京都の大学に通う野崎芹は、住む場所を失った事情から、陰陽師の北御門皇臥と利害一致の契約結婚を結ぶ。舞台は現代の京都を中心に、陰陽師の家系、式神、呪詛、幽霊、神隠しの伝承が入り混じる和風伝奇の世界。芹は式神が見える立場から、皇臥の家の仕事や依頼先で起こる怪異に関わり、家族関係や北御門家の事情にも向き合っていく。物語は、夫婦としての関係と退魔の依頼を軸に、日常のやり取りと怪異調査が並行して進む。シリーズ全体では、大学生活と陰陽師の仕事、家の内外の人間関係、呪いの由来や式神たちの背景が少しずつ広がっていく。外伝・短編の情報は現時点では確認できない。
※外伝・短編の情報は現時点では確認できない。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 契約結婚、陰陽師、式神、怪異がひとつの物語として噛み合っていて、設定の多さが散らからない。
- 芹のたくましさと切り替えの早さ、皇臥のぼんくらぶりと要所で見せる頼もしさの落差が楽しい。
- 玄武の双子や朱雀の錦など、式神たちの見た目と性格の愛嬌が強く、掛け合いだけでも読ませる。
- 怪異や呪詛は地味に怖さがありつつ、全体は明るめで重くなりすぎない。
- 伏線の回収や過去エピソードのつながりが丁寧で、読み進めるほど面白さが増す。
こんな人におすすめ
- 軽めのホラーとコメディを両方楽しみたい人。
- 陰陽師もの、式神もの、和風ファンタジーが好きな人。
- 夫婦の掛け合い、家族ぐるみのやりとり、キャラの関係性を重視する人。
- かわいい式神や小さな存在の活躍に弱い人。
- 伏線回収や事件の組み立てをじっくり追いたい人。
人を選ぶポイント
- ホラーは強烈ではないが、呪詛や怪異の描写は普通に不気味。
- 恋愛要素は控えめで、甘さを強く期待すると物足りない。
- 式神が幼い姿や動物姿で活躍するため、その手のモチーフが苦手だと好みが分かれる。
- 会話や言い回しが少し回りくどく感じる場面がある。
- 事件の解決よりも次巻への引きや伏線を残す構成が多い。
テンポ・読後感
- 会話のテンポが軽快で、コミカルなやりとりが読みやすい。
- 緩い日常パートと、ぞっとする怪異パートの緩急がはっきりしている。
- 推理めいた調べ方や条件の積み上げがあり、勢いだけで押し切らない。
- 全体の空気は明るめで、怖さよりも親しみやすさが勝つ。
- 章ごとに「次が気になる」引きが強く、続き物としての吸引力が高い。
キャラクターへの評価
- 芹は不運でもへこたれず、現実的で芯が強い新妻として好感を持たれている。
- 皇臥はぼんくらに見えて、いざという時の格好よさや家族への執着が印象的。
- 玄武の護里・祈里、朱雀の錦など式神たちがとにかく可愛いという反応が目立つ。
- 姑や兄弟など周辺人物も、意地悪一辺倒ではなく抜けや人間味があって憎めない。
- キャラ同士の掛け合いが魅力の中心で、夫婦というより相棒感を楽しむ読み方が合う。
巻一覧
この巻のあらすじ
やむなき事情で住処をなくした野崎芹は、生活のために通りすがりの陰陽師(!?)北御門皇臥と契約結婚をした。ところが皇臥はかわいい亀や虎の式神を連れているものの、不思議な力は皆無のぼんくら陰陽師で……!?
この巻のあらすじ
利害の一致で陰陽師の皇臥と契約結婚をした芹。持ち前の機転と旦那使役スキルで、不思議な事件を乗り越えたのも束の間、姑から結婚のお披露目を迫られる! そんな中、幽霊に憑かれたという相談事が舞い込んで……?
この巻のあらすじ
本家の嫁・芹をお披露目しろと、叔父が北御門家に乗り込んできた! 叔父は姑の史緒佳と反りが合わないようで、門前から嫌みの応酬。さらに本間先輩の持ち込んできたいわく付きの白無垢が、芹の身に災いを呼びーー?
この巻のあらすじ
お得意様の紹介で出張祈祷に出かけた芹たち一行。帰りに急な天荒不良にあい、やむを得ず近くのオーベルジュに一泊することに。予定外の美味しい食事付き旅行と思いきや、その宿は今まさに降霊会を行うところでーー?
この巻のあらすじ
短期バイトを兼ね、笑と旅行に出かけた芹。立ち寄った伯母一家の食堂で、偶然『廃墟研究会』のメンバーと会う。彼らはミステリ作品の聖地巡礼で閉園した遊園地に行くらしい。すると笑も行きたいと言い出してーー?
この巻のあらすじ
“北御門”を狙う呪詛により、廃遊園地へ閉じ込められた芹たち一行は、その現象の主と目されるミステリ作家・鷹雄光弦と対峙する。一方で、急いで芹の元へと向かう皇臥には、光弦との因縁に心当たりがあって……?
この巻のあらすじ
“北御門”が呪詛で狙われた廃遊園地の一件を切り抜け、大学でも新年度を迎えるころーーところが芹は、どうにも体調が優れない。 その様子に呪いの兆候を感じた皇臥は、芹に北御門への呪詛が効かなかったのは、すでに彼女が別の呪いを受けていたからだという可能性に思い至る。皇臥は事態を重く見て、災いを受け流す役割を持った式神・青竜を呼び覚ますのだが……なんとその姿は、若い頃の皇臥そっくりで!? 呪いも旦那も増殖中? 受難の仮嫁とぼんくら旦那は、呪いの源に迫れるか!?
この巻のあらすじ
「神隠し」の言い伝えが残る村の廃校で、幼い少年が行方不明になった。芹たちは、北御門の元門人・夕木薙子の紹介で調査を請け負う。訪れたのは、石仏が立ち並び子供の霊があちこちにいる異様な村。そこで対面した依頼人は、過去のある事件と関わる人物だった。 手分けして少年を捜すが、皇臥と式神・珠は珍しくぎくしゃくした様子。珠は「奥方に預ける」と、複雑な心情を芹だけに話し始める。皇臥の祖父・享慈に造られた珠の話から、北御門の花嫁に隠された秘密の一端も明らかになりーー退魔お仕事嫁物語、緊迫の第八弾。
==登場人物==
北御門(野崎) 芹 幼い頃に両親を亡くし、一人暮らしで京都の大学に通う学生。 偶然会った皇臥とビジネスライクな婚姻契約を結ぶ。 式神が視える。姑・史緒佳の大人げないいびりにもへこたれない逞しさを持つ。
北御門 皇臥 代々陰陽師を生業とする北御門家の二十八代目当主。 式神使い以外能力がないぼんくら陰陽師で、お祓いや退魔呪術系の仕事を避けていたが、芹に煽られ少しずつまともな陰陽師仕事を受けるように。 ぼんくら陰陽師の鬼嫁 八
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