高校生の村上ひまりは、陸上部で走る毎日を送りながら、コース途中の弓道場にいる幼馴染で恋人の森恭介を眺める時間を楽しみにしていた。ところが部活中に倒れ、脳腫瘍と余命一年を告げられる。ひまりは病気を隠して別れを切り出すが、恭介は受け入れず、二人の距離は揺れ続ける。物語は、高校生活、部活、恋人同士の関係、病の告知、そしてひまりに訪れる不思議な時間を軸に進む。学校と病院、日常と非日常が交差する現代の学園設定の中で、限られた時間を前にした選択と、相手に何を残すかという問いが重なっていく。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 余命宣告や時間の巻き戻りを軸にした、切なさの強い恋愛設定。
- 幼なじみ同士の再会と、気持ちを確かめ直す流れが読みどころ。
- 重い題材でも、読みやすくまとまっていて一気に進みやすい。
- 支える周囲の優しさや、前向きな空気が印象に残る。
- 恋が愛に変わっていく過程を素直に楽しめる。
こんな人におすすめ
- 切ない青春恋愛やタイムリープ要素が好きな人。
- 余命ものや病気を扱う物語に抵抗がない人。
- 幼なじみカップルの関係性を楽しみたい人。
- さくっと読める恋愛小説を探している中高生層。
- 予想外の展開を含む、王道寄りのラブストーリーが好みの人。
人を選ぶポイント
- タイトルだけでは内容の軸がつかみにくく、展開の見え方に戸惑うことがある。
- 余命や病気の設定があるため、気持ちが重くなる場面がある。
- タイムリープの仕組みや「中学生になった理由」は説明不足に感じやすい。
- 恋愛の流れは王道寄りで、意外性を強く求めると物足りない。
- 相手役ができすぎに見えて、現実味の薄さを感じる場合がある。
テンポ・読後感
- 冒頭から設定が動き、先が気になって一気読みしやすい。
- 重いテーマを扱いながらも、全体は読みやすくまとまっている。
- 切なさと甘さが交互に来る、青春恋愛らしい空気。
- ハッピーエンド寄りの安心感があり、読後感は比較的やわらかい。
- 映像化を連想するような、わかりやすい進行と雰囲気。
キャラクターへの評価
- ひまりは、強さと不安を抱えたまま進むヒロインとして受け止められている。
- 恭介は、頼もしさやかっこよさが目立つ一方で、少し現実離れした印象もある。
- 幼なじみ同士の距離感が近く、恋人関係の甘さが魅力になっている。
- 二人の気持ちを支える周囲の存在が、物語の温度を上げている。
- キャラの感情の重なりが、作品の中心的な見どころになっている。
巻一覧
この巻のあらすじ
村上ひまり、高校二年生。
陸上部のエースで走ることが大好きなひまりは、
部活のランニング中にかかせないとある楽しみがあった。
それは、コースの途中にある弓道部の道場を覗いて、
お隣さんで幼馴染、そして恋人でもある森恭介を眺めること。
しかしある日ひまりは部活中に手足のしびれを感じ、倒れてしまう。
病院で検査を受けたひまりは、そこで「脳腫瘍」という病を伝えられる。
余命一年。
恭介を悲しませたくないひまりは
病気のことを隠して別れを切り出すが、恭介は絶対に嫌だと拒否。
二人は平行線のまま、ひまりの寿命は刻一刻と近づいていき……。
遺してしまう優しい恋人のために、少女は祈る。
「どうか――私が死んだあとも、恭介が幸せでいられますように」
そうして、ひまりに訪れた不思議な時間とは――。
一色 舞(イッシキマイ):神奈川県在住。著書に『エリクサーの泉の水を飲んで育った村人』、『悪役令嬢は隣国の王太子に溺愛される』、『緑王の盾と真冬の国』(以上ぷにちゃん名義)など。
ふすい(フスイ):イラストレーター。『青くて痛くて脆い』、『あなたの未練、お聴きします。』など書籍の装画を多数手がける。
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