花の都フォレと王宮エヴァンタイユを舞台に、吸血鬼の血を引く伯爵イブ・アントアーヌと第二王子ジェラールが、貴婦人殺害や失踪、怪しい薬、辺境領の異変などの事件を追うシリーズ。イブは秘密劇場に立つ一方で、吸血鬼退治の家系に連なる立場から魔物や噂の真相に向き合う。王宮、貴族社会、辺境領をまたいで、事件捜査と政治的な疑惑が連なっていく構成で、宮廷の騒動と吸血鬼伝承が交差する。全6巻で完結しており、各巻で独立した事件を扱いながら、イブとジェラールを軸に物語が進む。完結編では王宮内の混乱と二人の関係が収束へ向かう。

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  • AI分析(あらすじ)

    - 宮廷事件や貴族社会の物語に関心がある人 - 吸血鬼伝承と捜査要素の組み合わせを読みたい人 - 王子と伯爵が事件を追う構図が気になる人

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読者レビューをもとに AI が要約した内容です。

作品の魅力

  • 美人伯爵や堅物の王子など、気の強い高貴な人物同士の掛け合いが楽しい。
  • 嫌味や毒のある応酬が軽妙で、会話のテンポがよい。
  • 吸血鬼ものとしての耽美さと、木々さんの挿絵の魅力が強い。
  • 18世紀フランス風の雰囲気や貴族社会の空気感に惹かれる。
  • 短編でも人物の背景が気になって、続きまで追いたくなる。

こんな人におすすめ

  • ツンデレ気味の貴族キャラや、強気な受け答えのある関係性が好きな人。
  • 吸血鬼、耽美、フランス風の世界観を楽しみたい人。
  • 1冊で区切りつつ、シリーズとして人物関係を追う読み方が合う人。
  • 挿絵込みで作品の雰囲気を味わいたい人。

人を選ぶポイント

  • 短編集寄りなので、長い物語の大きな展開を期待すると物足りなさがある。
  • 会話中心で進むため、派手な事件や強い起伏を求めると印象が薄い。
  • キャラクターの背景は気になる形で残るので、単巻で完結感を重視する人は注意。
  • 作品の空気感や関係性重視のため、設定説明をじっくり読みたい人には軽く感じる場合がある。

テンポ・読後感

  • 掛け合いが速く、嫌味の応酬もテンポよく進。
  • 全体は耽美で華やかだが、会話は軽妙で読みやすい。
  • 物語は一冊でまとまる一方、人物の過去や感情が少しずつ見えてくる。
  • ロマンスの気配がじわじわ強まり、終盤に向けて甘さが増す。

キャラクターへの評価

  • 殿下は自由奔放で、気持ちを自覚してからの動きが印象的。
  • イブは毒舌でも根が優しく、振り回されながらも健気。
  • 美人伯爵や高貴な人物たちは誇り高く、気の強さが魅力になっている。
  • 主要人物の過去には重さがあり、そこが気になる読者が多い。
  • 脇役も含めて不幸や事情を抱えた人物像が目立つ。

巻一覧

薔薇の接吻 〜レマイユの吸血鬼〜
2003年4月 ISBN 4086002442
この巻のあらすじ

花の都フォレ。王宮エヴァンタイユでは、このところ貴婦人が立て続けに殺され、吸血鬼の仕業との噂で持ちきりだった。事件解明にあたった第二王子のジェラールは、かつて吸血鬼退治の王命を受けたとされる「薔薇の騎士」の一族、レマイユ伯爵家の末裔を訪ねることに。レマイユ伯イブ・アントアーヌは、妖しいほどの美貌の青年。秘密劇場の舞台に立つ彼には、ある裏の顔があって……。

堕天使の柩 〜レマイユの吸血鬼〜
2003年6月 ISBN 4086002698
この巻のあらすじ

吸血鬼の血を引くレマイユ伯イブは、観劇の途中何者かに拉致されてしまう。犯人は、都を騒がせているならず者集団の「ヴァンピル党」。どうやらイブは、アンジュ公爵家子息シャルルと間違われたらしい。アンジュ家では、近々親戚のコルニション伯に家名を譲ることになっていた。難を逃れたイブは、第二王子ジェラールに、コルニションを捕まえる手助けをして欲しいと頼まれるが……。

鈍色の離宮 〜レマイユの吸血鬼〜
2004年3月 ISBN 4086003902
この巻のあらすじ

古のヴァンピルが棲んだと伝えられる辺境候領について、近ごろ噂が流れていた。魔術候と呼ばれる辺境候ルドルフの使う得体の知れない魔法で、領民が屍肉を食らう魔物に変じている、というもの。魔物退治に精を出すイブ・アントアーヌとしては、魔物を生み育てられてはかなわない。いっそのこと出所に赴こうかと思った時、現れたのはジェラール・オーギュスト。癪にさわる王子殿下だった!!

花園の媚薬 〜レマイユの吸血鬼〜
2004年10月 ISBN 4086004925
この巻のあらすじ

アデライド王女のお気に入りの侍女シャルロットが行方不明になり、その正体が吸血鬼(ヴァンピル)という噂がたった。レマイユ伯イブは、第二王子ジェラールの依頼で、シャルロットの行方を探すことになったが――。(花園の媚薬)/飲めばたちまち夢心地、と巷で噂の「恋の妙薬」。それを飲んだマダム・パナシェの恋人は、無残な死を遂げる。イブとジェラールは、真相解明に乗り出すが――。(蜜蜂の偽薬)

黒騎士の嫁 〜レマイユの吸血鬼〜
2005年2月 ISBN 4086005441
この巻のあらすじ

吸血鬼退治を生業とする『薔薇の騎士』は病知らずの身。しかし薔薇香漂う蝙蝠館のサロンには身体に変調を来したイブ・アントアーヌがいた。「新しいヴァンピル」と名乗るコルニション伯爵と争い、その血を啜った後のことだ。イブには気がかりがあった。ローゼンブルクの領主「魔術候」にまつわる悪い噂だ。衰弱した身体でイブは、辺境の地ローゼンブルクへ旅することを思い立つのだったが…。

永久の戴冠 〜レマイユの吸血鬼〜
2005年4月 ISBN 4086005751
この巻のあらすじ

エヴァンタイユ宮では異変が起きていた。昨夜、王子ジェラールがフィリップ王太子を殺したと濡れ衣を着せられ囚われたのだ。近衛のルコントは解任され王女アデライドはおののくだけ。謀反人として幽閉されたジェラールはイブ・アントアーヌの妖しいまでの美貌に思いを馳せていた。その頃、イブは「魔術候」ルドルフの仮の邸で激しい眩暈と戦っていた…。『レマイユの吸血鬼』運命の完結編。

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