玄国の後宮を舞台に、公文書の真贋と検閲を担う筆録房の女官・陶深玉が、筆跡鑑定の技術で文書に残された意図や違和感を読み解いていく中華後宮ミステリです。深玉は人付き合いを避けがちな筆跡鑑定の専門家で、外廷の官吏・姚夏丞とともに、遺書の鑑定をきっかけに後宮で起こる不審死や噂の背景を追います。文字の形や書きぶりから人物像を探る視点を軸に、文書、暗号、検閲制度が絡む事件へ広がっていきます。後宮内の権力関係と文書行政を土台に、鑑定と調査が結びつく構成です。短編的な鑑定案件から、後宮全体に及ぶ謎へと範囲が広がります。後続の続編・外伝・短編は現時点で確認できません。
構造レビュー
こんな人におすすめ
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AI分析(あらすじ)
- 後宮ものの制度や官職に関心がある人 - 遺書、暗号、文書鑑定を扱う事件ものが好きな人 - 女性主人公の職能を軸にした物語を読みたい人
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この巻のあらすじ
カクヨム恋愛小説大賞【ナツガタリ'25】異世界で働く女性の恋部門《大賞》受賞作。 極東大陸の雄たる玄国の後宮にて、公文書の真贋と検閲を担う特殊機関ーー筆録房。その主である深玉は筆跡鑑定が専門で、書かれた文字から性格までも読み解く変わり者。 そんな彼女に、ある日一通の遺書が届く。謎めいた美貌の官吏・夏丞と共にやって来たその遺書は、後宮で自死したある寵妃のものでーー。 最初は真贋の鑑定だけのはずだった。だが、後宮で連鎖する不審死に、囁かれる呪いの噂。遺書に託された暗号(メッセージ)に気付いた深玉は、徐々に寵妃の死の真相に近づいていく。 筆跡鑑定が専門の検閲女官×謎多き美貌の官吏が挑む、中華後宮ミステリ!
◆◆◆登場人物◆◆◆
【陶深玉(とうしんぎょく)】 玄国の後宮で筆跡鑑定が専門の検閲女官。公文書の真贋を担う筆録房の主を務める。人が嫌いで筆録房に引きこもりがち。
【姚夏丞(ようかじょう)】 巧みな話術と美貌を持つ謎多き男。外廷の官吏として深玉に遺書の鑑定を依頼してきたが、その本心はーー。 第一章 厄介な染み 第二章 塗りつぶされた存在 第三章 まるで紙魚 第四章 破られた紙は、もとには戻らない 第五章 繋がる点、交わる線 終章 後夜
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