本作は、架空戦記として第二次世界大戦期の日本海軍を描くシリーズで、呉海軍工廠で極秘建造された新型戦艦A-140「大和」を軸に、太平洋戦争の海戦と作戦の行方を追う。舞台は昭和初期から戦時下の海軍・戦場で、連合艦隊や航空艦隊、米軍との攻防が物語の中心になる。主人公は特定の一人に固定されず、艦隊司令部や作戦に関わる軍人たちの視点で進む構成がうかがえる。シリーズ全体では、戦艦の就役、真珠湾攻撃、ミッドウェーを含む戦局の変化が、戦史を踏まえた仮想の展開として連なっていく。発進編・死闘編・回天編の3巻で、同一戦争史の別局面を扱う。続編や外伝の情報はない。 なお、発進編・死闘編・回天編の3冊はいずれも同じシリーズ内の別局面を扱う構成で、戦局の推移を通して一つの仮想戦史を形づくっている。
構造レビュー
こんな人におすすめ
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AI分析(あらすじ)
- 架空戦記の題材を探している人 - 太平洋戦争期の海戦や艦隊作戦に関心がある人 - 戦艦大和や日本海軍を扱う軍事ものを読みたい人
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 電探開発や新兵器の運用を軸に、戦争の裏側で技術が形になる過程を追える。
- 大和そのものより、建造・配備・運用を支える将校や現場の動きが前面に出る。
- 予算獲得や作戦立案など、軍事技術と組織判断の駆け引きが読みどころになる。
- 艦隊戦だけでなく、心理や組織の綻びまで描くため、硬派な架空戦記として楽しめる。
こんな人におすすめ
- 戦艦の活躍だけでなく、開発・運用・組織論まで読みたい人。
- 電探や新型兵器など、軍事技術の積み上げに興味がある人。
- 架空戦記の作戦会議や軍内部の駆け引きが好きな人。
- 史実ベースの流れを追いながら、世界線の変化を味わいたい人。
人を選ぶポイント
- タイトルの印象に反して、大和の出番はかなり少なめ。
- 派手な戦艦アクションを期待すると、技術・会議・準備の比重が重く感じやすい。
- 戦場の細部や軍事用語が多く、読み味はやや硬い。
- 物語の進行が丁寧なぶん、展開の速さを求めると物足りない。
テンポ・読後感
- 開発や調整を積み上げる前半はじっくりした進行。
- 艦隊戦や作戦の局面では緊張感が高まる。
- 技術の話と人間関係の話が行き来し、硬さの中にドラマがある。
- 終盤は次巻への期待を残す形で区切られる。
キャラクターへの評価
- 海軍将校たちが、実現性の低い計画を通すために奔走する姿が印象に残る。
- 電探や新兵器が単なる装置ではなく、周囲の判断や行動を変える存在として扱われる。
- 組織の矛盾やミスが前に出て、人間の弱さと責任の重さが見える。
- 大和本体より、周辺で動く人物たちの思考と覚悟が物語を支える。
巻一覧
この巻のあらすじ
大日本帝国海軍が広島の呉海軍工廠で極秘建造を進めていた新型戦艦A-140は、将来の対米戦を見据えていくつもの新機軸が投入されていた。世界最大・最強を目指して建造されたこの戦艦は、昭和一五年八月八日の進水式で正式に“大和”と命名される。すでに連合艦隊旗艦となることが決まっている“大和”は、果たして太平洋戦争開戦に間に合うのか!?著者渾身の架空戦記、ここに発進!!
この巻のあらすじ
大日本帝国海軍の第一航空艦隊は、誰にも発見されないまま真珠湾の第一次、第二次奇襲攻撃を成功させた。そして司令部内での対立を経て、第三次攻撃隊が発艦する。しかし、そのわずかな間隙にアメリカ陸海軍は残存戦力を集結し、一部は民間機も徴用して迎撃戦闘を行った。そして、爆弾をくくりつけた民間旅客機を操縦する予備役のパイロットが、空母“赤城”に体当たりして…?
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