子爵家の次女レイチェル・ジーンと、宮廷魔術士ゾイドを中心に進む恋愛ファンタジーです。舞台は、魔術が制度として扱われる王宮と貴族社会で、レイチェルは手芸と術式に関心を持ちながら引きこもり気味に暮らしています。物語は、婚約をきっかけに二人の関係が動き出し、王宮での立場や周囲の思惑が絡む中で進みます。シリーズ全体では、恋愛関係を軸に、魔術の扱いと身分差のある人間関係が広がっていきます。2巻では王宮の外へ場が移り、敵国との関わりや新たな婚姻の申し出が加わります。続編では、婚約後の立場変化と政治的な緊張が物語に加わります。

構造レビュー

編集部判定 判定なし

ストーリーの良さ SS (5) レビュー

理由・補足

編集部

緩急つけてテンポよく進む展開の中で、主人公の趣味で得た知識と技術が意外な活躍をみせます。ブレないオタク気質のヒロインが面白い。またヒューマンドラマとしての側面も強く、「愛とは何か」を考えさせられるようなストーリーとなっています。

キャラクター SS (5) レビュー

理由・補足

編集部

主人公はよくある「地味に見えるけどよく見たら美人」ではなく本当に地味。なのに、知れば知るほどかわいく見えてくるのは、それだけ描写が丁寧で親近感がわくから。「好きなことしか目に入らないどうしようもないオタク」をリアルに描き、ヒーローもハイスペイケメンではありますが、興味のままに主人公を振り回す、勝手なキャラ。思わず世話を焼きたくなるような(実際世話焼きキャラも多数登場)目を離せない、魅力的なキャラで物語を盛り上げています。

設定・世界観 SS (5) レビュー

理由・補足

編集部

魔力を持たないために趣味の魔術を術式としてこれまた趣味の刺繍に落とし込む主人公、というキャラ設定がしっかりしています。事件の背景にある世界観もきちんと描写されているため「男性優位な魔術の世界において、魔力を持たない主人公が女性的な発想と技術で魔術を発動させ、事件を解決に導くことのありえない面白さ」を的確に伝えてくれます。

読後感の良さ S (4) レビュー

理由・補足

編集部

壮大なストーリーの第一幕。ひとつの事件を乗り越えて、満足できる読後感です。 が、この先さらに魅力あるキャラ達が登場しで面白さが加速することを知っている身としては、続きが待ち遠しい!

読みやすさ S (4) レビュー

理由・補足

編集部

地の文が多め。文章力で魅せる作品ではありませんが、必要十分な説明がありファンタジーに慣れていなくても読みやすいです。一般文芸を好む方でも違和感なく入り込めるであろう、しっかりとした物語。 まだ一巻ですが、壮大な愛の物語として書籍版も完結まで続くことを切に願っています。

短評・キャッチコピー

この項目をレビュー

編集部

心に残る物語!外の世界に興味のないオタクだった2人が出会い、様々な事件を通して愛を学び、成長していく様子が描かれるラブファンタジー

編集部

"魔力を持たないがゆえ魔術式の研究にのめり込み、その知識を趣味の刺繍に落とし込むことでささやかな魔術を展開する主人公。魔術のプロからすれば突拍子もない発想で問題を解決に導く彼女は、そのとんでもない知識と天真爛漫な生き方で出会う人々を魅了していきます。 これまで自分だけの世界で生きて来た人間が、たくさんの人と出会い、恋を知り愛を学ぶ。波瀾万丈の恋愛ファンタジーです!"

こんな人におすすめ

この項目をレビュー

編集部

・趣味に夢中(オタク気質)なことに共感を持てる ・地味で恋愛に興味のない女の子がなぜかモテモテになる展開が好き ・波瀾万丈なストーリーが好き ・シナリオのしっかりとした「物語」を読みたい ・ヒューマンドラマが好き

  • AI分析(あらすじ)

    - 令嬢と宮廷魔術士の婚約物語に関心がある人 - 王宮や貴族社会を舞台にした魔術ものを探している人 - 手芸や術式など、趣味と魔術が結びつく設定が気になる人

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編集部

本作がデビュー作。

イラストレーター情報

この項目をレビュー

編集部

多数の作品を手がけるイラストレーターのボダックス先生。 10年間身体を乗っ取られ悪女になっていた私に、二度と顔を見せるなと婚約破棄してきた騎士様が今日も縋ってくる 大聖女はもう辞めました!13度目の人生は立派な悪女を目指します

編集部

第一回アイリス異世界ファンタジー大賞銀賞受賞作。

編集部

「オタクで地味な引きこもり令嬢×ハイスペ魔術士の溺愛ラブファンタジー」と銘打たれています(間違いではない)が、そんな枠に収まる作品ではありません! 波瀾万丈なストーリーで読者と主人公達を翻弄しながら「愛するとはどういうことか」を強く問いかけてくる、心に残る良作です。 「物語」を読みたい方におすすめします。

作品Q&A

合わない人・注意点は? ストーリー
ベストアンサー
あらすじや表紙が、よくある「ハイスペイケメンと地味な令嬢の溺愛もの」な雰囲気。間違いではありませんが、普通の溺愛ものを期待して読むとちょっとイメージが違うかも。確かにイケメンが愛を乞うストーリーですが、「何でもしてくれる大人な男性に甘やかされたい」という気分のときに読むお話ではありません。

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文体はどんな感じ? ストーリー
ベストアンサー
やや地の文が多め。癖のない素直な文体で読みやすいです。

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評価されるポイントは? ストーリー
ベストアンサー
【おすすめキャラクター】 主人公の父親、ジーン子爵 風変わりな娘を守り育てた包容力のある愛情深い男性。作品を通して、愛を知る理想の男性として描かれています。

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この作品の特徴は? ストーリー
ベストアンサー
夢中になったWEB版の作品が完結してから早2年。第一回アイリス異世界ファンタジー大賞で銀賞を受賞し、書籍化が発表されてから1年半以上!待ちました。待った甲斐がありました。 文字通り待望の書籍化です。まだ未読のかたは是非ご一読ください!

