老舗百貨店かねた屋の食品バイヤー・蓮見春花は、社運をかけた九州物産展を任される。そこへ現れるのが、真っ赤なスーツとサングラスで周囲を圧倒する上司、御厨京子。気難しい店主とも向き合いながら催事をまとめる京子のやり方は強引だが、売り場づくりや仕入れ、交渉の進め方には一貫した考えがある。物語は、春花がその現場で食と仕事の結びつきを学び、百貨店の催事を成立させるための判断や段取りに関わっていく姿を追う。海鮮丼、苺タルト、とんこつラーメン、りゅうきゅう茶漬けなど、各地の食材と料理が物産展の題材として並び、売り場と商談の現場を通して食の選定が企画に反映されていく。
構造レビュー
編集部判定 良作
短評・キャッチコピー
この項目をレビュー編集部
百貨店の物産展を舞台に、人間模様やさまざまな商品の目白押しで、少し違う意味の「非日常」を味わえる作品。
編集部
物産展を舞台に、さまざまな商品を仕入れるため、地方の難しい店主も口説き落とす伝説の女が登場。型破りなところがあるものの、物産展を成功させていくすごさを見ることができる。また、地方のさまざまな商品の登場に、物産展へ行きたくなるようなちょっとした「非日常」を感じさせられる。
こんな人におすすめ
この項目をレビュー編集部
・物産展が好きな人 ・働く女性が登場する作品が読みたい人 ・地方の商品など、細かい説明がある作品が好きな人 ・さまざまな見知らぬ商品と出会いたい人
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AI分析(あらすじ)
百貨店の仕事、催事運営、食材や料理を扱う現代小説に関心がある人。
著者情報
この項目をレビュー編集部
桑野一弘(くわの・かずひろ) 電撃小説大賞への応募作が目に留まり、「就業規則に書いてあります」でデビュー。 大学卒業後、医療社団法人から一般企業まで、多種多様な職種経験を持つ。 現在はライター業に従事、アニメーションの脚本制作などにも携わっている。
イラストレーター情報
この項目をレビュー編集部
もとき理川
編集部
最初の場面では、物産展のよさと主人公の姿を見ることができるが、物産展の女が登場すると一気に展開にスピード感が出てくる。物産展にかける強い思い、店主や地方の良さを伝える努力など、普段見ることのできない世界を見ることができた。主人公もしっかり働いている印象だが、物産展の女の働き具合は、強い女のイメージを抱かせる。登場する商品、地方のことなど、とても細かく描かれており、著者の丁寧な作品づくりも感じることができた。
作品Q&A
文体はどんな感じ? ストーリー
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世界観の作り込みは? 世界観
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評価されるポイントは? ストーリー
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この作品の特徴は? ストーリー
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どんなテーマ・ジャンル? ストーリー
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物産展の女は全何話? その他 会員の質問
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読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 百貨店の食品バイヤーが各地を回り、物産展の出店交渉を進める「お仕事×グルメ」の設定に、知らない仕事の裏側が覗ける。
- 九州の名産品(海鮮丼、ラーメン、郷土料理など)の描写が美味しそうで、読後に物産展や百貨店へ行きたくなる。
- ユーモアの中にもバイヤーとしての心構えや仕事への姿勢が学べ、ビジネス書のように読める。
- ドラマやアニメの脚本家らしい、起伏のある展開で最後まで読み進めやすい。
こんな人におすすめ
- 物産展や百貨店が好きで、催事の活気や裏側に興味がある人。
- 働く女性の成長物語や、食品・小売業界の現場を知りたい人。
- 地方の名産品や食の説明が丁寧な、グルメ要素の強い作品を求める人。
- 堅い業界小説より、エンタメ性の高いお仕事小説をサクサク読みたい人。
人を選ぶポイント
- カバーイメージより軽快なコメディ寄りと思っていたが、しみじみした読後感だった。
- 出店交渉が想定通りの展開で決まりやすく、現実味や抵抗の描写がもう少し欲しかった。
- 伝説のバイヤー・御厨の強引さや高飛車さが強烈で、刺さらない・現実離れしていると感じる。
- 人物・エピソード・食描写が薄く感じた、言い回しがくどくて最初から飽きたという否定的な声もある。
テンポ・読後感
ドタバタしたコメディドラマを観ているような、スピーディーで読みやすいテンポという声が多い。お仕事小説の枠を超えた人情話やエンタメ小説として楽しめる一方、所々に仕事や人生の真理が描かれているという印象もある。物産展特有の活気やワクワク感は伝わるが、体育系の強さや型破りさが前面に出る作品だという声も見られる。
キャラクターへの評価
- 御厨京子は「物産展の女」として圧倒的な存在感があり、型破りな交渉術と物産展への強い思いを持つキャラクター。
- 蓮見春花は新人バイヤーとして反発しながらも学び、将来有能なバイヤーになりそうな成長途上の主人公。
- 御厨の破天荒さに振り回される関係性が、ドラマのような掛け合いや見どころになっている。
- 一方で、御厨の言動が強すぎて共感しにくい、試食しないバイヤー設定が気になる。
巻一覧
この巻のあらすじ
老舗百貨店かねた屋の食品バイヤー・蓮見春花は、社運をかけた九州物産展を担当することに。張り切る春花の前に突如、謎の上司が現れた。 「あなたにバイヤーの資格はない!」 真っ赤なスーツにサングラス。奇妙な姿に圧倒的オーラを纏う女、御厨京子。どんな気難しい店主も口説き落とし、関わる物産展は軒並み大成功。本物を見極める厳しい目と強引な手法で恐れられる、伝説の〈物産展の女〉だったーー! 型破りな御厨に振り回されながらも、人の心を動かす彼女の哲学に春花も変わっていく。
伝説の女が、食を通して、人を、世界を変える! 老舗百貨店を舞台に、食のプロたちが命がけで見つける、極上のおいしいグルメ。 海鮮丼と伝説の女 革命の苺タルト 夢みるとんこつラーメン 嵐の海とりゅうきゅう茶漬け
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