中学生の嘉手納奏が、心臓移植をめぐる渡独の途中で記憶を失い、「黒い心臓」を授けられたことから始まる、サスペンス要素を含むファンタジーシリーズ。日本の学校生活を起点に、アイザックやケヴァン、神楽崎らとともに、古代遺跡、湖底都市、異世界アースガルズ、各地の神話やオーパーツに結びつく事件へ向かう。奏は手がかりを読み解きながら、自身の身体と記憶、アドルフやルドルフをめぐる因縁に向き合っていく。物語は複数の事件と因果をつなぎながら、世界の構造と黒い心臓の意味へ広がっていく。本編とは別に、アイザックとケヴァンを中心に異世界側を追う物語や、事件ごとの短編を収めた巻もある。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 心臓移植を軸にした設定が独特で、ファンタジーとサスペンスが混ざった物語として引きが強い。
- 伏線や謎が多く、正体や過去が少しずつ見えてくる構成に読み応えがある。
- ケヴァン、ザック、アイザックなどキャラの見た目や言動の魅力が強く、推しを見つけやすい。
- シリアスな展開の合間に小ネタや掛け合いが入り、重さだけで終わらない。
- 最終的に大きな流れをまとめ切る力があり、長編としての達成感がある。
こんな人におすすめ
- 謎解きや伏線回収を追いながら読むのが好きな人。
- キャラ同士の掛け合い、関係性の変化、推しキャラ探しを楽しみたい人。
- 重めの展開や切なさがあっても、勢いのある物語を読みたい人。
- カタカナ名や勢力図の多さを気にせず、設定の濃さを味わえる人。
- ライトノベルらしい挿絵やビジュアル面の相性も重視する人。
人を選ぶポイント
- 登場人物、組織名、地名が多く、途中で誰が誰か見失いやすい。
- 文章や設定が難解で、細部まで一度で把握しにくい。
- 巻をまたぐ構成や場面転換が多く、テンポが速いぶん整理しながら読む必要がある。
- 一部の謎や説明は読み終えてもすっきりしないまま残りやすい。
- 挿絵の有無や絵柄の変化を気にする人は印象が分かれやすい。
テンポ・読後感
- 怒涛の展開で一気に進む場面と、情報量の多さで立ち止まりたくなる場面が同居している。
- 緊張感、切なさ、わくわく感が交互に来て、読後は疲れるが印象は強い。
- 中盤以降は並行して動く勢力や人物が増え、じっくり読むより勢いで追う感触が強い。
- シリアス寄りだが、会話の軽さや小ネタで息抜きできる。
- 最終巻は畳みかける速さがあり、長い物語を走り切った感覚が残る。
キャラクターへの評価
- ケヴァンは見た目や立ち位置のかっこよさが目立ち、性格の難しさ込みで強い印象を残す。
- ザックはかわいさや世話を焼かれる関係性が好まれ、推しとして挙がりやすい。
- アイザックは語り口が柔らかい一方で、子どもっぽさや迷いも目立つ。
- アドルフやルドルフは過去や本性が気になる存在として注目される。
- 奏は巻が進むほど強さや芯のある反応が見え、周囲との掛け合いも印象に残る。
巻一覧
この巻のあらすじ
中学生の嘉手納奏は心臓の移植手術を受けるためドイツを訪れたが行方不明に。記憶を失い湖畔の病院に運ばれた奏を迎えにきたのは、アイザックと名乗る若い男だった。日本に戻った奏の家に同居することになったアイザックだが、学校には謎めいた転校生・神楽崎が現れる。やがて奏の廻りで不穏な動きが…。「黒い心臓」を授けられた少年の運命が回り始める! 新境地サスペンス・ファンタジー。
この巻のあらすじ
心臓移植を受けた少年・嘉手納奏は命を狙われ、心臓の元の持ち主を意識するようになる。微かに蘇るドナーの記憶に戸惑う奏の前に、彼の心臓を奪おうとした同級生・神楽埼が再び現れ、奏を守る移植コーディネーターのアイザックについて思いがけないことを告げる。折から降り始めた雪は止まず、雪女が現れたという噂が広がるが…。サスペンス・ファンタジー第2弾!
この巻のあらすじ
相次ぐ事件に不思議な力を見せるアイザックとジュード。移植コーディネーターだという彼らの正体に不審を抱き始めていた矢先、自分を担当していたヘルマンの死を知り、動揺する奏。騎士のように奏を見守るアイザックだが、時折見せる激情に奏の疑問は募る一方。そんな折、奏の夢に、金髪に青い瞳をした不思議な少年が現れる。「アドルフ」と名乗るその少年の正体は? 解き明かされる謎に新たな謎が畳みかけられ、物語の熱さが増すシリーズ第三弾! 今回はギリシャ神話系!?
