構造レビュー 会員 26件
星評価
編集部判定 判定なし
短評・キャッチコピー
編集部
元軍人の便利屋×亡命王女×ドラゴンキラーの痛快娯楽活劇
概要
編集部
ドラゴン殺しを可能にする最強の魔剣と銃や戦車に代表される近代的な兵器が混在する異世界。辺境の暗黒街の片隅にて便利屋稼業を営むココは戦場のトラウマから脱却できず、苦しみ続ける元軍人。そんな彼が政争に巻き込まれた幼い王女を守り、はるばる亡命してきたドラゴンキラーの護衛と出会い……。
こんな人におすすめ
編集部
ハードボイルド異世界ファンタジーが好きな人 くたびれたオッサンとかっこいいヒロインのバディに萌える人 健気な幼女に癒されたい人 暗黒街の愉快で物騒な日常を垣間見たい人
著者情報
編集部
海原育人は日本のラノベ作家。代表作は他に『蓮華君の不幸な夏休み』(絵・しまどりる)など。
イラストレーター情報
編集部
カズアキは日本のイラストレーター。ラノベのイラストを数多く手掛ける。代表作は以下。 * 『ジャンクル!』(木村航 著 ファミ通文庫) * 『レンズと悪魔』シリーズ(六塚光 著 角川スニーカー文庫) * 『ゆくとし くるとし』(大沼紀子 著 マガジンハウス) * 『世界で一番不思議なあの子』シリーズ(森山侑紀 著 講談社X文庫ホワイトハート) * 『蝶の大陸―黄金のエミーリア』(入皐 著 ルルル文庫) * 『時間商人』シリーズ(水市恵 著 ガガガ文庫) * 『彼の禁じられた遊び』(南原兼 著 B-PRINCE文庫) * 『ワルプルギスの夜、黒猫とダンスを。』(古戸マチコ 著 一迅社文庫アイリス) * 『屋上ボーイズ』(阿部暁子 著 コバルト文庫) * 『裁かれる日まで』(水無月さらら 著 キャラ文庫) * 『斯くして歌姫はかたる』シリーズ(朝前みちる 著 ビーズログ文庫) * 『カーテンをノックして』シリーズ(鈴藤みわ 著 SPARK NOVELS) * 『アンリアル UnReal』(北國浩二 著 講談社BOX) * 『she&sea』シリーズ(糸森環 著 角川書店) * 『アリス イン サスペンス』(桃華舞 著 講談社X文庫ホワイトハート) * 『確率捜査官』シリーズ(神永学 著 角川書店) * 『吉原夜伽帳 ―鬼の見た夢―』(ミズサワヒロ 著 ルルル文庫) * 『神曲奏界ポリフォニカ ダン・サリエルと白銀の虎』(あざの耕平 著 GA文庫)
受賞歴
編集部
第3回C★NOVELS大賞特別賞受賞
評価点
編集部
【おすすめキャラクター】 '''ココ''' 元軍人の便利屋。北の暗黒街に事務所を構える。職業柄裏社会に顔が利き、揉め事の処理や喧嘩の調停に担ぎ出されることが多い。冴えない風貌をしているものの実は早撃ちの達人。ひょんなことから亡国の王女の護衛を任され、リリィと共闘することになる。
総評
編集部
従軍経験のある主人公のニヒリズムが癖になる異世界ハードボイルドファンタジー。チートアイテム・ドラゴンキラーの使い手であるリリィは価値観の違いからココと反発し合っていたが、力を合わせてアルマを護衛する過程で互いの実力を認め合い、最終的には気の置けないバディになるのがよかった。魔法と科学が融合した設定も面白い。骨太なガンアクションも楽しめる。
ストーリーの説明
編集部
ハーボイルド異世界ファンタジー。ドラゴン殺しの剣ドラゴンキラーと、人体実験でその適合者となった超人リリィがキーパーソンとなる。浅井ラボ『されど罪人は竜と踊る』安井健太郎『ラグナロク』と傾向が近い。
キャラクターの説明
編集部
戦争のトラウマに苦しむオッサン主人公が渋い。洋画のようなワイズクラックの応酬が癖になる。ココを頼らざる得なくなるまで追い詰められた王女アルマの庇護欲くすぐる素直さ、彼女の護衛を任されたドラゴンキラー・リリィのカッコよさも評価に値する。
設定・世界観の説明
編集部
剣と魔法と銃火器が流通する世界。ドラゴンなどの幻想生物が生息しており、唯一ドラゴン殺しを成し得る魔剣ドラゴンキラーが存在するも使い手との相性が難しく、適合者は極めて稀。首都のスラム出身のリリィは法外な報酬目当てに実験に志願した。
話題性の説明
編集部
「このライトノベルがすごい! 2008年」で57位にランクインした。
初心者向けの説明
編集部
ハードボイルドタッチな作風とPTSD持ちのオッサン主人公が読者を選ぶ。文章に特に瑕疵は見当たらないが、個性も薄く印象に残りにくい。
読後感のよさの説明
編集部
ココが戦争のトラウマから回復し、リリイやアルマと確固たる信頼関係を構築したエンドは爽やか。三人の生活を末永く見守りたくなる。
テンポの良さの説明
編集部
全3巻でコンパクトに纏まっている。各キャラクターの背景や心情はもっと掘り下げてほしかった。アクションシーンも映像を想像しにくい。
読みやすさの説明
編集部
地の文と会話のバランスは平均。皮肉を交えた軽口の応酬がリズムを生む。緊迫したシーンやシリアスな展開もそこそこあるが、アルマの愛くるしさがホッと一息吐ける緩衝材になっていた。暗黒街の愉快な住人たちの描写もツボ。
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