竜に育てられた娘ブリュンヒルドを軸に、神竜を祀る王国、伝説の島エデン、帝国軍、王家の研究所を行き来しながら、竜と人間の契約、王家の継承、復讐と赦しを描くファンタジー連作。竜の言葉を解する巫女の家、月に七人の貢物、神の力の蝕み、人体実験施設エーテリアムなど、制度や儀礼が物語の土台になる。ブリュンヒルド、クリムヒルト、シグルズら同じ名や血筋を持つ人物たちが、それぞれ異なる立場から王国と帝国の関係を浮かび上がらせる。竜を守る場、討つ場、従う場、奪われる場が交差し、神殿、玉座、戦場、実験施設へと舞台が広がる。
構造レビュー
編集部判定 良作
短評・キャッチコピー
この項目をレビュー編集部
竜に育てられた少女の復讐の行く末は……第28回電撃小説大賞《銀賞》受賞の本格ファンタジー!
編集部
竜に育てられた少女・ブリュンヒルドが義父を殺した実父に復讐を誓い、周到な陰謀を巡らせるダークファンタジー。 ブリュンヒルドの苛烈な志に魅せられます。
こんな人におすすめ
この項目をレビュー編集部
ドラゴンと人間の異種恋愛にときめく人 異世界ファンタジーが好きな人 ダークな復讐譚が好きな人 メリーバッドエンドが好きな人 かっこいいヒロインに惚れたい人
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AI分析(あらすじ)
竜と王家、復讐と継承、神殿や研究施設をめぐる物語を読みたい人。
受賞歴
この項目をレビュー編集部
第28回電撃小説大賞《銀賞》受賞。
編集部
悲劇の英雄を演じて世間を欺き、希代の魔女として悪辣な陰謀を練り……育ての父の復讐に全てを捧げたブリュンヒルドの生涯は、刹那的な激しさで以て読者の心を掴みました。 最愛の存在と引き裂かれるのも覚悟の上で自分を貫いた、気高き主人公の行く末をぜひ見届けてください。
作品Q&A
このラノでノミネートされたことはありますか? シリーズ全体
評価されるポイントは? ストーリー
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どんなテーマ・ジャンル? ストーリー
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何巻まで出ていますか? シリーズ全体 会員の質問
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竜殺しの英雄は誰ですか? その他 会員の質問
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読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 竜と人との絆・異種間の愛情を軸に、復讐や忠義といった重いテーマが絡み合うダークファンタジーとして評価する声が多い。
- 登場人物それぞれの信念に基づく選択が描かれ、愛と憎しみが行き交う複雑な心情描写に引き込まれる。
- 同一世界観のなかで時代をまたいで物語がつながり、各巻が単独でも読める構成が巧みだ。
- 醜くドロドロした行為を描きながらも美しさや切なさを伴う、作者ならではの峻烈な筆致が高く評価されている。
- ゲルマン神話の要素を感じさせる設定や、予想を裏切る展開の妙さも魅力として挙がることがある。
こんな人におすすめ
- ダークファンタジーや、救いの薄い重い物語が好きな読者。
- 竜と人間の関係性や、異種間の絆・恋愛にときめく読者。
- 信念を貫く強いヒロインや、複雑な愛憎関係のキャラクターに惹かれる人。
- シリーズを通して世界の成り立ちや家系の歴史を追いたい読者。
- 東崎先生の文体や、硬派でシリアスなファンタジーを求める読者。
人を選ぶポイント
- 生贄の慣習や人体実験など、胸糞・残酷さを伴う描写があり、重苦しい読後感になりやすい。
- 大団円やハッピーエンドは期待しにくく、ビターな結末が続くシリーズだ。
- ト書きのような文体や、現代語・異世界感の薄い用語が入る箇所があり、読みにくさを感じる読者もいる。
- 前作との比較で衝撃や絶望感がマイルドに感じられ、期待外れに思う。