この巻のあらすじ
「アイザック・フォン・ヴァルトミュラーという名の職員はいない」。亡きヘルマンからのメールを受け取った奏。アイザックもまた自らの使命に決着をつけようとしていた。アイザックを信じたい奏は彼の真意を探るため、共に御岳山に登ることに。奏の心臓を狙うケヴァンとジュードは、新たな刺客ギドを送り込む。黒い心臓の正体と〈地図にない国〉の物語がいよいよ明らかに!? 旅立ちのときを迎えた奏とアイザックの関係はどうなっていくのか? シリーズ第4弾!
この巻のあらすじ
自由な世界を求め、壁を超えようとしたアドルフとアイザックの兄弟。湖に呑まれた二人は気がつくと〈地図にない国〉にいた。特別な力を顕したアドルフはやがて王に選ばれ、アイザックは超騎士に任命される。万物のエネルギーの源である神の骸は残り少ない。国の危機を救うため、アイザックは相棒のケヴァンと古代文明のオーパーツを求めて旅立つが……。大人気シリーズ、異世界サイド編初登場――「本編では悲しくも敵同士になってしまっているアイザックとケヴァンが仲良くコンビを組んで、さんざんケヴァンにどつかれているアイザックをお楽しみください」(著者)
この巻のあらすじ
兄のため心臓を取り戻そうとしていたアイザック。残酷な真実に打ちのめされる奏を守る決意をしたケヴァンは、アドルフから逃れる方法を求め、奏とともに「黒い心臓」伝説の残る北海道へと向かう。そこで、古のメッセージを託された「民」であるクリュチー族の遼太郎と出会い、奏たちはアースガルズの超騎士であったグリュンヒルドの残した言葉を知る。それはケヴァンたちの閉ざされた国を開く「ロキの隠匿石」へ近づくための手がかりだった。さらに翻弄される奏たちの前に生身のアドルフが現れ…。北の大地に眠る謎が運命の鍵を握り、新たな戦いの幕が開ける――シリーズ急展開!
この巻のあらすじ
閉ざされた国“アースガルズ”を開く鍵は、「ロキの隠匿石」と呼ばれる石版。古の超騎士が残したメッセージのままに、石版のありかを知るレディ・ラムを捜す奏とケヴァン。石室に刻まれた記号を手がかりに古代遺跡を訪れた奏の「黒い心臓」は岩刻画を解読し、新たな手がかりを得る。同じ頃、奏を追って北海道へ来たアイザックは、支笏湖で突如現れたパレードとともに姿を消した姉を探す少年と出会う。その不可思議なパレードを実際に目にすることになったアイザックは、姉を見つけて連れ戻そうとする少年を追って湖に引きずり込まれた。そこで目にしたのは閉ざされた湖底都市だった。
この巻のあらすじ
湖底都市に眠る大いなる謎を解き起こせ!――“ロキの隠匿石”を追い、神威岩に呑まれてしまった奏。必死に彼を救おうとケヴァンは神威岩を攻撃するが、逆に呪いの攻撃を受けてしまう。それは三日後に死をもたらし、呪いを解くにはラムリアの神官の力が必要だという。奏はケヴァンを救うため、ひとり湖底都市ラムリアへと向かうことになった。そこで奏を待ち受けていた新たな事実とは…。一方、地上へ戻るためラムリアの中枢へと入り込んだアイザックは、ある計画を実行するが…。
この巻のあらすじ
奏が女神の花婿に!? 壮大な計画が姿を現し――湖底都市ラムリアに辿り着いた奏は、守護者ラムから結婚を申し込まれ、ケヴァンに刻まれた排除印を解くことを条件に花婿になることを受け入れる。けれど、ケヴァンにはある重大な容疑がかけられ、排除印を消すことができないと言われて…!? 一方、奏と再会したアイザックは、兄アドルフだと名乗る男からヴァルトミュラー家が関わった「黒い心臓」をめぐる恐ろしい秘密を知ることになり…。
この巻のあらすじ
アステカ神術の「修術者」であるケヴァンがメキシコの地で師匠と仰いでいた人物が行方不明になった。知らせを受け、ケヴァンとアイザックは捜索のためメキシコへ向かう。師を攫った犯人を追いマヤの遺跡に踏み込んだ彼らは、恐るべき古代文明の超オーパーツの謎に触れることに……。表題作の他、NYで起こった連続殺人事件に巻き込まれる「ソロモンの鉄仮面」「超騎士バトル・ロイヤル」「シュタルンベルクの幽霊」を収録。母国、NY、メキシコ、グアテマラ、ドイツをケヴァンを相棒にアイザックが奔走!
すべての巻を見る(全17巻)
この巻のあらすじ
黒い心臓が告げるラムの真実とは!? ラムリアの真実に触れたケヴァンとアイザックはラムの地上進出を阻止すべく奏奪還へと動くが、ルドルフの策略で窮地に。一方、奏との結合を迫るラム。その正体に気づいた時、奏の黒い心臓に異変が!? そして次回、衝撃のクライマックスへと続く! また、懐かしの、奏たちが地元・青梅にいた時期のエピソードを満載した、番外編「三連の鎖」も同時収録! まだケヴァンが刺客をやっていた頃のあれやこれや、潜伏生活もお楽しみに!!
