働くセレスは、旅先で手に入れた幻月の花で香水を作成。 その香水を花街の人へ渡そうと訪れると、十年前に起こった大騒動の発端である薬と、同じ匂いがすると言われ……? 偶然がきっかけで十年前の事件が少しずつ明らかになっていく! 後日、セレスがいつものように花街を訪れると、そこには北方の風土病である「赤水病」に感染した患者と遭遇。 セレスは感染力の強い病を抑え込み花街を救うため行動を開始! その中で異世界の知識に、有効な療法があることを思い出しーー。 さらにセレスをサポートするため、ジークフリードも協力するべく駆け付けるが、実は他にも目的があるようで……? 家族から忘れられた少女の、のんびり薬師ライフ第二弾!!
この巻のあらすじ
希少な薬草で新薬を開発する!!
「ウィンダリアの雪月花」として生まれたセレスティーナは薬師としてスローライフをのびのびと送っていた。 前世の記憶を駆使し、花街で発生した風土病を無事に解決に導いたセレス。 ギルドからご褒美として長期休みをもらったが、遠出には付き添いが必須だと考えたセレスは、以前ジークフリードと訪れた温泉街ハーヴェへ行くことに決める。 しかしセレスのこの一人旅が、人々の間では大事件となってしまったようで!? そんなことは露知らずハーヴェに到着したセレスは、不思議な神殿があることに気がつく。 神殿にはシスターと子供たちがおり、子供たちの中に病を患っている子がいることを話の中で知る。 シスターから相談を受けたセレスは、病人のために何かできないか考えていたところに、思わぬ薬草を発見する! 家族から忘れられた少女の、のんびり薬師ライフ第三弾!!
この巻のあらすじ
歴代の聖女たちの願いが少女へと繋がる!!
「ウィンダリアの雪月花」として生まれたセレスティーナは自由なセカンドライフを送っていた。 そんな自由な生活を第二王子のルークが脅かそうとしてくる。 困っているセレスを守るため、オルドラン公爵家当主のオースティより公爵家の養女となる提案を受け、セレスはその庇護下に入ることに! なぜそこまで自分を助けようとしてくれるのか疑問に思うセレス。 実は、公爵家は過去に聖女から受けた大きな恩があることが判明する。 その話を聞いたセレスは、少しずつ聖女としての記憶と感情を取り戻していくーー。 立て続けに起きた事件から離れセレスは少しでも気分転換にと、魅了の香水の研究をすることに。 試しに屋敷に飾ってあった何気ない花と、研究途中の香水を混ぜてみると、なぜか本物が出来上がってしまったようで……? 家族から忘れられた少女の、のんびり薬師ライフ第四弾!!
この巻のあらすじ
自由気ままな聖女は、旅先で不思議な体験をする!!
「ウィンダリアの雪月花」として生まれたセレスティーナはオルドラン公爵家の養女となり、さらに自由な人生を送っていた。 ある日、聖女の姉のお墓が公爵領クレドの町にあることを知り、お墓参りへ行くためにジークとヒルダを護衛に旅に出ることを決める。 数日後、王都を旅立ち街道を馬車で進んでいく一行は、本来の目的地へ着く前に、森の中にある公爵家所有の宿へと泊まることに。 旅の疲れもありすぐに眠りについたセレスだったが、夜中にいつかの白い大鹿に起こされる。 鹿に促されるまま背に乗り、連れていかれた先には幻想的な湖。 さらに月の女神セレーネの幻影が。初めて見る母の姿にセレスは、ただ静かに涙を流すのだったーー。 翌朝、毒虫に噛まれた者がいると報告を受ける。 稀少な薬草が必要になり、女神と縁のある昨晩の湖へ向かうと、再び大鹿が待ち構えていて……? 家族から忘れられた少女の、のんびり薬師ライフ第五弾!!
この巻のあらすじ
残された遺産で、聖女は町の子どもたちを救う!!
「ウィンダリアの雪月花」として生まれたセレスティーナは、紆余曲折を経て、無事に海沿いにあるクレドの町へと辿り着いた。
セレスたちは当初の目的であった聖女のお姉様、ナーシェルのお墓へと訪れる。 以前夢の中でアリスから告げられたナーシェルとヴィクトールの別れを思い出しつつ、セレスはお姉様が残した薬草で魅了の薬を作れたことに感謝の言葉と、いつか会うことを約束するーー。
お墓参りも終わり、町を散策するセレスとジークフリード。 夜の神が祀られているという岩の神殿を訪れると、そこにはナーシェルが妹のために残した薬草園があった。 管理する神官から話を聞いていくと、ジークはある一つの疑問を抱く。
平和な日常を過ごす二人だったが、王都では闇が蠢き始めていて……?
家族から忘れられた少女の、のんびり薬師ライフ第六弾!!
この巻のあらすじ
謎に包まれた薬の真相に迫るべく、聖女は月の神殿へと向かう!!
「ウィンダリアの雪月花」として生まれたセレスティーナは、クレドの町で新発見をしつつ、楽しい日々を過ごしていた。 王妃が倒れたとの報せを聞いたジークフリードが、急ぎ王都へ帰った後、セレスは公爵家での日々が続いていた。 ある時、魅了の薬について調べていると、岩の神殿で聖女のお姉様の名がついた薬草と出会う。 しかし本来生息しているはずの北の大地では、その名が不吉だとして刈りつくされてしまったようで……? 不思議に思っていると、ある薬師から北国に月の女神の神殿があることを聞く。 聖女の名がつく薬草と、それを不吉とすることに疑問を持ったセレスは、北の神殿があるノクス公爵領へ向かう! そんな中王都では、ジークフリードを手に入れたい王妃と『彼女』によって、危険な状況になっていたーー。 家族から忘れられた少女の、のんびり薬師ライフ第七弾!!
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