20世紀初頭の米国と欧州を舞台に、科学技術の発展と並行して成立した魔術文明の中で、東洋の陰陽術を操る土御門晴栄が各地の魔術事件へ向かうシリーズ。セイレム魔女学園や欧州の学園、陰陽寮などを行き来しながら、神話由来の術装や死霊術、吸血鬼、中華魔術と対峙する。晴栄は状況に応じて術式を組み替える戦術型の術士として描かれ、周囲の魔術師や幼なじみ、学園の仲間たちとの関係も物語の軸になる。シリーズ全体では学園内の事件から国境を越える調査や救出、帰国後の陰陽寮をめぐる出来事へと広がり、魔術体系同士の衝突と土御門家に関わる因縁が重なっていく。続編群は本編の流れの中で、各地の事件と人物関係を順に掘り下げる構成になっている。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 陰陽道と西洋魔術、神話や伝承を組み合わせた設定の厚みが強い。
- 学園潜入、事件解決、魔術バトルが王道の流れで読みやすい。
- ルーン、ケルト、クトゥルフなど多彩な魔術や異能の見せ場がある。
- フランや鴨女、狐狼丸など脇役まで含めてエピソードごとの見せ場が立つ。
- 伏線回収や因縁整理が進む巻では、熱さと切なさの両方が残る。
こんな人におすすめ
- 王道の学園バトルファンタジーを安心して読みたい人。
- 陰陽師、魔女学園、女装潜入など属性の強い設定が好きな人。
- 魔術理論や伝承ネタの作り込みを楽しみたい人。
- キャラ同士の和解や共闘、成長を重視する人。
- 先の展開がある程度読めても、勢いと見せ場で楽しめる作品を求める人。
人を選ぶポイント
- 展開が王道寄りで、意外性や独自性の薄さを気にする人には物足りない。
- 説明や設定の比重が高く、バトルの速度感が落ちる場面がある。
- 伏線回収や整理を優先する巻では、世界の広がりが小さく感じられることがある。
- ハーレム的なキャラ配置や人数の多さを持て余している印象が出る巻がある。
- 細かな粗やご都合感、会話の軽さを気にする読者には引っかかりやすい。
テンポ・読後感
- 基本はテンポよく進むが、魔術や因縁の説明が入るとやや重心が下がる。
- バトルは熱量が高く、啖呵や共闘で盛り上げる場面が多い。
- 事件の合間に祭りや学園生活を挟み、緩急をつける構成が目立つ。
- 切なさ、爽快感、青春感が巻ごとに前面へ出入りする。
- 最終盤や節目の巻では、総決算の熱さが強く残る。
キャラクターへの評価
- 晴栄は実力者として頼もしさがあり、成長や変化が読みどころになっている。
- フランは守られる側から前に出る側へ動く巻で印象が強い。
- ティチュは献身的で可愛らしい存在として好感を集めている。
- 鴨女や狐狼丸は過去や因縁が掘り下げられるほど存在感が増す。
- 露花、イェイツ、イズールトなど個性的な脇役が物語の彩りになっている。
巻一覧
この巻のあらすじ
二十世紀初頭――めざましい科学技術の発展の裏で、人類は確固たる魔術文明を築き上げていた。世界のパワーバランスすら左右する“魔術師”を育成する機関「セイレム魔女学園」。そこで起きた怪事件解決のため、凄腕術士・土御門晴栄(つちみかど はるな)が米国の地に立つ! 「あらゆる状況を想定し戦術を千変万化させていく――これが、陰陽師の戦い方だ」北欧神話・死霊術・吸血鬼、様々な魔術体系を東洋魔術でブッ飛ばせ! ハイエンド魔術バトルファンタジー、ここに開幕!!
この巻のあらすじ
魔女学園で起きた事件のほとぼりも冷めきらぬ頃、突如フランセスの元に彼女の弟が訪れ、政略結婚の決定を告げてきた。晴栄との出会いを経て己の意志で歩み始めたフランは、その縁談を破棄すべく魔術の本場・欧州は独逸の啓明学園に向かう。その隣に彼女の人生を変えた“恩人”たる陰陽師を従えて――。「僕はお前が運命に抗い続ける限り、この手を伸ばすと約束した」レーヴァテイン、ブリューナクなどの術装を相手に、変幻自在の陰陽術で立ち向かえ! ハイエンド魔術バトルアクション第二弾!
この巻のあらすじ
囚われたハイブリッド魔術師は幼なじみ!?
ドイツから戻る晴栄のもとに、学園長と陰陽寮から共同の依頼が舞い込む。 アイルランドの暁星学園で起きた殺人事件の容疑者として陰陽師が捕らえられたので、その真相究明に向かえというのだ。 嫌な予感を覚えつつも、囚われた少女と対面する晴栄だったが…… 「な……なんであんたがここにいるのよ!? 土御門、晴栄ァーッ!」 そこにいたのは幼少期の晴栄と因縁深い少女、蘆屋 露花だった! 陰陽術×アブラメリン術式、ハイブリッド魔術を使う幼馴染を救い出せ!ハイエンド魔術バトルアクション第三弾!
この巻のあらすじ
学園祭でデートにライブに大盛り上がり!?
欧州での事件を解決した晴栄たちは魔女学園に帰還する。折よくセイレムでは収穫祭としての魔女の宴を迎えており、学園総出でお祭りの準備中。 久々の学生生活でゆっくりできると思っていた晴栄だったが、当然のようにその盛り上がりに巻き込まれていく。 ティチュやフラン、露花といったヒロインたちとの学園祭デートに加え、学園の成績優秀者とのエキシビジョンマッチまで組まれて、気付けば学園祭の中心に……? お祭りムードでお送りするハイテンションな第4巻が登場!
この巻のあらすじ
中華魔術と激突! “邪悪の樹”から鴨女を救え!
祭宴が終わってすぐ、鴨女が突然姿を消した。彼女の両親の仇が米国内で目撃されたため、復讐を果たしに向かったというのだ。その仇の名はフー・マンチュー。【邪悪の樹】序列第九位『不安定』を司る狂気の道士。“救済”を謳い、人類の同時鏖殺を目論む彼の男の圧倒的な力を知った晴栄たちは、謎の包帯美女・リンタンを仲間に加え、鴨女の救出に向かうが……!? 屍霊渦巻く廃坑の街・セントラリアに魔術の火花が散る!
この巻のあらすじ
狐狼丸の先祖は大妖怪!? 物語の舞台は大和へーー
留年の危機に陥ったティチュと鴨女を連れ、補講代わりのレポートを完成させるべく大和へ帰国した晴栄。陰陽寮へ帰還したことで改めて自身の成長を実感するが、その変化は狐狼丸との“契約
この巻のあらすじ
縁を紡ぎ、“復讐者”は“逆襲者”へーー
九曜に告げられた「己が何物であるかを知れ」という命題に向き合うべく、晴栄は自身の母親・葉子の足跡を辿っていく。幸い、大和へ帰国していたことで調査の足掛かりを掴むが、同行していたティチュを発端に、陰陽寮を揺るがす大事件が発生。その事件の中で、兄・晴雄から語られる真相とはーー!? 「--この土御門家は、俺が完膚なきまでに終わらせてみせます」かつての復讐者と、今もなお憎悪の炎に身を焦がす復讐者。二人の邂逅と激突の先に、新たな物語が紡がれる。
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