この巻のあらすじ
ラムリアは旧人類「黒い心臓の民」と現人類との因縁が生んだ古代の実験都市だった!? 「ラム」を停止する鍵がアースガルズにあると知ったアイザックたちは、指輪の記憶を巡りルドルフらと争奪戦に。「黒い星」の中からシステム介入した奏には、急速にアドルフの人格が侵入し始めた! 人格消滅の危機が迫る中、奏は「ロキの隠匿石」の在処へと超騎士らを誘導するが!? ラムリア編完結。
この巻のあらすじ
崩壊する湖底都市ラムリアからどうにか生還を果たした奏たち。けれど、ケヴァンたち超騎士の安否はわからないでいた。そんなある日、奏は超騎士の実名が登場するネットゲームの存在を知る。それは実際の“アースガルズ”を模したような設定や世界観で…!? ケヴァンたちを捜す手がかりになるかもしれないと、奏はプレイヤーとしてゲームを始めるが…。その先に待ち受ける新たな展開とは――。
この巻のあらすじ
「黒き王」の援けを得た奏たちは遂にアースガルズへと侵入する。だが、そこでは心臓を奪われたはずの樹海帝アドルフが生還を果たしていた。しかも、超騎士全員を罷免して指環を剥奪せよとの命令が!? それは本当に兄なのか? アイザックは真偽を確かめるため、奏に“ロキの隠匿石”を託し、わざと囚われの身となる。一方、奏はケヴァンとともに中立だという白エルフ族の棲む“鋼の森”を目指すが……。――異世界アースガルズを開け、物語はクライマックスへ!
この巻のあらすじ
何者かに矢を射られ倒れた奏。まるでアドルフ暗殺を再現したような光景に、ケヴァンは混乱する。けれども即死だと思われた奏は、かろうじて命を繋いでいた。そこでケヴァンたちは奏を救うため、闇の精霊術師ハールヴダンを頼り、禁断である闇の蘇生術を施してもらうことに。一方、蘇生術によって世界樹と精神が繋がった奏と心臓アドルフは、その内部で思いがけない人物と出会う……。アースガルズの謎が明らかになり、いよいよ シリーズクライマックスへ!!
この巻のあらすじ
何者かに持ち出された古代兵器の製造法が書かれた古文書の行方を追う、ケヴァンとアイザック。彼らはある日、大勢の死傷者を出した大規模な山崩れが、古文書から復元された兵器による人的災害だと知らされる。だが、すでに古文書は研究者の息子に送られ、ケヴァンたちはそれを追ってイギリスの名門私立校に生徒として潜入するが……(表題作)。他アドルフとケヴァンの出会いを描く「壁の向こうのイブ」、魔力を宿す『チュールの右腕』が盗まれアドルフが容疑者となる「WOLF's Dance」などを収録したシリーズ外伝集!
この巻のあらすじ
アースガルズを開けば、宇宙が崩壊する――。次元監獄の設計者アンドヴァリの言葉から導いた結論に、世界樹の中で甦ったアドルフは呆然とする。けれど、アドルフは奏や大切な者のため、アースガルズを開放することを諦めなかった。一方、樹海帝を名乗るルドルフは、代替エネルギーとして「神々の脈拍」をアースガルズへ引き込もうとするが……。シュバルツ・ヘルツ完結編。すべての伏線を回収して、怒涛のクライマックス!!
星評価・感想
構造レビューと同じ星評価・感想欄に保存されます。平均・中央値は上の「構造レビュー」欄に表示されます。 構造レビューを書く
感想を投稿するにはログインしてください。
最新 50 件を表示(全 82 件・感想付きを優先)
-
ブクログ 5 -
ブクログ 5 -
ブクログ 5 -
ブクログ 5 -
ブクログ 5 -
ブクログ 5 -
ブクログ 5 -
ブクログ 5 -
ブクログ 5 -
ブクログ 4 -
ブクログ 5 -
ブクログ 5 -
ブクログ 5 -
ブクログ 5 -
ブクログ 5 -
ブクログ 5 -
ブクログ 5 -
ブクログ 3 -
ブクログ 4 -
ブクログ 4 -
ブクログ 5 -
ブクログ 5 -
ブクログ 4 -
ブクログ 5 -
ブクログ 5 -
ブクログ 3 -
ブクログ 3 -
ブクログ 4 -
ブクログ 3 -
ブクログ 5 -
ブクログ 4 -
ブクログ 4 -
ブクログ 5 -
ブクログ 3 -
ブクログ 3 -
ブクログ 3 -
ブクログ 5 -
ブクログ 5 -
ブクログ 4 -
ブクログ 5 -
ブクログ 5 -
ブクログ 4 -
ブクログ 5 -
ブクログ 5 -
ブクログ 5 -
ブクログ 3 -
ブクログ 3 -
ブクログ 4 -
ブクログ 4 -
ブクログ 5
