愛が灯る

判定なし
基本情報
著者
詠井晴佳
イラスト
レーベル
ガガガ文庫
刊行年
2025
巻数
1巻
アニメ化
属性

明日がくるのをこわいと感じる中学生の栞里と、同じ不安を抱える同級生の鈴真を中心に進む青春ファンタジー。電話、教室、公園で互いの「こわいもの」を語り合う日々から始まり、卒業間近の別れをへて、高校生になった栞里の意識が見知らぬ部屋へ飛ぶ展開へつながる。現代の学校生活を土台に、不安と向き合う会話、相手との距離、再びつながるための手がかりが軸になっている。日常の場面と不思議な空間を行き来しながら、心の変化と関係の変化をたどる構成で、ロクデナシ『愛が灯る』とのコラボ作品としてまとめられている。栞里は一人で不安を抱え、鈴真はその気持ちを受け止める相手として描かれる。二人の会話は、事件解決よりも、言葉にできない感情を少しずつ共有する過程に重心がある。高校生になった栞里が見知らぬ部屋で鈴真と向き合う場面を挟み、過去の会話と現在の状況が結び直されていく。

構造レビュー

こんな人におすすめ

  • AI分析(あらすじ)

    ・学校生活の会話劇を読みたい人 ・不安や別れを扱う現代ファンタジーに関心がある人 ・中学生から高校生へ移る時間の物語を追いたい人

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読者の声

読者レビューをもとに AI が要約した内容です。

作品の魅力

  • 「こわい」を抱える中学生同士が、電話や教室、公園で気持ちを分け合う関係性が核になっている。
  • 同調圧力、空気を読むしんどさ、言葉にできない不安など、思春期の息苦しさを丁寧に拾っている。
  • 文章はやわらかく静かで、包み込むような読後感や透明感を評価する声が目立つ。
  • 楽曲コラボ由来の雰囲気や、音と文字が寄り添うノベライズとしてのまとまりを好意的に受け止める反応がある。

こんな人におすすめ

  • 学校生活の居心地の悪さや、周囲に合わせすぎるしんどさに覚えがある人。
  • 静かな青春もの、やさしい空気感の物語、感傷寄りのノベライズが好きな人。
  • ロクデナシの楽曲やタイアップ作品から入る読者。
  • 中高生向けのまっすぐな物語を求める人。

人を選ぶポイント

  • 物語の手触りは軽めで、重厚さや強い衝撃を期待すると物足りない。
  • 事件性や大きな波乱は控えめで、淡々と進む印象がある。
  • 大人向けの尖りや攻撃性を求めると合わない。
  • 原曲やコラボ前提の雰囲気があるため、単体だと刺さり方に差が出やすい。

テンポ・読後感

  • 全体は静かで穏やか、派手さよりも空気感で読ませる。
  • 不安や恐れを共有しながら少しずつ前へ進む流れが中心。
  • しんみりする場面はあるが、読後は温かさや救いが残る。
  • 透明感、純情さ、やさしさを軸にした青春の手触りが強い。

キャラクターへの評価

  • 栞里は気を張って生きる繊細さがあり、不安を抱えながらも前に進もうとする姿が印象に残る。
  • 鈴真は周囲に合わせる息苦しさを抱えた存在として、栞里と対になる。
  • ふたりの関係は静かで尊く、互いの「こわい」を受け止め合うところが支持されている。
  • すれ違いを経ても、変わらない思いと再びつながる関係性が魅力として挙がっている。

巻一覧

愛が灯る
2025年3月 ISBN 9784094532340
この巻のあらすじ

君の言葉が、明日へ踏み出す勇気をくれた。

「明日がくるのがこわい」 そんな不安を抱く中学生の栞里が出会ったのは、同じ想いを抱えた同級生の鈴真だった。 電話や教室、公園でお互いの「こわいもの」について語り合い、いくつもの不安な夜を一緒に乗り越える二人。でも卒業間近の冬、何より大切だった鈴真との時間は突然終わりを告げた。 高校生になり、ひとり不安に押し潰されそうになる栞里。そんな時、栞里の意識は見知らぬ部屋へと飛ぶ。そこには、二度と会えないと思っていた鈴真の姿がーー 心に灯る微かな光を頼りに、明日へと進む姿に勇気をもらえる。音楽プロジェクト・ロクデナシの名曲『愛が灯る』とコラボした青春ファンタジー小説。

【編集担当からのおすすめ情報】 大切な人との出会いや別れは、ときに「こわい」ものです。 立ち止まり、前に進めなくなり、 それでも臆病な自分からの「卒業」を目指すーーそんな全ての人へ捧ぐ物語です。 ぜひ『愛が灯る』の楽曲と共にお楽しみください。

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