貴族社会を舞台に、元平民の伯爵令嬢ウェルミィが「悪役令嬢」として振る舞いながら、義姉や周囲の人々の行く末を自分の手で組み替えていく物語。魔導卿や王太子、貴族令息たちが関わる社交界と宮廷の思惑が交錯し、婚約、断罪、選抜試験、式典、暗殺未遂などを通じて権力関係が動いていく。中心人物はウェルミィと、彼女の婚約者となるエイデス・オルミラージュ。シリーズ全体では、貴族家の内部事情から社交界、王宮、異国の大公国へと場が広がり、人物同士の利害と選択が連鎖していく。書き下ろし短編も収録されている。続編・外伝の明示はなく、各巻の本編と書き下ろしで構成される。 なお、同名タイトルの別作品が含まれているため、ここでは提示された5巻分のあらすじ群をまとめている。
構造レビュー
編集部判定 良作
短評・キャッチコピー
この項目をレビュー編集部
一見ただのざまぁ返しされた断罪劇ですが、それはある令嬢の計画通り! 自分の破滅覚悟で進める計画はどんな結果になるのか、目が離せません。
編集部
主人公ウェルミィ・エルネストは、冷遇されている亡き本妻の娘である義姉を守り幸せにする為に自分を含めた両親の破滅を目指したところ、学園卒業後出席したパーティーで望む結果を最良の形で手に入れました。多くの出席者にとっては思いがけない断罪劇でしたが、一部の貴族にとっては既定路線。その一部の貴族とエルネスト姉妹が揃ったその場で答え合わせをして、一つ一つの動機が解明されていきます。
こんな人におすすめ
この項目をレビュー編集部
思いがけないところにあるフラグ回収を読み解くことが大好きな方におススメです。
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AI分析(あらすじ)
- 悪役令嬢ものの貴族社会設定を読みたい人 - 婚約破棄、断罪、社交界の駆け引きがある物語に関心がある人 - 王宮や侯爵家、異国の式典など舞台が広がる構成を追いたい人
編集部
最初はよくあるざまぁものかと思いきや、意外などんでん返しや秘密にあふれた展開で進むので「そんな、まさか」なんてことだらけです。 ウェルミィが幼い頃から計画していたことなので稚拙なところもありましたが、必死に進めていたおかげで義姉イオーラを救うことは可能です。彼女自身を救うのは誰なのか、は予測できない相手でビックリでした。
作品Q&A
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この作品の特徴は? ストーリー
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悪役令嬢の矜持は全何巻? シリーズ全体 会員の質問
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悪役令嬢の矜持は完結しましたか? シリーズ全体 会員の質問
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悪役令嬢の矜持の最後は? その他 会員の質問
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読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 表向きは悪役令嬢の断罪劇に見えて、実は義姉を守るための長期計画だったという「裏の構図」が新鮮だ。
- ロマンスより義姉妹の強い絆・自己犠牲が物語の核で、想いの重さに心を動かされた。
- 「実は…でした」型の段階的な真相開示や、テンプレを超えるフラグ回収の巧みさを評価する声が多い。
- 悪役扱いの人物にも事情があり、群像劇として掘り下げられている点が読み応えになる。
- 1巻の二部構成(主人公視点→関係者視点)で、同じ出来事の意味が変わっていく読み味を楽しんだ。
こんな人におすすめ
- 断罪・ざまぁものの「悪役側」視点や、破滅覚悟の策略ものに惹かれる方。
- 伏線や裏事情を読み解くこと、頭脳戦・社交界の駆け引きが好きな方。
- 王太子との恋愛より、義姉妹の絆・シスターフッドを重視して読みたい方。
- 悪役令嬢ファンタジーの定番展開に飽きて、変化球の構成を探している方。
人を選ぶポイント
- 登場人物が多く、魔法・設定情報も重なり、把握しきれない・追いにくい。
- 各巻とも情報量・ページ数が多く、ボリューミーすぎると感じる。
- 救えなかった人物の描写は物語上必要でも、後味の重さや心残りを指摘する声がある。
- 人格を変えるような描写や罪の重さについて、倫理的に引っかかる・唐突に感じる。
- 1巻の完成度が特に高く、続編は密度は維持しつつも同等の衝撃には届きにくい、という個人的評価も見られる。
テンポ・読後感
- 序盤は義姉を守るための断罪劇が主軸に見えつつ、中盤以降は陰謀・事件解決・国を揺るがす問題など、話題が大きく広がっていく展開だ。
- 絶望的な喜劇からミステリー要素、激動の社交界劇まで、トーンが次々に変わる波乱万丈さを楽しんだ。
- 全体として重い想いや切なさもあるが、回収の巧さや後味の和らぎ、甘めの着地を感じた。
- 2巻以降はサポート体制が整い悲壮感はやや控えめになり、キャラと陰謀が増えた群像劇・喜劇寄りの読み味になる。
キャラクターへの評価
- ウェルミィ:目的のためなら自分も犠牲にできる、まっすぐで頭脳明晰な主人公として非常に高い評価が多い。
- イオーラ:最愛の義姉として物語の中心にあり、日常の甘え合いや共闘の姿が温かいと感じる声がある。
- エイデス:後方から支える保護者的存在として重要で、ウェルミィとの関係性を楽しみにする声がある。
- 周囲の登場人物:策略を受け止める側にもそれぞれの信念や事情があり、単なる愚か者で終わらない群像として好評。
巻一覧
この巻のあらすじ
私は今から破滅するようですーー私の策略通りに。 後妻として迎えられた母とともに伯爵家の一員となった元平民のウェルミィ・エルネスト。そんな彼女は家でも貴族学校でも同い年の義姉を虐げ、後継者の地位も婚約者も奪い取り、最後には冷酷と噂される魔導卿に義姉を売り飛ばす。地味で冴えない義姉に抗う術はない。すべてはウェルミィの思うがままに。それからしばらくして、魔導卿から夜会の招待状が届く。自身の婚約者として義姉を紹介するのだろう。父母とともに夜会に参加するウェルミィだったが、赴いた先では華やかな宴……ではなく、『義姉を虐げた』として伯爵家への断罪が始まった。すべてはウェルミィの策略通りにーーこれは自分が憎まれても義姉を幸せにしようと企んだ、一人の悪役令嬢の物語。書き下ろしストーリー「魔導卿と悪役令嬢、王太子とシンデレラ」を収録!
