両親と死別した高校生・村瀬孝志が、顔も知らない異母兄・進次郎のもとで暮らし始めることから動く、現代日本を舞台にしたあやかし物語です。進次郎は呪いのため満月の日以外は昼間に猫へ変わり、夜だけ営業する猫カフェ・みかげ庵を手伝いながら、孝志は店の運営と兄の生活を支えます。物語は、店を訪れる訳ありの客や、呪詛返しに関わる家族の事情、猫又や式神などのあやかしとの関係を軸に進みます。シリーズ全体では、猫カフェを拠点にした同居生活と、家族・主従・輪廻をめぐる複数の人間関係が広がっていきます。後半には、異母兄弟の物語とは別に、あやかしの主従関係を扱う関連作も収録されています。 ほっこり・人情ものと和風あやかし要素が中心です。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 猫が昼は猫、夜は人の姿になる設定と、猫茶房のもふもふ感が強い引きになっている。
- 兄弟や家族の距離が少しずつ縮まっていく流れが読みどころになっている。
- 同作者の他シリーズとつながる登場人物や世界観の広がりが楽しみになっている。
- 事件を大きく解決するより、空気感や関係性の変化を味わうタイプの話として受け取られている。
- 猫のしぐさや店の雰囲気がかわいく、癒やし目的で読まれている。
こんな人におすすめ
- 猫、あやかし、和風ファンタジーの雰囲気が好きな人。
- 事件解決より、日常寄りの空気や関係性の変化を楽しみたい人。
- シリーズやスピンオフのつながりを追うのが好きな人。
- 兄弟ものや、家族になっていく過程に惹かれる人。
- ふんわり優しい読後感を求める人。
人を選ぶポイント
- 展開はかなり淡々としていて、盛り上がりの強さは控えめ。
- 情報開示が遅めで、序盤は状況がつかみにくい。
- 既存シリーズを読んでいないと、人物や設定のつながりがわかりにくい。
- 物語の根本がすっきり解決する形ではなく、もやっと残る部分がある。
- 心理描写や人物の感覚に引っかかりを覚える読者もいる。
テンポ・読後感
- 全体は静かで、ゆっくり関係が積み上がる進み方。
- ほのぼの、やさしい、ふんわりした空気が中心。
- 猫や店の描写はかわいく、癒やしの比重が高い。
- 物語の重さや謎はあるが、読後感は比較的穏やか。
- ところどころでBLっぽさや兄弟間の距離感に反応が集まる。
キャラクターへの評価
- 孝志は落ち着いていて淡々としているが、少しずつ気持ちが動いていく。
- 進次郎は不思議な状況にいるのに、考え方や受け止め方が独特で印象に残る。
- みかげはけなげでかわいく、猫の姿の描写が特に好評。
- 兄弟の関係は最初は距離があるが、読み進めるほど近づいていく。
- 他シリーズの人物や土地神など、脇役も含めて世界観の広がりが意識されている。
巻一覧
この巻のあらすじ
癒やしの猫カフェ、夜だけ営業中
昼間は猫になってしまう兄×物事に動じない弟 奇妙な同居生活の行方は!? 両親と死別した高校生の村瀬孝志は、生前に父が遺していた言葉に従って、小野進次郎という顔も知らない異母兄に会いに行くことに。鄙びた町で喫茶店を営む彼を訪ねた孝志を出迎えてくれたのは、一匹の白い猫だったーー。 その後、なんとか進次郎と顔を合わせた孝志は、にわかには信じられない話を聞く。 なんと進次郎は“呪い” にかけられたせいで、満月の日以外、昼間は猫になってしまうのだという。 日中の進次郎のサポートと、夜だけ営業する猫と触れ合える茶房・みかげ庵の手伝いを条件に、孝志は進次郎との同居生活を始めるが…。人の想いが交錯する、猫と癒やしのあやかし物語。
この巻のあらすじ
日中は猫になってしまう店主とその異母弟が夜だけ営業するカフェ そこにやってくるのはワケありの客と猫ーー?
両親と死別後、父が遺した言葉に従って、顔も知らなかった異母兄・進次郎と一緒に暮らすことになった高校生の村瀬孝志。猫又に呪いをかけられたせいで、満月の日以外は日中、猫になってしまう進次郎をサポートしつつ、進次郎が夜だけ営む猫カフェ・みかげ庵を手伝う孝志のもとに、ある日、孝志の両親の“同業者” だという青年・久遠明が現れる。呪詛返しを専門に行っていた両親が命を落とす原因となった呪詛が、孝志を襲うかもしれないというのだ。その危険は同居する進次郎にも及ぶ可能性があると聞いた孝志は、異母兄と離れるべきか悩むが…!? 猫と癒やしのあやかし物語、第二弾。
この巻のあらすじ
猫と癒やしのあやかし物語、第三弾!
両親と死別したことをきっかけに、それまで顔も知らなかった異母兄・進次郎のもとで暮らしはじめた高校生の孝志。猫又のみかげに呪いをかけられたせいで、満月の日以外は日中、猫になってしまう進次郎との風変わりな同居生活にもずいぶん慣れてきた。進次郎が近所の猫たちの力を借りつつ夜だけ営む猫カフェ・みかげ庵には、時折ワケありの客が訪れるのだが、彼らとの出会いを通して、いつしか孝志は、不器用だが優しい兄と、実は兄を大切に思っているみかげといつまでも一緒にいられるよう望みはじめる。そんな孝志の前に、あるとき、主を捜す傷ついたあやかしが現れるが……。
この巻のあらすじ
友人の後ろについた黒い“もや”、過去世の夢を見る大学教授…… それより気になるのは、大事にしている式神にその思いが伝わっていないこと⁉
大学一年生の宗近靫正の影には、主従の契りを交わしたあやかしのサクヤが潜んでいる。父方の田舎にある山の桜の木に寄り添うように暮らしていたサクヤと幼い頃に出会って以来、靫正はサクヤとともに在ることを望んだ。友達のようになりたいのに、いつまで経ってもサクヤが自分を“坊ちゃん”扱いするのが靫正は気に食わない。そんなある日、靫正は会員不足に悩む昔噺研究会に勧誘されるがーー。 対等でいたいのに主として扱われることにたいそうご不満な主と、主と対等でなんかいられるわけがないと主の望みを拒否しつづける従者のあやかしが遭遇する、不思議な輪廻の物語。
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