魔法が日常にある高校を舞台に、魔法が苦手な高校生・北見重と使い魔ジョン平が、化学室を拠点に学校内外の出来事へ関わっていくシリーズ。重は魔法実技の試験を前にしながら、物理化学教師の着任、見慣れない転校生の来訪、学園内の幽霊騒動、学園祭の準備や後始末など、学園生活の中で起こる出来事に向き合う。魔法的オチコボレにして科学の徒という立ち位置の重を中心に、友人や教師、別の魔法使いたちが交差し、魔法と科学の見方が並ぶ。学校の教室や化学室、校内の人間関係が物語の起点となり、日常の延長線上にある少し不思議な事件が積み重なる。北見重、ジョン平、鈴音、寧先生、小木津らの関係が巻をまたいで続いていく。第4巻には本編の間に挟まる話や後日譚を含む短編が収録される。

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  • AI分析(あらすじ)

    魔法学園の学園生活、使い魔との関係、化学室や実験を軸にした話に関心がある人。

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作品の魅力

  • 魔法が日常に溶け込む世界設定が細かく、教室や学校生活に使い魔がいる光景が楽しい。
  • 魔法と科学を対立させずに組み合わせた発想が新鮮で、SF寄りの読み味がある。
  • ぬるめでのほほんとした空気の中に、思春期の揺れや現実の重さがにじ。
  • ジョン平のゆるい存在感や可愛さが印象に残り、相棒ものとして愛着を持ちやすい。
  • 何気ない選択や決断の場面が丁寧で、読後に静かな余韻が残る。

こんな人におすすめ

  • 魔法学園ものや現代ファンタジーが好きな人。
  • SF寄りの理屈っぽい設定や、世界観の作り込みを楽しみたい人。
  • ほのぼのだけでなく、少しほろ苦い青春ものを読みたい人。
  • 動物の使い魔や相棒キャラに弱い人。
  • 派手な展開より、落ち着いた物語運びを好む人。

人を選ぶポイント

  • 説明が丁寧で長めなので、テンポ重視だと重く感じやすい。
  • 大きな起伏や派手なカタルシスは控えめで、淡々と進む印象がある。
  • 物語や感情の運びが制御的で、熱量の強いエンタメを期待すると物足りない。
  • ジョン平はマスコット的な魅力が中心で、活躍の厚みを求めると期待とずれやすい。
  • 作品全体にやや陰りや切なさがあり、明るい浪漫だけを求めると合わない。

テンポ・読後感

  • ゆったりした起承転結で、静かに積み上げていく進行。
  • ぬるい空気感と、時おり差し込むほろ苦さの組み合わせが特徴的。
  • 学園の日常から少し不思議な事件へ移るが、全体の温度は落ち着いている。
  • 説明や理屈が多く、軽快さよりも丁寧さが前に出る。
  • 読後は派手な興奮より、しみじみした余韻が残る。

キャラクターへの評価

  • 重は魔法が得意ではない等身大の高校生として見られ、青臭さや悩みがリアル。
  • ジョン平は可愛い、欲しい、愛らしいと受け止められやすい一方、役割は控えめ。
  • 幼なじみやクラスメイト、先生たちも含めて、人物同士の距離感が青春らしい。
  • 人間関係の描写は幼さや不器用さが目立つが、それが作品の味にもなっている。
  • 脇役まで含めて魅力を感じる声があり、特に会話や関係性の空気が好まれている。

巻一覧

ジョン平とぼくと
2006年9月 ISBN 4797337117
この巻のあらすじ

そこは魔法が日常的に存在する世界。魔法の苦手な高校生・北見重は、大した能力もなさそうな彼の使い魔・ジョン平とともに、なんとか日々をやりすごしている。目下の悩みのタネは、3週間後に予定されている魔法実技の試験である。そんなある日、重の通う高校に、新任の物理化学教師がやってくる。普段使われていない化学室の個人利用を許され、ひとり化学実験などにいそしんでいる重にとっては、自分の大切な居場所がなくなるかどうかの一大事。しかしそれは、もっと大きな出来事の序曲にすぎなかったのだった。架空科学系テキストサイト「大西科学」が贈る、ハートウォーミング・ファンタジー。巻末には小川一水氏による解説を収録。 ※電子版は文庫版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください

ジョン平とぼくと 2 ジョン平と去っていった猫
2006年12月 ISBN 4797339128
この巻のあらすじ

高校二年から三年に上がる前の春休み。昼ご飯から戻ってきた重とジョン平が化学室のドアを開けると、そこには見慣れない女の子が立っていた。岡崎三葉と名乗った女の子は、追っ手からかくまってほしいと二人に告げる。そのあまりに浮世離れした話に呆然としつつも、その場の流れと友人達の意見により、不承不承自宅に連れて帰る重。だが、翌日化学室に現れたのは、果たして追っ手とおぼしき男と、その使い魔だったのだ! 魔法が日常的に存在する世界を舞台に、魔法的オチコボレにして科学の徒・北見重とその使い魔ジョン平が活躍する、現代魔法ファンタジー第2弾登場! ※電子版は文庫版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください

ジョン平とぼくと 3 ジョン平とぼくらの世界
2007年6月 ISBN 9784797341706
この巻のあらすじ

高校三年の新学期。北見重は一人の新入生に出会って驚く。彼女が春休みに学校に迷い込んできた女の子・岡崎三葉にそっくりだったからだ。だが、彼女が三葉であるわけはない。ということは、つまり彼女は――かつて重も会ったことのある強力な魔法使い・城塚智樹の娘、城塚さやなのではないだろうか。様子を見たほうがいい、という助言を寧先生から受け、事態を静観するつもりになった重だが、幼馴染みの鈴音らは、自分たちでもう少し調べてみよう、と妙にノリ気。重とその使い魔・ジョン平も、仕方なく彼らの調査につきあうことにするのだが……。待望のシリーズ第3弾登場! ※電子版は文庫版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください

ジョン平とぼくと 4 ジョン平とぼくときみと
2007年11月 ISBN 9784797345315
この巻のあらすじ

隣のクラスの悪友・小木津に借りた教科書を返しにいった北見重は、そこで小木津を中心に、幽霊談義が盛り上がっているところにでくわす。いい加減なことを言うやつだ、と半ば呆れ気味の重をよそに、集まっている生徒達は結構マジメに話を聞いているようで……? 高校2年の夏に、重の通う大月夜高校で起きた幽霊騒動を描く「ジョン平と地下室の幽霊」をはじめ、重たちと別れた後の三葉とオーランジェの旅を描いた後日譚、寧先生の結構大変な日常、そして高校3年の秋に開催された学園祭の顛末など、珠玉の六編を収録したシリーズ初の短編集、登場! ※電子版は文庫版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください

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