名家の令嬢・美世が、軍人の久堂清霞との婚姻をきっかけに、虐げられてきた生活から離れ、自分の居場所と人とのつながりを少しずつ築いていく物語。舞台は異能や軍、旧家のしきたりが残る帝都で、家同士の関係や異能をめぐる事情が物語を動かす。中心は美世と清霞の関係で、婚約から祝言、家族との関係、異能心教や旧都の因縁へと広がっていく。シリーズ全体では、恋愛と家の事情、異能をめぐる対立が並行して描かれ、二人の関係が周囲の人間関係や事件と結びついていく。続編では婚礼後の生活や旧都の家をめぐる出来事も扱われる。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 和風シンデレラらしい雰囲気と、旧都や本家を舞台にした世界の広がりがある。
- 美世と清霞の関係が結婚後も甘さを増し、安心感のある夫婦として読める。
- 短編集や過去編では、清霞や五道の背景が補われて人物像が立体的になる。
- シリアスとコミカルの切り替えがあり、重さだけで終わらない読み味になっている。
- 物語の先が気になる不穏さや因縁が、続きへの引きになっている。
こんな人におすすめ
- 夫婦の甘さやじれったい恋愛の進展を楽しみたい人。
- 和風ファンタジー、異能、軍や本家のしがらみがある物語が好きな人。
- キャラの過去や関係性の掘り下げを重視する人。
- シリアス一辺倒より、少し笑える場面も欲しい人。
- アニメや既刊から続けて、シリーズの空気感を追いたい人。
人を選ぶポイント
- 巻によっては短編集中心で、本筋の進行が少なく感じやすい。
- 異能、家同士の関係、政治や組織の要素が増えるほど話が込み入る。
- 敵側や周辺人物の思惑が多く、整理しながら読む必要がある。
- バトルや心理戦の決着があっさりに感じる読者もいる。
- 甘さが強い巻と、重い因縁が前に出る巻で印象差が大きい。
テンポ・読後感
- 序盤は読みやすく、巻が進むほど波乱や不穏さが増す。
- 夫婦のやり取りは穏やかで甘いが、周囲の事情はかなり騒がしい。
- シリアス、家族の確執、コミカルな掛け合いが混ざる。
- 事件や因縁が複数並行し、展開は動くが整理に時間がかかることがある。
- 余白のある心理描写と、エンタメ寄りの勢いが同居している。
キャラクターへの評価
- 美世は自己肯定感の低さから少しずつ変わり、芯の強さが見えてくる。
- 清霞は美世への思いがかなりストレートで、守る姿勢が強い。
- 夫婦になってからの二人は、甘さと信頼感がいっそう際立つ。
- 五道や清霞の過去が描かれると、人物への見方が変わる。
- 義母や本家の男たちは圧が強く、敵役として印象に残る。
巻一覧
この巻のあらすじ
この嫁入りは黄泉への誘いか、奇跡の幸運かーー
名家に生まれた美世は、実母が早くに儚くなり、継母と義母妹に虐げられて育った。 嫁入りを命じられたと思えば、相手は冷酷無慈悲と噂の若き軍人、清霞(きよか)。 数多の婚約者候補たちが三日と持たずに逃げ出したという悪評の主だった。
斬り捨てられることを覚悟して久堂家の門を叩いた美世の前に現れたのは、色素の薄い美貌の男。 初対面で辛く当たられた美世だけれど、実家に帰ることもできず日々料理を作るうちに、少しずつ清霞と心を通わせていくーー。
これは、少女があいされて幸せになるまでの物語。
この巻のあらすじ
清霞の婚約者として勉強もはじめ、穏やかな日常が訪れたかと思った。けれど美世は夜ごと悪夢に襲われ、だんだん衰弱していく。それがきっかけで、美世と清霞はすれ違い、美世は家を出ることにーー。
この巻のあらすじ
清霞を信じると決めて、少しだけ強くなった美世。清霞の父から誘われて彼の両親が暮らす別荘を訪ねる。けれど義母となる芙由は、激しく美世を拒絶する。心配する清霞に、美世は一人で頑張りたいと伝えるけれどーー?
この巻のあらすじ
清霞の両親が住む別邸からの帰りを敵に狙われた美世。 何事も無かったものの、美世は日中を清霞の職場である屯所内で過ごすことに。だけど紹介された女性軍人、薫子と清霞の仲の良さに美世の心は揺らいで……?
この巻のあらすじ
清霞への想いに気がついた美世。帝都では異能心教の侵出が進み、美世たちは皇太子、堯人の提案で宮城に身を寄せる。過去の記憶から変化を怖れ、想いが告げられない美世は、ある夜、清霞から思わぬ本心を告げられる。
この巻のあらすじ
身に覚えのない罪で投獄された清霞。 彼と離ればなれになった美世は、清霞を助けるために一人で軍本部へと向かう。 しかし目的地に着いたその時、彼女の袖を引く者がいた。 振り返った美世が見たのは、清霞そっくりの美少年。彼は清霞の式だという。 式に強引に連れ帰られた美世は、薄刃の家で態勢を調えて出直すことを決める。
すべては清霞と再会するため、美世は自力で道を切り開いていく。 そして迎えた甘水との決戦はーー。
これは、少女があいされて幸せになるまでの物語。
この巻のあらすじ
様々な困難を乗り越えて、ついに迎えた祝言の日。
美世は朝から気が気ではなかった。 前日に緊急の呼び出しがあり仕事に向かった清霞が、婚礼のはじまる時刻が近づいても帰ってこないのだ。
花嫁衣装に身を包み、
「誰よりも私が、明日を心待ちにしている」
という清霞の言葉を信じて待つ美世。
けれどその裏では、五道と深い因縁のある強力な異形の影が動いていた。
少女があいされて幸せになるまでの物語は、婚礼を迎え、幸せな「家族」の物語へーー。
この巻のあらすじ
五道佳斗の父に対異特務小隊に誘われていた学生時代の清霞。夢と任務の狭間で起きた事件とは……軍人として生きる清霞の原点と「土蜘蛛」との因縁が明らかに。さらに美世と清霞の新婚生活をえがいた短編を収録。
この巻のあらすじ
旧都にある久堂家の本家・宮小路家に挨拶へ行くことになった美世と清霞。由緒ある神社の宮司である当主の弧門は清霞の幼なじみでもあり、二人を歓迎する。 新婚旅行を兼ねて楽しいだけの旅にしたかった清霞の思いとは裏腹に、初日から美世は金髪碧眼の端麗な男性に声をかけられる。 ユージンと名乗る彼は執拗に美世を誘い再会をほのめかす。さらに薄刃の力に目を付けた宮小路家の男達に美世は狙われて……。 ここからは、稀なるおしどり夫婦の物語。いざ、歴史と曰くと怪異に満ちた旧都へーー。 序章
一章 予感
二章 旧都と、新しい出会い
三章 宮小路の茶会
四章 宮小路の夢
五章 宮小路、最大の罪
六章 繋がる夢
七章 追いかけてくる過去
終章
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