『僕は全てを奪われた』という恋愛ゲームの人物として目を覚ました雪代斗和は、本来ならヒロインを奪う立場に置かれながら、音無絢奈との関係を自分の判断で組み替えていく。物語は、彼女の中に残る復讐への感情、佐々木修との距離、伊織や真理、星奈、絵支らの事情を少しずつ重ね、ゲームの筋書きを人間関係の変化として見せる。ファンディスクや過去の出来事も手がかりになり、恋愛だけでなく家族の背景や立場のずれが整理されていく。序盤は斗和が設定上の役回りに戸惑い、中盤以降は周囲の人物の過去や感情が表に出る。全4巻で、人物同士の結び直しを中心に進む。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- NTR設定を逆手に取った純愛寄りの構図が新鮮。
- ゲーム開始前の1年前から裏設定を掘り下げる仕掛けが効いている。
- 視点が変わることで同じ出来事の見え方が大きく変わる。
- 絢奈の重さ、依存、闇のある感情が強く印象に残る。
- 復讐ではなく、幸せに向かう物語として読める。
こんな人におすすめ
- タイトルの強さに反して、シリアスな純愛や関係性の変化を読みたい人。
- ヤンデレ気味、重め、闇のあるヒロインが刺さる人。
- ゲーム世界の裏側やメタ的な構造を楽しみたい人。
- NTR要素そのものより、そこから反転するドラマに興味がある人。
- 1巻ごとの区切りがしっかりしたシリーズを追いたい人。
人を選ぶポイント
- 軽いラブコメを期待すると、思ったよりシリアスで重い。
- 物語の核心に関わる情報は徐々に明かされるため、序盤は謎が多い。
- 巻が進むほど雰囲気や焦点が変わり、シリーズの印象が一定ではない。
- 絢奈の感情がかなり重く、好みが分かれやすい。
- 一部では終盤の盛り上がりやオチの強さに物足りなさを感じる声もある。
テンポ・読後感
- 序盤は違和感と謎を抱えたまま進む静かな立ち上がり。
- 中盤から裏事情や人物関係が見えてきて、空気が一気に濃くなる。
- 甘い場面と不穏さが交互に来て、背徳感のある読後感になる。
- 全体としては派手さより、関係修復と心理描写を積み上げるタイプ。
- 巻ごとにテイストが少しずつ変わり、サスペンス寄りに感じる場面もある。
キャラクターへの評価
- 斗和は流されるだけでなく、向き合って動こうとする姿が好評。
- 絢奈は可愛さよりも、重さや危うさ、執着の強さが強く印象に残る。
- 修は単純な被害者像ではなく、見え方が変わる存在として受け止められている。
- 母親同士や周囲の人物にも事情があり、関係の再解釈が面白さにつながっている。
- 黒い感情を抱えたキャラや、嫉妬の見える場面が特に刺さっている。
巻一覧
この巻のあらすじ
気が付いた時、エロゲの世界に転生していた。 【僕は全てを奪われた】という寝取られエロゲの主人公・佐々木修……ではない。 修を献身的に支える幼馴染ヒロイン・音無絢奈を修から寝取る親友キャラ・雪代斗和に、だ。
幸いゲームのストーリー開始まで一年も猶予がある。 自分に寝取りの趣味はないし、俺が彼女を奪わなければ二人は幸せに結ばれるはず……なのに。
「二人っきり……ですね?」 修がいなくなった途端に体を密着させてきた絢奈は膝の上に乗ってきて──もしかしてこの二人、ゲーム開始前からすでに関係しているのか!?
これってNTR(寝取られ)? BSS(僕が先に好きだったのに)?
どちらでもない、濃厚純愛ラブストーリー開幕!
第7回カクヨムWeb小説コンテスト<特別賞>受賞作!
この巻のあらすじ
エロゲの「寝取る男」に転生していた斗和。 しかしゲーム開始前だというのに、ヒロインの絢奈は二人きりになると恋人のように甘えてくる。
目を蕩けさせて甘い空気を醸してくる絢奈は可愛くて……だが、自分の隣で幸せに笑う彼女が修への復讐を忘れていないことも知っていた。 彼女の瞳に暗いものを見つけた瞬間【僕は全てを奪われた】のファンディスクがフラッシュバックしてきてーーそこでこのエロゲ世界の裏側を知ることに。
絢奈の止まってしまっていた時間を動かして、一緒に前に進みたい。 きっとそこに「自分」が転生してきた意味があるはず。
背徳で濃厚で、そして何より純粋なラブストーリー第2弾!
この巻のあらすじ
心の闇が晴れた絢奈は本来のエロゲの道筋から外れて斗和の彼女として共に前を向いて歩き始めた。 伊織や真理たちも少しずつ残酷な未来への道筋から逸れていく。 複雑に絡み合っていたNTRエロゲの要因が解けていく中、 斗和の家で蜜月を過ごす絢奈は自分の母と向き合う覚悟を決めることに。
幼い頃から「幼馴染の修君と仲良くするように」と言って絢奈の心の闇を深めた原因の一つでもある母・星奈。 親子として向き合って心の内を話すうちに、斗和の父母と星奈が古い付き合いであることを知ってーー。
恋人関係を公言し、ますます綺麗になる絢奈とその母星奈。 母娘2代に溺愛される背徳濃厚純愛ラブコメ第3弾!
この巻のあらすじ
斗和の家を訪ねてきた、危険な匂いのする女性・絵支。 彼女は実行しなかった絢奈の復讐計画の一端を担う存在だったらしい。
だが復讐もNTRシナリオの伏線も全部解決した。
絢奈や絵支の手を汚させなかったことにホッとする斗和にはもう一つ心残りがあった。 本来の主人公・修のことだ。 伊織や星奈に支えられ自分の嫉妬心と向き合った修は斗和に謝りたいと切り出してーー。
全てが解決したように思えたある日、斗和は突如倒れこむ。 熱に浮かされた夢の中「自分」は【僕は全てを奪われた】をプレイしていた。
「自分」と「斗和」の間で揺れる中、絢奈の声が聞こえてきてーー。
濃厚純愛ラブコメ、ここに完結!
星評価・感想
構造レビューと同じ星評価・感想欄に保存されます。平均・中央値は上の「構造レビュー」欄に表示されます。 構造レビューを書く
感想を投稿するにはログインしてください。
まだ感想はありません。