- 人物の芯の強さや融通の利かなさが、途中で引っかかると感じる読者もいる。
テンポ・読後感
- 全体的にシリアスで重厚な空気感のダークファンタジー。
- 穏やかな日常や竜との暮らしから、緊張感のある展開へと移行する構成が好評な巻もある。
- 物語はおおむね一本道に進みつつも、予測不能な局面や作者の仕掛けで手が止まらなくなる。
- 前作より絶望の質が「透明で喉越しよい」と感じる読者もいれば、中盤以降の絶望色の深さを評価する声もある。
- 幻想的な前半と、より現実味のある後半という二段構成を感じる巻もあり、読み応えのある起伏がある。
キャラクターへの評価
- ブリュンヒルドは、竜に育てられた異端の少女として、揺るがない信念と複雑な感情を抱えるダークヒロインとして支持される声が多い。
- シグルズ(ジークフリート)は、ブリュンヒルドに対して特別な sincerity を見せる一方、報われない不憫さも指摘されることがある。
- 従者ファーヴニルは、芯の強さや忠誠、苦悩の描写から人気が高く、シリーズを通じたキーパーソンとして評価される。
- 竜の描写は巻ごとに性格や立ち位置が異なり、前作との対比から悲劇性を深める要素だ。
- 登場人物は概ね頭の良い行動をとり、思惑が交錯して物語が思い通りに進まない点も、説得力のある面白さにつながると評価される。
巻一覧
この巻のあらすじ
竜殺しの英雄、シギベルト率いるノーヴェルラント帝国軍。伝説の島「エデン」の攻略に挑む彼らは、島を護る竜の返り討ちに遭い、幾度も殲滅された。 エデンの海岸に取り残され、偶然か必然かーー生きのびたシギベルトの娘ブリュンヒルド。竜は幼い彼女を救い、娘のように育てた。一人と一匹は、愛し、愛された。 しかし十三年後、シギベルトの放つ大砲は遂に竜の命を奪い、英雄の娘ブリュンヒルドをも帝国に「奪還」した。 『神の国で再会したければ、他人を憎んではならないよ。』 復讐に燃えるブリュンヒルドの胸に去来するのは、正しさと赦しを望んだ竜の教え。従うべくは、愛した人の言葉か、滾り続ける愛そのものかーー。 第28回電撃小説大賞《銀賞》受賞の本格ファンタジー、ここに開幕!
この巻のあらすじ
人々は彼女をこう呼んだ。時に蔑み、時に畏れながら、あれは「竜の姫」と。 帝国軍の大砲が竜の胸を貫く、そのおよそ700年前ーー邪竜に脅かされる小国は、神竜と契約を結び、その庇護の下に繁栄していた。 国で唯一、竜の言葉を解する「竜の巫女」の家に生まれた娘ブリュンヒルドは、母やその母と同じく神竜に仕えた。 竜の神殿を掃き清め、その御言葉を聞き、そして感謝の貢物を捧げるーー月に、七人。 第28回電撃小説大賞《銀賞》受賞の本格ファンタジー、第二部堂々開幕! 序章 第一章 第二章 第三章 第四章 終章
この巻のあらすじ
王国に仇なした神竜が、「竜殺しの女王」に葬られて百年ーー歴代女王の献身により、王国は繁栄を享受していた。 五代目女王の娘・クリムヒルトもまた王国を護る決意を胸に戴冠の日を迎える。歴代女王と同じ、神の力の「蝕み」に倒れ苦しむ姉・ブリュンヒルドの想いも背負い、玉座の間に入るクリムヒルト。しかしそこには、女王になる者が知らされる、王国最大の闇が待ち受けていた。 「護りたい」想いは同じく、しかし目に映す未来は異なる、女王が、忠臣が、王子が、竜がーー紡ぐ歴史の狭間の物語。第28回電撃小説大賞《銀賞》受賞の本格ファンタジー、第三部開幕!
この巻のあらすじ
これは、もう一つの復讐譚。 暗愚の女王以降、百年間「神の力」の使い手に恵まれないジークフリート家。王家復興は、神の力の研究所ーー人体実験施設、エーテリアムに託された。 王家の子供は8歳になると研究所へ送られる。シグルズ王子もその運命に殉じ、3つ下の妹、ブリュンヒルドを同じ目に遭わせまいの一心で実験を耐え忍んだ。 シグルズ王に神の力が発現した、との吉報を受け、兄の帰りを心待ちにしていたブリュンヒルド。しかし王城へ帰還した彼に、かつての優しい面影はなくーー。 第28回電撃小説大賞《銀賞》受賞の本格ファンタジー、第四部開幕!
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