本作は、大学の図書館に「優しい女の子の幽霊が住んでいる」という噂を背景に、大学二年の創が黒髪の少女・美琴と出会う現代恋愛小説。鉛筆を落とした出来事をきっかけに二人は知り合い、静かな図書館の中だけで筆談を重ねながら距離を縮めていく。会話の場が図書館に限られるため、日常の延長にある静けさと、幽霊という前提が同時に物語を支える。創が募らせる想いと、美琴がそれをどう受け止めるかを軸に進み、告白のあとに理由を残した別離へつながる。恋愛の進行は、言葉を口にせず文字だけで交わす関係の変化として描かれ、噂の正体よりも、限られた時間と場所で育つ気持ちの動きが中心になる。
構造レビュー
編集部判定 良作
短評・キャッチコピー
この項目をレビュー編集部
大学生になった主人公が、図書館で一目ぼれした女性との穏やかな時間と恋を見ることができる。
編集部
大学生の主人公は、幽霊が出るという図書館で少女に一目ぼれする。彼女は幽霊なのか?でも交流を続けるとそうではない真実が見えてくる。彼女に向ける純粋な愛情と、彼女の事情。大学生活、友人、家族など、多くのことが重なりながらも、主人公は少女への気持ちを大事に進んでいく。
こんな人におすすめ
この項目をレビュー編集部
・図書館の出てくる話が好きな人 ・穏やかな雰囲気が好きな人 ・穏やかな大学生活に憧れがある人 ・一目ぼれや純愛などが好きな人
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AI分析(あらすじ)
大学を舞台にした現代恋愛や、幽霊の噂を含む静かな関係性に関心がある読者。
著者情報
この項目をレビュー編集部
聖いつき 熊本県出身、福岡県在住。本作にてエブリスタ小説大賞2018スターツ出版文庫大賞恋愛分門賞を受賞。
イラストレーター情報
この項目をレビュー編集部
大城慎也 イラストレーター、グラフィックデザインなどを手掛ける。
受賞歴
この項目をレビュー編集部
本作でエブリスタ小説大賞2018スターツ出版文庫大賞恋愛分門賞を受賞
編集部
タイトルからは想像できない純愛の物語であったと感じた。図書館で出会った少女の真相に、主人公がたどりつくまでは、ミステリーっぽさも感じるので、幅広く楽しめると感じる。穏やかな世界観の中に、人としての現実、これからの将来など、多くのことが盛り込まれており、ただの読むだけではもったいないような印象さえ受けた。
作品Q&A
合わない人・注意点は? ストーリー
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文体はどんな感じ? ストーリー
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世界観の作り込みは? 世界観
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評価されるポイントは? ストーリー
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この作品の特徴は? ストーリー
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どんなテーマ・ジャンル? ストーリー
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読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 言葉遣いが整っていて温かく、読後にじんわり余韻が残る。
- 大学の図書館を舞台に、静かな空気の中で進む純愛・一目ぼれの物語だ。
- スケッチブックでのやりとりなど、図書館ならではの淡い恋のシチュエーションが好評。
- 「不便ではあるけど、不幸じゃない」といった前向きな言葉や、障がいへの向き合い方に共感・励ましを感じた。
- ラジオ番組制作やアナログな音響づくりなど、日常と創作活動が絡む部分も魅力だ。
こんな人におすすめ
- 図書館が舞台の物語や、落ち着いた読書空間の雰囲気が好きな人。
- 穏やかな大学生活、静かな恋愛、純愛・一目ぼれものを求める読者。
- 勢いより丁寧な感情描写を好む人。
- 若者の成長や、互いに向き合いながら前に進む関係性に惹かれる人。
- ティーン時代に読みたかった。
人を選ぶポイント
- 恋敵役の先輩や、一部家族まわりの反応が「典型的にイヤ」で邪魔に感じる。
- ヒロイン描写がオタク趣向強めで、可愛らしさや感情移入は人によって分かれる。
- 王道ラブストーリーとしては分かりやすい一方、展開が王道すぎる・深掘り不足に感じる読者もいる。
- 勢いで押すタイプではなく、技術面の未熟さを感じるという批評がある。
- 年齢を重ねた読者には、もどかしさやイライラを覚える場面もある。
テンポ・読後感
- 全体として静かで穏やか、急がないテンポだ。
- 前半は図書館での不思議な恋色の日常、中盤以降は物語の重心が変わる。
- 文章は洗練されていてやや冷たく見える場面もあるが、根底には温かさがある。
- 互いに向き合い、同じ方向を見られるようになる過程に心が温まる。
- 派手さより優しさや素直さを重視した、清々しい読み味だ。
キャラクターへの評価
- 創は一途で真っ直ぐ、周囲の揺さぶりにも動じない気骨のある青年として好意的に語られることが多い。
- 美琴は前向きで芯が強く、自分の状況を言葉にできる人物だ。
- 創の行動力や、相手をこの世界へ引き上げようとする姿勢に共感・応援の声がある。
- 優花先輩は妨害役として「嫌なやつぶり」がよく書けているが、余計な邪魔役に感じる読者も多い。
- サブキャラの性格は描き分けられている一方、メインヒロインへの感情移入は読者によって差が出る。
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