この巻のあらすじ
悪の華(ウェルミィ)は社交界に舞い戻るーー思惑渦巻く紳士淑女の輪舞 悪名を轟かす社交界の悪の華ウェルミィ。後妻の子でありながら伯爵令嬢の義姉を虐げ断罪されたことで表舞台から消息を絶っていた彼女がある日突然、社交界に舞い戻った。何故か伯爵家のリロウド姓を名乗り、隣に王太子殿下を侍らせて。しかも王太子殿下を毒牙にかけただけでは飽き足らず、魔導卿オルミラージュ侯爵や有力な貴族令息たちをも次々と誑かしているという。そんななかで王宮で開催されることになった【王太子殿下婚約披露パーティー】。そこには噂の悪女ウェルミィをはじめとする、三人の令嬢と五人の令息の姿があった。趣向を凝らした、絶望渦巻く喜劇の幕が上がる。主演は当然、ウェルミィ・リロウドーーこれは悪役令嬢の矜持を賭けた妃(クイーン)と、とある道化(ピエロ)の物語。書き下ろしストーリー「ウェルミィの企み」を収録!
この巻のあらすじ
王太子に婚約破棄され、その衝撃で前世を思い出したクリスティーナ。記憶によると、ここは乙女ゲームの世界で自分は悪役令嬢だった!? ゲームのシナリオ通り、王太子をはじめとする攻略対象たちとゲームのヒロインはクリスティーナを貶めようとするが、彼女に大人しく彼らに頭を垂れるつもりはない。クリスティーナは自分を高め続け、その姿を見た周囲の人が少しずつ味方になり始める。特に若き辺境伯・フリードは彼女にベタ惚れで、周囲に溺愛を隠さなくなっていた。一方、彼女に計画を崩された王太子達は自滅していきーー!?
この巻のあらすじ
悪の華(ウェルミィ)の“お戯れ”--未来の女主人を迎える侯爵邸の混乱と事件 社交界の悪の華ウェルミィ・リロウド伯爵令嬢と魔導卿ことエイデス・オルミラージュ侯爵との婚約が発表されてからしばらく。別邸で囲われていたウェルミィがついに本邸に入ることとなり、オルミラージュ侯爵夫人付き侍女の選抜試験の開催が決定した。侯爵邸内外から集められた人々の間では、これ以上ないチャンスを前に使用人としての栄転を望む者、他者を蹴落とそうと目論む者、主人の寵愛を狙う者、さまざまな思惑や噂話が飛び交っていた。ただの伯爵令嬢だった少女はたった一人で貴族の勢力図を傾けるほどの権力を掌握し、今度は侯爵家の女主人になる。今や社交界の誰もが動向を気にする存在であるウェルミィ・リロウドーー彼女は一体、何者だ?書き下ろしストーリー「ヘーゼルとミザリ」を収録!
この巻のあらすじ
大公暗殺事件、容疑者は“朱色の瞳の女(ウェルミィ)”--異国公務中に降りかかる王国使節団の受難 水・火・風・土の4つの公爵領で成り立つノーブレン大公国。四公家の代表となる次期大公を決める重要な式典【大公選定の儀】にライオネル王国使節団の一人として招待された侯爵夫人ウェルミィ・オルミラージュは歓待パーティーで各国の要人との歓談を楽しんでいた。ところが宴の最中に賓客であるエイデスを狙った暗殺未遂事件が発生。さらには現大公が殺害されたという知らせが立て続けに入り、会場中はパニックとなり混乱に乗じて犯人は姿を消してしまった。大公暗殺及びオルミラージュ侯爵暗殺未遂事件、目撃された容疑者は“朱色の瞳の女性”。該当する人物はこの会場でたった一人、ウェルミィだけ。窮地に立たされてなお、ウェルミィは己の矜持に懸けて自らが定めた義を成す。そして“何者でもない”彼女の選択は世界に最善をもたらすーー
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