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どんなテーマ・ジャンル? ストーリー
ベストアンサー
外の世界に興味のない、自分(の好きなもの)第一主義のオタクだった2人が出会い、様々な事件を通して愛を学び、成長していく様子が描かれるラブファンタジー。

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読者の声

読者レビューをもとに AI が要約した内容です。

作品の魅力

  • 刺繍に魔術式を落とし込むという、手芸×魔術の独自設定に「新鮮」「わかりみが深い」。
  • 魔力がない主人公が、膨大な知識と計算で常識を覆して活躍する展開が「爽快」「頭が良いヒロインで安心」と評される。
  • 趣味に没頭するオタク同士が馴染んでいく関係性が、堅苦しくないラブコメとして楽しめる。
  • 事件が起きても主人公が自分らしさを保ったまま解決していく、ほんわりとした優しさに「癒される」「読み返したい」との感想が見られる。

こんな人におすすめ

  • 手芸・刺繍・編み物など手仕事が好きで、作中の道具や描写のリアルさに共感したい読者。
  • 地味に見えても専門分野ではプロ級のヒロイン像に惹かれる読者。
  • ハイスペックなイケメンとの即溺愛より、同好のオタク同士が距離を縮める恋愛の過程を楽しみたい読者。
  • 宮廷や国を舞台にした政治・社会の話も交えつつ、シナリオの厚みのある物語を読みたい読者。

人を選ぶポイント

  • 表紙やあらすじから「典型的な溺愛もの」を期待すると、恋愛の進み方やトーンがイメージとずれる。
  • 婚約者ゾイドへの好意が、本人の自覚より周囲の変化の方が先に進むように感じられ、「急にデレた」「番外編で経過が欲しかった」との指摘がある。
  • ヒロインが無自覚ながら複数の男性から好意を向けられる展開に、リアリティ不足ややっかみ半分のモヤモヤを感じる読者もいる。
  • 公式カップルの相性より、別の男性キャラクターの方が楽しそうに見える。
  • 続巻への期待はある一方、読者レビューを見て恋愛の方向性に躊躇する、後半で盛り上がりが弱く感じる、といった声もある。

テンポ・読後感

  • 最初は「地味令嬢がなぜモテるのか」といった不穏さや政治的背景から入り、読み進めると温かく穏やかな空気感に変わっていく。
  • 魔術知識による問題解決が拍子抜けしつつも筋が通っており、知識ものとしての読み応えがある。
  • 恋愛より趣味の話で盛り上がる会話や、周囲の人間関係のほのぼのとしたやり取りが、テンポを軽く保っている。
  • 後半以降は国際的な事件や思惑が絡み、シリアスさが増す一方で、読む人によっては緊張感の持続に疲れを感じる、との声もある。

キャラクターへの評価

  • レイチェル:見た目は地味で恋愛に及び腰だが、刺繍と魔術のオタクとしての情熱と実力は本物で、「揺るぎない趣味人」「天然記念物のような存在」と好意的に語られる。
  • ゾイド:容姿端麗な魔術師で、最初は魔術式目当ての距離感から、次第に本音の好意を見せる変化が「微笑ましい」と評される一方、「急な好意の表れ」に戸惑う声もある。
  • 父ジーン子爵やゾイドの父など、包容力のある年配男性キャラに可愛らしさや安心感を覚える読者がいる。
  • 世話役として登場する貴公子タイプなど、公式ヒーロー以外の男性にも魅力を感じる。

巻一覧

レイチェル・ジーンは踊らない
2024年3月 ISBN 9784758096218
この巻のあらすじ

子爵家の次女レイチェルは、手芸と魔術にしか興味がない地味で引きこもりの残念令嬢。結婚なんて少しも望んでいなかったのに、デビュタントに心ゆくまで術式を施した魔改造ドレスを着ていったら、宮廷魔術士のゾイドに婚約を申し込まれてしまった。地位と権力と美貌を兼ね備え、これまで縁談は全て断っていた国内随一の魔術士様がなぜ私なんかにーー!? 手芸&魔術オタクの引きこもり令嬢と美貌の宮廷魔術士の溺愛ラブファンタジー、加筆修正&書き下ろしを収録して待望の書籍化!

レイチェル・ジーンは踊らない2
2025年2月 ISBN 9784758096904
この巻のあらすじ

子爵家の次女レイチェルは、手芸と魔術にしか興味がない地味で引きこもりの残念令嬢。…だったはずが、名門伯爵家嫡男で国内随一の宮廷魔術士ゾイドの婚約者になった。そして、彼女の術式能力や魔力が皆無であることが国家機密レベルと判明し王宮に匿われていたのだが、敵国フォート・リーに攫われてしまう。しかもフォート・リーの宰相の息子ルークに婚姻を迫られてー!?手芸&魔術オタクの引きこもり令嬢と美貌の宮廷魔術士の溺愛ラブファンタジー、波乱万丈の第2弾!

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