現代東京を舞台に、数を書き換えて奇跡を起こす数秘術師・羽鷺雪名と、赤い数字が見える語り手の俺が、妹の誘拐をきっかけに異能事件へ踏み込むシリーズ。確率を操る怪人との遭遇から始まり、集合、虚数、零、無限へと名づけられた“災厄の数”が次々に現れ、数秘術の仕組みと雪名の過去、仲間との距離が少しずつ見えていく。文化祭、北海道旅行、地下への探索など、学校や移動先の場面を挟みつつ、日常の延長にある異常と戦いが続く。数や確率を手がかりにした戦闘と、雪名の孤立や記憶、語り手との関係の変化を並行して追う形で進む。各巻で敵の性質や舞台が変わり、東京の市街地、学校行事、旅行先、地下施設などを経由しながら、数秘術と災厄の数の対立が広がっていく。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 数式・確率・物理法則を軸にした「数秘術」による独自の能力バトル。
- 願いや執着を根底に置いた「災厄の数」と物語の絡み合い。
- 数学・哲学用語を散りばめたダーク寄り厨二的世界観。
- 雪名の日常と戦闘のギャップなどキャラの二面性。
- 電撃小説大賞入賞作としてのアイデアの新しさと文章力。
こんな人におすすめ
- 数式や科学概念をバトル設定に活かした作品が好きな読者。
- V系・ダーク寄りモチーヵや厨二美学に惹かれる層。
- 能力バトルもので思想性や詩的な表現も楽しみたい人。
- 受賞デビュー作のセンスや完成度を試し読みしたい人。
人を選ぶポイント
- 一人称「俺」視点が読みにくく、主人公の能動性が低く感じられる。
- 専門用語の解説が多く、一度では理解しづらい。
- シリアスな状� knituationと軽い日常会話の温度差に違和感。
- 伏線や謎が多く、完結時点でも未消化の要素が残る印象。
テンポ・読後感
- 巻を追うごとに読みやすさが増す。
- 全体的に哀しげで優しいテイストが漂う。
- 厨二バトルと思想が強く、緊張と恥ずかしさが混在。
- 1巻完結想定から長編化され、含みを持たせた構成。
- 数字が閃く映像的な世界観描写が印象的。
キャラクターへの評価
- 羽鷺雪名:小動物的な可愛らしさと戦闘時のかっこよさのギャップ。
- 冴上誠一:鈍感で受け身に見えるが、タイトルに関わる存在感。
- アンデレ:ツンデレで能力の応用幅が広い。
- 明津憲剛:後半登場でカッコよさが際立つ。
- 13人の執行官など、未登場・謎多き人物への関心。
巻一覧
この巻のあらすじ
「人はデルタtの狭間に生まれ、そして死んでいく」 ビルから落ちていく儚い少女。彼女の背中に、一瞬、羽が見えた気がした──それが、“数秘術師(アルケニスト)”羽鷺雪名(うさぎせつな)との出会いだった。 妹の愛架が突然、何者かに誘拐されてしまう。必死で探す俺の目に、無数の赤い数字が虚空に浮かんで見えた。そして、俺は知ることになる。あらゆる数を書き換えることで奇跡を起こす能力者の雪名は、“確率”を操る怪人との戦いにひとり、身を投じようとしていた。“数”の異能力アクション、開幕!
この巻のあらすじ
あの事件から数ヶ月。文化祭のクラス劇で、雪名はヒロイン役に抜擢された。俺には少しずつ心を開いているものの、ずっと孤独に生きてきた彼女はなかなかクラスに馴染めずにいる。 そんな時、俺は再び“歪んだ無次元数(スカラー)”を見ることになる。連なる赤い数値の鎖で繋がれた、奇妙な人間たち──。 平和になったはずの東京に再び現れた、“集合”の災厄の数(アルヘトス)。“無限の力”をも喰らおうとする、雪名の天敵。新たな戦いに身を投じる雪名に、俺は何ができるのか。 “数”の異能力アクション、第2弾開幕!!
この巻のあらすじ
仲間でやってきた北海道旅行。様子のおかしい雪名に、俺は歯がゆい気持ちでいっぱいだった。彼女は俺との“約束”を疑っているのかもしれない ── そう思った折、町が歪み始める。無数の化物。数秘術(アルケニック)が使えなくなる雪名。NPCのように機械的な、町の住人たち。そして現れる、“虚数”の災厄の数(アルヘトス)。彼との出会いで、俺と雪名は互いの本当の気持ちを知ることになる。“数”の異能力バトル、第3弾登場。
この巻のあらすじ
東京内戦の跡地で俺たちは、“零”の災厄の数、カラスと出会う。彼を見て動揺した安藤照子さん ── アンデレはその晩、俺の家を突然訪ねてきた。 「……一緒に行ってくれたら、1つだけ何でも言う事聞くって言ったら……?」 アンデレと来た地下には雪名もまた、出生の秘密を探るために来ていた。「誠一君は、どうしてアンデレさんと一緒に来たのかな?」 モジモジする雪名と共に、俺は地下深くへと向かう。 “数”の異能力バトル、第4弾!
この巻のあらすじ
数々の“災厄の数”を生み出してきた集団、“クリフォト”。奴らが雪名を攫った。雪名の中の“無限の災厄の数”を解放するのが目的だという。“無限”の解放── それが意味するのは、雪名の死だった。 攫われた雪名は“クリフォト”に攻撃を受けていた。ただし、肉体への攻撃ではなく、精神への。雪名の精神が死ぬとき、最凶の“災厄の数(アルヘトス)”が蘇る── それを倒すには雪名の肉体ごと殺さねばならないという。 雪名の死を何としてでも阻止するために、俺は明津、アンデレ、タデウスとともに敵のアジトに向かう。 “数”の異能力アクション、第5弾!
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