平安時代の宮中を舞台に、貧乏貴族の娘・明里が、誰もが数日で逃げ出すという春日家に出仕し、新米女房として働く物語。美形だが風雅とはほど遠い三兄弟の身の回りを整え、装束の見立てや酒宴の段取りに手を貸しながら、上官の有仁や内裏の志摩とともに、後宮や宮中で持ち込まれる相談事に向き合う。色かさねに込めた言伝、同じ内容が繰り返し届く手紙、天皇即位の儀式で上京する家族の来訪など、日常の務めと宮中の不穏さが並んで進む。明里は宮中に憧れていたが、実際には春日家の雑事から始まり、屋敷の荒れ具合や三兄弟の気質に対応しつつ、内裏にも足を運ぶ。家族の来訪や幼馴染の登場も重なり、春日家と内裏をまたぐ人間関係が広がっていく。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 平安時代の装束や襲の色目を軸にした、色彩の楽しさが強い。
- 恋愛だけでなく、女房としての仕事ぶりや家の事情も読ませる。
- 現代語寄りでテンポが軽く、漫画のように読みやすい。
- 美形三兄弟や幼馴染など、人物が多くにぎやかな構図が楽しい。
- 謎解きや宮中の出来事がほどよく入り、ラブコメ一辺倒にならない。
こんな人におすすめ
- 平安もの、和装、伝統色に興味がある人。
- ライトな恋愛ものや少女漫画的な逆ハー展開が好きな人。
- 難しい古典より、読みやすい時代物を探している人。
- 仕事をしながら成長する前向きなヒロインが好きな人。
- さらっと読める歴史風ラブコメを求める人。
人を選ぶポイント
- 時代考証や呼び方、言葉遣いの現代寄りな作りに引っかかる人は気になる。
- 平安らしい厳密さより、軽快さを優先した作風。
- 恋愛の決着や関係整理は先送り気味で、もやもやが残る。
- 事件や人間関係がドタバタ進むため、重厚な歴史小説を期待すると違う。
- きらびやかな雰囲気の一方で、設定の細部にツッコミどころがある。
テンポ・読後感
- 全体は軽快で、サクサク読めるテンポ。
- お仕事ものとラブコメが中心で、空気は明るめ。
- 色合わせや衣装の描写で華やかさが立つ。
- 事件や恋の気配が少しずつ増えて、にぎやかに進。
- しっとりした古典調より、現代的で親しみやすい読後感。
キャラクターへの評価
- 明里は前向きで働き者、好きなことに素直なヒロインとして好印象。
- 三兄弟は美形だがクセが強く、ツンデレや不器用さが目立つ。
- 兄弟の中では長男、末弟、二男など好みが分かれやすい。
- 幼馴染や帝の妹など、周辺人物も含めて関係がにぎやか。
- 登場人物同士の距離が少しずつ縮まる過程が見どころ。
巻一覧
この巻のあらすじ
時は平安、雅を愛し宮中に憧れる貧乏貴族の娘・明里は、家のために誰もが数日で逃げ出すという春日家に出仕することに。美形にもかかわらず風雅とはほど遠い春日家の三兄弟をかわしながら、新米女房の務めに励んでいた。明里が見立てた長男の装束や、荒れ放題の春日家での酒宴を見事に執り行った機転が兄弟の上官・有仁をも感心させる。 そして持ち込まれた、後宮で起こっている不穏な企ての犯人捜しの相談。有仁の頼みで明里は鳥羽天皇が暮らす憧れの宮中に行くことに――!
この巻のあらすじ
大切な人への言伝はかさねの色に込めて。
誰もが三日で逃げ出すという春日家に出仕した明里は、くせ者の美形三兄弟の女房として働く毎日にも慣れてきた。しかし彼らの両親が、天皇即位の儀式のために播磨から上京するという知らせに緊張感が走る。そして両親と現れたのは明里の幼馴染、夕悟。三兄弟は穏やかでいられない。 一方、内裏の志摩のもとに同じ内容で何度も届くかさねの色合わせの相談。段々と不穏さを増す手紙の内容に不信感を覚える二人だったが──。実はそこには宮中の陰謀が隠されていた。
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