敵国のスパイとして処刑されかけた林花は、死者に成仏のための「最期の晩餐」を出す後宮の宮殿・臘月宮で料理人として働くことになる。舞台は、後宮鬼門に建つ漆黒の宮殿と、その周辺の宮廷社会で、死霊を見る力を持つ林花が、料理の腕と観察眼を使って死者や宮中の事情に向き合う。中心人物は林花、女主人の墨蘭、若き皇帝・黄辛、そして帝の愛犬・猛虎。物語は、食事を通じて死者の願いに応えつつ、宮中で起こる異変や因縁を追う形で進む。各巻では、後宮のさまざまな立場の人物や死者にまつわる話が扱われ、宮廷料理と冥府の要素が重なるシリーズとして広がっていく。続巻では、臘月宮に集まる死者だけでなく、皇帝や宮廷の周辺で起こる変事も描かれる。

構造レビュー

こんな人におすすめ

この項目をレビュー
  • AI分析(あらすじ)

    - 中華後宮ものを読みたい人 - 料理と伝奇要素が重なる作品に関心がある人 - 死者や冥府を扱う宮廷譚が気になる人

    内容を通報

    不適切な内容を運営に知らせます。虚偽の通報はお控えください。


    レビューを読む

作品Q&A

まだ Q&A がありません。最初の質問を投稿してみませんか?

質問を投稿するにはログインしてください。

質問を投稿

会員の質問は公開されます。回答は他の会員も投稿できます。

読者の声

読者レビューをもとに AI が要約した内容です。

作品の魅力

  • 死者に最期の料理を出す朧月宮の設定が印象に残る。
  • 中華風の後宮ファンタジーとして、宮廷の空気感と冥府の要素が合わさっている。
  • 短編連作に近い構成で、死者ごとの事情や料理にまつわる話を少しずつ読める。
  • 林花の料理が生者にも死者にも働きかけ、やさしさと切なさが同居する。
  • 皇帝や猛虎、墨蘭との関係が広がり、シリーズとして先が気になる。

こんな人におすすめ

  • 中華ファンタジーや後宮ものが好きな人。
  • しんみりした話や死者との別れを扱う物語に惹かれる人。
  • 連作短編のように少しずつ読み進めたい人。
  • 恋愛よりも宮廷の空気、謎、料理の要素を楽しみたい人。
  • もふもふ要素や軽めの読み口も欲しい人。

人を選ぶポイント

  • 死者や最期の食事を扱うため、全体に暗さや切なさが残る。
  • すっきり明るい読後感を求めると少し重く感じる。
  • 物語が区切りよく終わっても、まだ続きがありそうな余韻が強い。
  • 強い恋愛要素を期待すると物足りない。
  • ひとつひとつの話に強烈な山場を求めると、ややふわっとした印象になりやすい。

テンポ・読後感

  • 連作短編寄りで、1話ごとに死者の事情と料理が描かれる。
  • 読み口は重すぎず、さらっと進むが余韻はしっかり残る。
  • 切なさと温かさが交互に来るため、感情の振れ幅が大きい。
  • 大きな事件の手前で止まるような、次巻につながる感触がある。
  • 全体としては穏やかだが、冥府を扱うぶん静かな陰影がある。

キャラクターへの評価

  • 林花は料理人としての腕前と、亡くなった人に向き合う姿勢が印象的。
  • 皇帝は林花との過去や関わりが見えてきて、物語の軸として気になる存在。
  • 猛虎は存在感があり、シリーズの空気をやわらげる役回りとして受け取られている。
  • 墨蘭は謎めいた立ち位置で、話を広げる要素になっている。
  • 死者側の人物は一人ひとりの人生や最期が短くても印象に残る。

巻一覧

後宮冥府の料理人
2023年12月 ISBN 9784049154771
この巻のあらすじ

処刑寸前で救われた林花が連れてこられたのは、後宮鬼門に建つ漆黒の宮殿・臘月宮(ろうげつきゅう)。そこは死者に、成仏するための「最期の晩餐」を提供する冥府の宮殿だったーー。 謎めいた力を持つ女主人・墨蘭のもと、林花は宮殿の料理人として働くことに。死者たちが安らかに旅立てるよう心をこめて食事を作る林花だが、ここへやってくる死者の想いは様々で……。 なぜか、一筋縄ではいかないお客達の願いを叶えることになった林花は、相棒・猛虎(犬)と共に後宮を駆け巡るーー!

後宮鬼門の不思議な宮殿で、新米女官が最期のご馳走叶えます。

◆人物紹介◆ 林花(りんか) 敵国のスパイとして処刑されかけたが、死霊を見る能力を買われ、臘月宮へやってきた。宮廷料理人だった父の腕を継いでいる。

黄辛(こうしん) 武神と呼ばれた父帝の跡を継ぐ、民からも絶大に支持される若く聡明な帝。林花とは、浅からぬ縁があるようでーー?

猛虎(もうこ) 黄辛の命を救い、四品の位を賜った、帝の愛犬。人の顔をなめ回す悪癖があり、後宮の女官から恐れられている。 序) 宮女の白切鶏 壱) 女官長の紅焼肉 弐) 皇女の猫耳朶 参) 料理長の仏跳牆 肆) 怨霊と開水白菜 伍) 医師の万頭 陸) 帝の爆肚児

後宮冥府の料理人2
2024年10月 ISBN 9784049160369
この巻のあらすじ

天帝に人の罪を告げにゆく三尸の虫が飛びたつ庚申の日。死者に成仏するための“最後の晩餐”を提供する臘月宮で働く新米女官・林花のもとには、様々な死者がやってくる。のだがーーなぜか死者ではないはずの皇帝・黄辛の姿が。 謀反による大火事から救われて以来、頻繁に訪ねて来るようになった黄辛から、林花は意見を求められる。それは彼の間諜が立て続けに変死を遂げたというものでーー。 人ならざるものの邪悪な気配。古の因縁がもたらす禍が、臘月宮にも迫ろうとしていた。

=人物紹介= ◆林花/りんか◆ 敵国のスパイとして処刑されかけたが、死霊を見る能力を買われ、臘月宮で働くことに。宮廷料理人だった父の腕を継いでいる。 ◆黄辛/こうしん◆ 武神と呼ばれた父帝の跡を継ぐ、民からも絶大に支持される若き皇帝。林花とは、浅からぬ縁があるようでーー? ◆猛虎/もうこ◆ 前世で黄辛の命を救い四品の位を賜った、帝の愛犬。林花に懐いている。 ◆墨蘭/ぼくらん◆ 臘月宮の女主。不思議な力を持ち、その一切が謎の不可侵な存在。 壱 尚儀の西施乳 弐 皇太子の白灼蝦 参 絵師の叫化鶏 肆 老兵の炸排骨 伍 修容の肉燥飯 陸 貴妃の月餅

星評価・感想

構造レビューと同じ星評価・感想欄に保存されます。平均・中央値は上の「構造レビュー」欄に表示されます。 構造レビューを書く

星評価 *

まだ感想はありません。