ジャンル
神童と呼ばれた過去を持つひねくれ女子高生・御厨紀伊が、平安時代へタイムスリップして三十六歌仙の壬生忠見と出会う物語。舞台は和歌と宮廷儀礼が息づく平安の都で、紀伊は壬生とぶつかりながらも、歌を詠む時間や日常を通じて距離を縮めていく。現代から来た視点で古典の人物や作法に触れつつ、村上天皇のもとで開かれる歌合が二人の関係に影を落とす。和歌への情熱を抱く壬生と、居場所を失った紀伊の関わりを軸に、時代の違う二人がどう向き合うかを描く。平安の都、三十六歌仙、歌合という要素が、恋愛と古典の題材をつないでいる。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 平安時代へのタイムスリップと和歌・絵を組み合わせた題材が新鮮。
- ひねくれ気味の女子高生が、出会いをきっかけに少しずつ変わっていく流れが読みどころ。
- 壬生忠見との距離が縮まる過程や、歌と絵に気持ちが乗る場面が印象に残る。
- 百人一首や古典の歌に親しみがあると、背景や小ネタも楽しみやすい。
- 軽めの語り口で、古典ものに慣れていなくても入りやすい。
こんな人におすすめ
- 平安時代もの、和歌、百人一首が好きな人。
- 恋愛だけでなく、主人公の再生や成長も読みたい人。
- 古典や美術を題材にしたライトなファンタジーを探している人。
- ひねくれた主人公の口調や個性を楽しめる人。
- しっとり切ない雰囲気の物語が好みの人。
人を選ぶポイント
- 前半は主人公や相手役の輪郭がやや掴みにくい。
- 展開や設定にあっさりした印象、荒さを感じる箇所がある。
- 細部の整合性や一人称の揺れ、設定変更が気になる読者もいる。
- ご都合主義に見える部分があり、物語の作り込み重視だと引っかかる。
- しっかりした歴史考証や重厚さを期待すると軽く感じる。
テンポ・読後感
- 序盤はゆるめで、人物関係が固まるまで少し様子見の空気。
- 中盤から歌や絵を通じた交流が増え、切なさが強まる。
- 終盤は感情の高まりが一気に来て、畳みかけるように進。
- 全体は読みやすく、重すぎないのに余韻は残る。
- しっとり、甘さ、切なさが同居する雰囲気。
キャラクターへの評価
- 紀伊は口が悪くひねくれて見えるが、根性と芯の強さがある。
- 自分を卑下しがちな一方で、いざという時の胆力が目立つ。
- 壬生忠見はぶっきらぼうでも優しさがあり、歌の場面で魅力が増す。
- 藤原時姫は物語の空気をやわらげる存在として印象に残る。
- 登場人物の関係性は、恋愛だけでなく友情や支え合いも見どころ。
巻一覧
こひすてふ
この巻のあらすじ
神童と持て囃されたのも今は昔、ただのひねくれ女子高生になり果てた御厨紀伊。そんな紀伊が平安時代へタイムスリップ、そこで出会ったのは格好いいけどぶっきらぼう、プライド高くてちょっと優しく、そして誰よりも和歌への情熱溢れる三十六歌仙の一人、壬生忠見だった。平安時代での日々を送るうち、紀伊はときにいがみ合いながらも壬生との距離を縮めていく。しかし、壬生にはある未来が待っていた。時の村上天皇によって催された歌合での勝負に敗れ、悔しさのあまり悶死するという――。はたして二人の関係の行方は、そして壬生の運命は!?
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