今日は心のおそうじ日和
- 著者
- 成田名璃子
- イラスト
- —
- レーベル
- メディアワークス文庫
- 刊行年
- 2019-2021
- 巻数
- 2巻
- アニメ化
- —
- 読み放題状況
- Kindle Unlimited: 1巻まで
突然の離婚で行き場を失った女性が、住み込み家政婦として高名な小説家の家に入るところから始まる現代小説シリーズ。舞台は、家事や食事、片づけといった日々の作業がそのまま人間関係の距離を変えていく小説家の私生活で、中心にいるのは自信を失った家政婦の女性と、心を開きにくい作家です。物語は、家事を通じて互いの生活と気持ちが少しずつ変わっていく過程を軸に進みます。続編では、弟子入り志願の若い女性や見合い話が持ち込まれ、居場所や将来の選び方が新たな焦点になります。
構造レビュー
編集部判定 良作
短評・キャッチコピー
この項目をレビュー編集部
離婚しシングルマザーになった主人公が、住み込みの家政婦をしながらさまざまな人と出会い、自分に自信を持って行く作品。
編集部
離婚しシングルマザーになった主人公は、幼い娘を連れて実家に戻る。仕事がなかったので紹介された仕事をすることになるが、それは年配の小説家の自宅に住み込みで家政婦をする、というものであった。自信のない主人公が、聡明な娘と小説家との時間を経て、また多くの新たな出会いがあり、自分に自信を持って行く成長物語。
こんな人におすすめ
この項目をレビュー編集部
・シングルマザーの人 ・家政婦の仕事に興味がある人 ・社会人の人 ・小説家のお手伝いがしたい人
-
AI分析(あらすじ)
・住み込み同居を軸にした現代小説を読みたい人 ・家事や生活描写から関係が変わる話が気になる人 ・小説家の私生活と家庭内のやり取りに関心がある人
著者情報
この項目をレビュー編集部
成田名璃子(なりた・なりこ) 青森県出身。 2011年「月だけが、私のしていることを見おろしていた。」が第18回電撃小説大賞(メディアワークス文庫賞)を受賞し、デビュー。 2015年「東京すみっこごはん」がヒットシリーズとなる。 2016年「ベンチウォーマーズ」が第7回高校生が選ぶ天竜文学賞、第12回酒飲み書店員大賞を受賞。 ≪代表作≫ ・ハレのヒ食堂の朝ごはん ・グランドスカイ ・坊さんのくるぶし 鎌倉三光寺の諸行無常な日常
イラストレーター情報
この項目をレビュー編集部
井田千秋(いだ・ちあき) 神奈川県在住。 イラストレーター、漫画家。 書籍の挿絵、装画を担当し、近年は漫画制作も行う。 著書に「わたしの塗り絵BOOK 憧れのお店屋さん」など大人の塗り絵で人気を博す。
編集部
丁寧な造りの作品であり、ライトノベルではあるがやや小説寄りのような印象も受けた。シングルマザーになった主人公が、新たな家族を得るような形にもなっており、温かさを感じる作品である。また、自分に自信がない女性という存在が、少しずつでも成長していく姿は清々しさを感じる。元夫に対して自分の気持ちを伝えられるようになった主人公に、拍手を送りたくなるような作品であった。
作品Q&A
文体はどんな感じ? ストーリー
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世界観の作り込みは? 世界観
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評価されるポイントは? ストーリー
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どんなテーマ・ジャンル? ストーリー
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本日はお日柄もよくつまらないってどういう意味? その他 会員の質問
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読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 離婚や喪失から立ち直る過程を、掃除・家事を通じて描く「部屋の整理は心の整理」というテーマが共感を呼び、読後にすっきりした気持ちになる。
- 家事の段取りや具体的な掃除テクニックが参考になる描写があり、単なる癒し物語ではなく実用的な面も楽しめる。
- 気難しさや無気力から変化していく小説家と、自信を取り戻していく主人公の関係性が温かく、家族のような距離感が心地よい。
- 黒猫コヨーテの存在が物語に柔らかさを添え、全体的に優しい雰囲気で読みやすい。
- 第2作では新たな登場人物の登場で日常が揺さぶられ、続きが気になる展開になっている。
こんな人におすすめ
- シングルマザーや離婚後の再出発に共感したい人。
- 家政婦・家事代行の仕事に興味がある人、家事のプロとして活躍する主人公に惹かれる人。
- 専業主婦時代の自信喪失や、家事スキルを仕事として認められたいと感じる社会人。
- モラハラ的な元夫との関係にストレスを感じた経験があり、主人公の再生を応援したい人。
- 恋愛よりも人情・家族愛・心の再生を描いた作品を好む人。
人を選ぶポイント
- 第2作では弟子志望の若い女性の言動が穏やかな日常を乱し、前半はイラッとさせられる場面がある。
- 主人公が仕事で認められながらも「私なんか」と自己否定する描写が続き、もどかしさを感じる。
- 娘・美空が聡明すぎる面があり、やや出来すぎキャラに感じる。
- 第2作は中途半端なところで終わり、学校問題や人間関係の続きが気になる展開で、完結を求める読者には物足りない可能性がある。
- タイトルから恋愛ものを期待すると、恋模様の進展がゆっくりで待ちどおしさを感じる。
テンポ・読後感
- 第1作は穏やかでゆったりとした日常描写が中心で、癒し系・人情ものの空気感。
- 掃除や家事の描写が丁寧でありながら、重くなりすぎず読み進めやすいバランスだ。
- 第2作はお見合いや学校問題などが重なり、やきもきする・ざわつく展開に変化している。
- 全体として優しく心に染みるトーンだが、元夫への怒りや苛立ちなど、リアルな感情も描かれている。
- 第2作の終盤はスッキリしない余韻があり、続編への期待が高まる終わり方だ。
キャラクターへの評価
- 涼子は家事への情熱と純粋さが魅力的で、掃除を通じて心も整えていく成長が応援したくなる。
- 山丘先生は人格者として涼子母子を温かく包み込み、第2作ではより人間味が増した描写が好評。
- 美空はしっかり者で利発、物語を支える存在として可愛らしいと評される一方、少し出来すぎに感じる。
- 黒猫コヨーテは可愛らしく、猫好きにはたまらない存在だ。
- 第2作の結菜は傍若無人で謎めいた振る舞いがあり、物語のカタリストとして強烈な印象を残す一方、読者の感情をかき乱すキャラだ。
巻一覧
この巻のあらすじ
突然終わった結婚生活。バツイチか──と嘆く余裕もない私。職務経験もろくにないが、家事だけは好きだった。 そんな私に住み込み家政婦の仕事が舞い込む。相手は高名な小説家。そして整った顔立ちとは裏腹に、ものすごく気難しい人だった。行き場のない私と、ふれ合いを拒む小説家。最初はぎこちなかった関係も、家事が魔法のように変えていく。彼と心を通わせて行くうちに、いつしか──。 なにげない毎日が奇跡になる物語──本を閉じた後、爽やかな風を感じてください。
この巻のあらすじ
大作家の住み込み家政婦となった私。それは思いもしない安らかな日々を与えてくれた。けれどその生活は突然終わりを告げる。若い女性が弟子入り志願してきたのだ。 彼女はたちまち先生の心を掴んでしまう。居場所を失ったかのように感じる私には、見合い話が持ち込まれ……。 すれ違う想い。誰にとって何が幸せか。こんがらがる、それぞれの想いの結末は? 心が淀んだときは家事をしよう──それは自分を変える魔法の時間。なにげない毎日が奇跡になる物語、再び。
星評価・感想
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