京都・上賀茂神社の東側にある社家町を舞台に、妖やつくも神が営む古道具店「古どうぐや ゆらら」を中心へ、人間の紅緒と白椿のもののけ・眞白が関わっていく和風ファンタジー。紅緒は古いものの声を聴く力を持ち、眞白は人との関わりを避けてきた存在として描かれる。かつて婚約したふたりが、店の古道具たちと縁ある人間を結びながら、日常と妖のあわいで起こる出来事に向き合う。紅緒に猫耳が生える出来事もあり、人間・もののけ・古道具の関係が京都の街の中で広がっていく。前作から続く物語として、ふたりの距離と店に持ち込まれる異変が並行して動く。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 1巻より甘さが増し、恋愛面の満足感が強い。
- 迷いを断ち切って進む流れが読みやすい。
- ゆるい空気の中にファンタジー色がしっかりある。
- 価値観や物の見方を少し揺さぶる読み味がある。
- 短編を通して大きな愛の形を感じられる。
こんな人におすすめ
- じれじれした関係が少しずつ甘くなる展開が好きな人。
- ゆるめの雰囲気で読める和風ファンタジーを求める人。
- 恋愛だけでなく、考え方の変化も味わいたい人。
- 短編形式で少しずつ気持ちを積み上げる話が合う人。
人を選ぶポイント
- 事件性や強い起伏より、穏やかな進行が中心。
- 1巻の印象と比べると、甘さが前面に出るため好みが分かれる。
- ふわっとした語り口なので、明快な展開を求めると物足りない。
- 人間関係や家族事情の細部は気になる余地を残す。
テンポ・読後感
- 全体はゆるやかで、ダラダラ感を切り替えるように進。
- しっとりした甘さが前に出て、空気はやわらかい。
- ファンタジーの手触りは強めで、独特の浮遊感がある。
- 短編ごとに小さな気づきが積み重なる構成。
- 重さよりも、穏やかな読後感が残る。
キャラクターへの評価
- 主人公たちの迷いが整理され、関係が前進した印象。
- 寿命差のような、避けにくい悩みを抱える人物像が見える。
- 家族や周辺人物の事情が気になり、背景への関心が残る。
- 登場人物の考え方の変化が読みどころになっている。
- 直接的な強さより、やわらかな愛情表現が印象に残る。
巻一覧
この巻のあらすじ
上賀茂神社の東側、社家町のどこかにひっそりと佇む、妖やつくも神が営む「古どうぐや ゆらら」。そこへ久しぶりにやってきた人間の紅緒。彼女は古いものの声を聴くという不思議な力を持ち、店にいた今まで人と関わるのを避け続けていた白椿のもののけ・眞白と運命の再会を果たした。 実はかつてふたりは”婚約”をした仲だったが、今は互いの気持ちが分からぬまま、店の古道具たちと縁ある人間を繋ぐ仕事をしている。あるとき、紅緒が葛籠を開けたとたん、猫耳が生えて…? 京都が舞台の、日常と妖の世界のあわいで起こる事件の結末は? 大人気、和風溺愛ファンタジー、待望の続編。コミカライズも決定!
装画/春野薫久
■著者プロフィール 八谷紬(はちや・つむぎ) 2016年2月、絆と再生を描いた小説『15歳、終わらない3分間』で作家デビュー。京都在住。
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