大正時代末期の大阪船場を舞台に、死んだ妻の霊をめぐる怪異を追う伝奇ホラーです。画家の壮一郎は、死を受け入れられないまま妻・倭子の気配に向き合い、降霊の失敗や顔のない存在「エリマキ」との遭遇を通じて、霊のあり方と土地に潜む異変を探ります。物語は、怪現象の手がかりをたどる過程と、夫婦の関係に残る未練を軸に進みます。大阪の街並み、巫女の口寄せ、霊を喰う存在などを組み合わせ、伝奇・怪異・推理の要素を一冊にまとめています。単巻構成で、続編や外伝の情報はありません。」「short_comment":"大正末期の大阪船場で、死んだ妻の霊をめぐる怪異を追う伝奇ホラー。
構造レビュー
こんな人におすすめ
-
AI分析(あらすじ)
- 大正時代の都市を舞台にした怪異譚が気になる人 - 霊、口寄せ、呪いを扱う物語を読みたい人 - 夫婦関係を軸にしたホラーや伝奇ものに関心がある人
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 大正時代の大阪を舞台にした、湿度のある和風ホラーとしての空気感が強い。
- 怪異の怖さだけでなく、喪失や執着、愛情の切なさが物語の芯になっている。
- 文章が読みやすく、風景や心情の描写が細やかで物語に入り込みやすい。
- ホラー寄りからエンタメ寄りまで振れつつ、最後まで勢いよく読ませる構成が好評。
- エリマキや密子など、印象に残るキャラクターの存在感が大きい。
こんな人におすすめ
- 正統派の和風ホラーや大正ロマン風の雰囲気が好きな人。
- ただ怖いだけでなく、切なさや余韻のある物語を読みたい人。
- 民俗学的な要素や土地の空気感を楽しみたい人。
- デビュー作でも完成度の高い作品を探している人。
- 怪異と人間の感情が絡む物語に惹かれる人。
人を選ぶポイント
- ホラー一辺倒ではなく、純愛やファンタジー寄りに感じる場面がある。
- 話し言葉や文体の癖で、最初はリズムをつかみにくい場合がある。
- 中盤以降はエンタメ色が強まり、序盤の静かな怖さとは印象が変わる。
- 黒幕や真相の明かし方は、ややスムーズに進むと受け取られている。
- 主人公の人物像は好みが分かれやすい。
テンポ・読後感
- 序盤は静かで緻密な描写からじわじわ怖さを積み上げる。
- 中盤以降は怪異の登場で物語が大きく動き、テンポが上がる。
- 全体として重苦しさだけでなく、読後に心地よい余韻が残る。
- 怖さの湿度が高く、切なさや美しさも同時に感じる読後感。
- 薄めの分量でも読み応えがあり、密度の高い印象。
キャラクターへの評価
- 壮一郎は、妻への想いが強く、感情の揺れが物語の推進力になっている。
- 倭子は、怪異としての不気味さと切なさの両方を印象づける存在。
- エリマキは異形としての面白さがあり、もっと活躍を見たいと受け止められている。
- 密子は脇役ながら印象が強く、好意的に挙げられている。
- 登場人物全体が個性的で、設定と合わせて記憶に残りやすい。
巻一覧
この巻のあらすじ
第43回横溝正史ミステリ&ホラー大賞 史上初の三冠受賞作! 嫁さんは、死んでもまだこの世にうろついているんだよーー
大正時代末期、大阪船場。画家の壮一郎は、妻倭子の死を受け入れられずにいた。 未練から巫女に降霊を頼んだがうまくいかず、「奥さんは普通の霊とは違う」と警告を受ける。 巫女の懸念は現実となり、壮一郎のもとに倭子が現われるが、その声や気配は歪なものであった。 倭子の霊について探る壮一郎は、顔のない存在「エリマキ」と出会う。 エリマキは死を自覚していない霊を喰って生きていると言い、 倭子の霊を狙うが、大勢の“何か”に阻まれてしまう。 壮一郎とエリマキは怪現象の謎を追ううち、忌まわしい事実に直面するーー。
家に、死んだはずの妻がいる。 この世に留めるのは、未練か、呪いか。
選考委員満場一致、大絶賛! 第43回横溝正史ミステリ&ホラー大賞 史上初の三冠受賞作! 第一幕 四天王寺樒口寄 第二幕 心斎橋紅襟巻 第三幕 鰻谷扇恋塚 第四幕 船場紅地獄廻唄 第五幕 信濃橋筆彩 解 説
星評価・感想
構造レビューと同じ星評価・感想欄に保存されます。平均・中央値は上の「構造レビュー」欄に表示されます。
感想を投稿するにはログインしてください。
まだ感想はありません。
